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6話 旅立ち

6話読んでいただきありがとうございます。

山小屋の中には誘拐犯二人が縛られながら寝ていた。

「おい、起きろ」

3回ぐらい言ったが、起きなかった。バチン、叩いたら流石に起きた。バチン。

「いてーじゃねーか」

「君たち自分の立場わかってる。君は僕の妹を、ミーシャを誘拐したんだ。

どうなってもいいってことだよね」

冷徹にかつ怒っているように言ってみた。俺はミーシャが誘拐されようが、殺されようがどうでもいい。いや葬式とかが少しめんどくさいだけだ。ただ奴らに一番恐怖を与える方法がそれだと思っただけで。

「命だけでいい。ここにあるものすべてやる。だから命だけは」

「言われたことは何でもやる。だから命だけはお願いします」

本当の命乞いを見た。アニメで見てきたテンプレート通りだった。だからなのかあまり何も感じない。

「お前たちは俺の奴隷になってもらう。それでいいなら助けてやる」

「・・ああ、構わない」

奴隷を作る方法は右肩に焼き印をつけることだ。アニメみたいに魔法で作るみたいな方法は今まで聞いたことがなかった。ただ童話ではそう書いてあった。奴らも変に思ってない様子だった。焼き印の模様は陰と闇で迷ったが陰にした。

「ふーふー、くっ」

二人とも予防接種みたいにしていた。

「お前らはこれからジャンとジョンだ。命令はこの山小屋から住居を変えるな、だけだ」

「それだけでいいんですか」

「いまのところはな」

「はい。わかりました」


俺が誘拐犯を奴隷にしたのは2つ理由がある。

1自分の命令に従うものがいると中二病シチュエーションの時に役に立つし、なんかいい。

2できるかわからないが自動魔法にAI機能を搭載したいときに、人の頭の中の情報を抜き取るための被検体が欲しかった。

理由はともかく俺は奴隷と隠れ家を手に入れた。


次の日、隠れ家に向かった。奴隷が逃げてないか確認するためと、魔法の練習がしたいからだ。

家だと土、水魔法以外は家が壊れることを考慮してあまり練習ができなかった。しかしここは山の中壊しちゃいけないものや燃えるもの、、、あった。あたりは一面木だった。周りの木を土魔法で切り(貫き)倒し、ゴーレムに木を運ばせた。


俺はイメージしていた魔法の試運転と自動化をしていた。毎日来ているため検証する時間が多くあり、新たに法則が分かった。

魔法は属性ごとに進化していく。土、水魔法と比べると火、風、雷魔法の威力が弱い。魔力量があればいいわけではなかった。自動防御魔法で前回できなかった許可したら反応しなくなる設定ができるようになっていた。これはほぼ確定でいいだろう。

魔法を生成できる距離には限界があった。俺は3メートル強ぐらいが限界だった。俺はこれを距離限界となずけた。落雷を相手に落とすことはできないらしい。10歳になるころには4メートルまで距離限界を伸ばせた。


俺はそのまま人とかかわらずランレスト魔法学校の試験を受けに行くことになった。

「ちゃんと成長して帰って来いよ」

「ちゃんとご飯を食べるのよ」

「頑張れよ、ジャック」

「ジャックお兄ちゃん頑張ってね」

「頑張ります」

俺は優等生みたいな返事をして、馬車乗り場に向かった。

「昔は引きこもっていたが、最近は外で遊んでるみたいだし、学校でも大丈夫だろう」

「成長しましたね」

ジャックが見えなくなってから悲しそうに話していた。


馬車乗り場についた。2日目の昼頃に着く。それまで暇だなーと考えていたら。

「あれは、おーいジャック」

「誰ですか」

「ひどいじゃないか、リヒトだよ」

そう言われて俺は思い出した。前は黒髪、かわいい系、陰キャだったのが、いや変わったのは陰キャが陽キャになっているとこだけだった。人は印象だけで変わると思い知らされた。

「ひさしぶり、リヒト」

引きこもりと陽キャでランレスト魔法学校に向かった。






解説

ジャックが距離限界を見つけたのは雨を降らせようとした時です。

距離限界は生成するときだけで操作してるときは関係ありません。

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