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5話 ミーシャ誘拐事件

5話を読んでいただきありがとうございます。

自動で防御魔法を発動させるために最初はこの設定にした。

探知魔法で自分の周り21センチに魔法、物質が入ってきたらその直線状に自分から20センチの位置に防御魔法を張る。と設定した。自分に向けてストーンキャノンを撃とうとした所で、

これ失敗したら自分に当たるくね と気づいたのでゴーレムに自動防御魔法を設定してストーンキャノンを撃った。防御魔法とストーンキャノンが相殺しあった。ストーンキャノンは教会の時よりも弱く撃ったため、今の防御魔法は的以下の強度しかなかったらしい。流石に今のは強度が足りないが、強度を上げすぎると魔力の消費が激しくなる。俺はジレンマに陥った。


防御魔法の強度は俺の全力のストーンキャノンに耐えられるぐらいにした。このくらいの強度なら今の魔力量でも微々たるものだ。もしその防御魔法が壊れたら、自分の周り1センチに俺の今の最大火力のドリルライナーを耐えられるような防御魔法が出るようにした。しかしこれだけの設定では日常では使えない。すべてを拒絶するため人と触れ合うどころか食事もとれない。なので自分が許可したものは入れる設定にした。設定もこれで終わりかと思いゴーレムを片そうとしたら、防御魔法が作動した。うまく作動しなかったのだ。そのあとも試行錯誤したが、自動防御魔法をオンオフするようした。この後も家に物が入ってきたら頭に弱い電気を流し起こすよう設定した。多分自動魔法はものを識別することがまだできないらしい。


それから多くの魔法を自動魔法に収めた。

追尾矢、追尾矢と頭でつぶやくと後ろでそのとき決めた本数相手を追尾するように飛んでいくなどである。

魔法は使用するときにイメージを必要とする。そのイメージする時間を短縮するのと、イメージ以上の魔法を使うときに自動魔法は役に立つ。


3年がたった。

妹のミーシャの固有魔法は回復魔法だった。ミーシャも教会で防御魔法と探知魔法を学び、ランレスト魔法学校の招待状をもらった。回復魔法はこの世界ではとても貴重らしい。医療が発達していないので当然ではあるが。

あと2年で魔法学校に行けると思いながらいつも通り寝た。今までで5回目の電流が頭に流れた。今までは何もなかったが、一応外を確認していたら妹を抱えた人が家から出ていっていた。多分これは誘拐だ。父様は成功している商人だ。お金も多く持っていても不思議ではない。身代金目当ての誘拐だろう。これは悪党を余裕で倒し、カッコつけるチャンスだと思い、誘拐犯を追いかけた。


誘拐犯のアジトは町外れの山小屋だった。まず探知魔法を使い中を確認した。中には妹と妹を縄で結んでいる人と待ち伏せしている人がいた。足音で近づいていたのがばれたのかもしれない。俺は何も警戒せずドアを開け、自動防御魔法をオンにした。ガン、剣が防御魔法と当たる音がした。

「なに」

「殺気、出し過ぎじゃない。」

相手を煽るように言った。

「おいそれ以上動いたらこいつを殺っ」

即座にストーンキャノンを撃った。

「くそおおぉぉぉ」

あえて俺は何もしなかった。

「くそっ、舐めやがって」

何回も防いだら、諦めて逃げ出した。

「弱すぎじゃない」

そう言いストーンキャノンを撃った。

誘拐犯の手と足を壁に固定し土魔法で固めた。

「ミーシャ、助けに来たよ」

「ジャックお兄ちゃん、ありがとぉぉぉ」

ミーシャは泣きながら飛びついてきた。

よしよしと頭を撫でた。


ミーシャと帰っている時

「ミーシャ、今日の事は秘密だ。誰にも話してはいけない」

「なんで」

「今日のことを話すとまたミーシャは誘拐されてしまうんだ。次は助けられないかもしれない」

「うん、わかった」

メチャクチャな理由でミーシャは説得できた。実のところ今日のことを秘密にする必要はミーシャにはない。だが今日のことがバレるとすごくめんどくさいことに巻き込まれる気がした。


翌日俺は父様に許可を取り、1人で外に出た。街を出て誘拐犯がいる山小屋に向かった。



解説

ドリルライナー ドリルを回転させて飛ばす魔法

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