表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩全集3

ふみぶみ

作者: 那須茄子

踏み場がなくなったと告げられた。

太陽が首を不思議そうに傾ける、13時ちょっと前。

私なりに考えてみた。きっとこれはそう、ガラス破片を踏まないように配慮されたまで。

だって、私の目の前にはまだ踏み場が続いて見えている。

だから気に留めるようなことではない。決して。

無駄な感情ですり減らすぐらいなら、試しに一歩分踏んでみればいいんだわ。納得できる痛みが感じられるはず。

ぱっと裂けて赤黒い血が少量出たら、私はそれで良かったなと思っていたかな。見つめた。分かる。何ともない足は、そのまま硬いものの上を踏みしめた。掌で壊れ物を握り込むみたいな、呆気ない感じ。

足元に落ちる影がもうあそこに在る。太陽がこくりと頷くように傾ぐ、刻の切り替わり時。踏み場がなくなったと告げられた先を、本物らしくする為に、私は自分の片足の裏を傷付けた。滴り流れる量まで、嘘をつかれ続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ