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堕落した少女  作者: 青空
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始まり

初めてです。大目に見てください。

ピ..ピピ ピピピ!! 「.....」 ピピピ!! 「うるさい....」

 アラームと言う物はこういう物だと分かっていてもうるさい、どうやらもう朝らしい。カーテンを開けるととても憎たらしい快晴だった。

 起きる時間はいつも決まって6時だ。変に6時10分とかにすると歯切れが悪い。

 ごちゃごちゃ言ってても何も始まらない、アラームを切って仕方なく私は愛しのベットから起き上がることにした。

「あーおはよう ローゼン」母の声だ、いつもこうやって挨拶をしてくる。今は朝食を作ってる最中らしいから顔はフライパンの方に行っているが。

 私もおはようと言いながら椅子に座った。


 作ってる最中話すこともないし私の事について話しておこう。名前の通り私はハーフだ。父が日本人で母がイギリス人だ。この金髪はとても気に入っている。....ただし英語は話せない。

 基本的にいつも母と二人で朝食を済ませ母は仕事へ、私は学校へと足を運ぶ。父は私が起きる頃に家を出ている。....とそろそろご飯が出来たらしい


 そうして朝食を食べている時に気づいたが母は妙にテンションが高い、どうせ碌な事じゃないだろう。話す話題もなくなったし聞いてみるとしよう。

「お母さん何かあったの?」そう話しかけると母はこう言い放った。

「ん~どうしよっかなあ~言っちゃおうかなあ~」なんて無茶苦茶もったいぶって来やがった。それ見ろ、碌な事にならない。ただ気になるので聞いてみるとするか。

「もったいぶってないで教えろ」

「うーんとねえ 実は....私昇進しちゃいました!」

....これには私も驚愕した。まさかこんな親...と言うのもなんだが母親みたいな人でも昇進出来るものなんだなあと驚いてしまった。

「なあに?その変な顔、私みたいな人でも昇進出来るんだなあって?」

...読まれた。

「そうだよ。でも大丈夫なの?仕事増えるんじゃないの?」

「まあね、それは覚悟してるわよ。でもね...給料が増えるのよ!お金がもっと貰えるのよ!...税金もだけど。 今日はお祝いパーティーにしようかしら~」

などと浮かれている、まったく呑気な人だ。 この人の明るさは尋常ではない。


そうこうしている内に針は7時を指していた、母も気付き「あ、ヤバいヤバいヤバい!」と言いながら大慌てでドアへ向かっていった。

「それじゃあ言ってくるわね!」

「うん 行ってらっしゃい」

とドアを開ける前に母は

「....今日は学校に行けそう?」

と言ってきた 私は

「...うん」

と困る風でもなく笑ってごまかすでもなく真顔で言った。


実際にこういう母親ってどれだけいるんでしょうね

こんなテンションでやってけてるのが羨ましいです

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