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中二病は異世界では役に立つようです  作者: アイス
ランレスト魔法学校編
9/29

9話 模擬戦開始

9話ありがとうございます。

リヒトが基本魔法を手に入れてからだんだん教えを乞う人は俺ではなくリヒトの方に行きだした。リヒトは天才なのに教えるのがうまいらしい。特に女は全員リヒトのところに行った。俺のところに残ったのはモテるリヒトが好きではないシュバルトとゲラート、あとかわいそうな目で見るライムだけだった。

全員あっち側に行くのはちょっと嫌だった。俺はこの3人には真剣に基本魔法を教えようと決意した。


「解析魔法は探知魔法と同じように魔力を飛ばすだけではだめだ。解析したいものにまとわりつかせるように魔力を操る。それを解析したいものに魔力が溶け込むまでやる。溶け込んだ魔力を解析したい場所に集めるんだ」

「こいつさっきまでと教えるやる気が段違いだ」

「さっきは~解析魔法は魔力を飛ばしてひょいだよ~とか言ってたのに」

「君はやはり感覚派ではなかったか」


その後、俺は魔力の流れを適宜細かく教えた。やり方を教えたからすぐできるなんてことはなく2、3日かかって解析魔法を習得した。記述魔法と圧縮魔法は授業開始から3週間で習得した。みんながすべて習得したのは授業開始から28日後である。


「リヒト君次はどんなことをするのかな」

「基本魔法の次は応用魔法じゃないかな」

「応用魔法も私に教えてよね」

「基本魔法みたいに早くできるかわからないけどね」

やはりリヒトはモテているのだろう。最初は俺のことをみんなはちやほやしていたが、今では一人である。定期的にライムがこっちを見て鼻で笑っている気がする。、、、今みたいに。

「皆さん、おはようございます。今日は皆さんが今どれだけ魔法で戦えるか確認するために、みんなで模擬戦をします。訓練場ではなく闘技場に来てください」

みんながこっちを見ている気がする。


校長先生が闘技場にいた。みんなが集まったところで話し始めた。

「模擬戦はトーナメント形式で行う。ルールは闘技場から出るな、どちらかが死ぬまで戦うだ」

みんなの顔がこわばった。ゆっくりとリヒトが話し出した。

「闘技場って死なないんじゃないんですか」

「みんなは闘技場についてまだ知らないのか。人は死んだら魂が出る。そして消えてなくなる。だが闘技場だと人が死んで魂が出ても消えない。つまり闘技場は死んでも蘇生ができるところだ」

「なぜ死ぬまでやるのですか」

俺は言った。

「実践では死ぬか死なないか、死ぬ直前まで戦えないと死ぬ可能性が上がるからだ」

みんなの顔が真剣になった。


クラスのみんなは16人いる。だがミリスは固有魔法が回復魔法だ。今回のトーナメントに参加するのはミリスを除いた15人、一人がシードになる。シードはくじ引きでルトになった。

初戦はシュバルトとシャルだ。

シュバルトの固有魔法は召喚魔法(剣)剣を召喚し操る魔法だ。

シャルは召喚魔法(銃)銃を召喚する魔法だ。

「はじめ」

両者が武器を召喚した。シャルはライフル、シュバルトは剣というより刀を召喚した。俺にはシャルが勝つようにしか見えない。銃は剣よりも強しこれが俺の常識である。シャルは銃を撃ち始めた。シュバルトは防御魔法を使った。しかしすぐ壊れた。勝負あった。と思ったらシュバルトは20メートルあった間合いをすぐにつめ、シャルを防御魔法ごと切り伏せた。

「あいつ身力(しんりょくをまとえるのか」

「ライム、身力ってなんだ」

「身力は体を鍛えると自然と増えるものだ。まとえるかは別として。身力をまとうと身体能力が飛躍的に上がるんだ。お前そんなことも知らないのか」

「俺は知らなかったな」

2戦目は俺とティアだ。

ティアは時間魔法だ。

「はじめ」

解説

教えるセンスが皆無すぎて先生は基本魔法を見せるだけで教えてくれません。

身力はいまクラスで知っているのは2,3人程度です。学校で習うのがまだ先なので知らなくて当然です。

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