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4話 獲得 基本魔法

4話を読んでいただきありがとうございます。

自動魔法は条件を設定し条件を満たしていたら設定されたことが自動で動くらしい。土魔法で作ったゴーレムに指で触ったら倒れると設定したらそれ通りに動いた。自分に水ループと言ったら水が目の前で5周して落ちるよう設定してもそれ通りに魔法が作動した。あ、床めっちゃ濡らしちゃった。


興奮して教会に行った。予定より1時間早く教会に着いてしまった。


、、、暇だ。ここは外で人通りも少なくない。こんな所で魔法を撃ったら変な目で見られるかもしれない。いや今まで外で魔法を使っている人を見たことがない。街中で魔法を使ってはいけないという法律があるかもしれない。俺は仕方なく教会の前に座った。


15分後教会の人が教会から出てきた。

「なんでこんな早く来ているのですか」

「早く基本魔法を覚えたくて興奮していたもので」

「熱意があるのはいいですが、自分の時間を大切にしてください。とりあえずあそこの庭で魔法でも使っていてください」

「はい」

「絶対に物を壊さないでください」

最後の言葉だけ熱意が違う気がした。うん、気を付けよう。


リヒトは予定の5分前に来た。

「ジャックは早く来ているんだね」

「1時間前に来ちゃったんだ」

「そんなに早くから来ていたんだね」

「はは」

「・・・」

気まずい、転生する前はいじめられている時が一番しゃべっていたぐらいの陰キャだったし、転生後も家族としかしゃべってないから何を話せばいいかわからない。リヒトも俺と同じように気まずそうにこっちを見ていた。リヒトも陰キャなのだろう。年上の俺が頑張らなくてどうする。と思いながら時間が過ぎていった。

「時間通りに来られて偉いですね。」

「ありがとうございます。神父様」

「ありがとうございます。しんぷさま」

そうだ教会の人は神父様だ。アニオタとして恥ずかしい。


「まずは防御魔法から行きますね。防御魔法は魔力を魔力のまま放出して固めるイメージをしてください」

そうすると目の前に白い塊が出てきた。リヒトは少し手間取っていたができてはいた。

「その白い塊薄く硬く広げてください」

土魔法を使う感覚に似ていたためすんなりできたが、リヒトはうまくいかないらしい。白い塊がぐにょぐにょしている。俺も土魔法でゴーレムを初めて作った時はそんな感じだったなと思いながら見ていた。

「ジャック君はできているようですね。では私が今から魔法で攻撃します。それを防いでみてください。いきますよ」

俺はさっき作ったのを前に出した。神父様の出した魔法は土魔法だった。

土魔法が防御魔法に当たったが防御魔法はびくともしなかった。

「防御魔法は使う魔力の量と比例して硬くなります。また広く作るほど使う魔力量が多くなります。

考えながら使ってくださいね」

リヒトも成功したようだった。神父様はさっきと同じことをしていた。


「次は探知魔法です。探知魔法は薄ーく魔力を飛ばして周りを調べる魔法です。成功すると範囲内のものを見ているような感じでわかります。また相手の魔力量もわかります。実際にやってみましょう」

二人ともすぐにできた。だがすごい頭がつかれた気がする。

「探知魔法をやめてください。言うのを忘れていましたが、探知魔法は情報が多いため制限して使ってください。例えば人の場所だけ見るというイメージで」

二人ともうまく使えた。

「二人とも覚えるのが早いですね。3日はかかると思いました」

神父様は二人に白い封筒を渡した。

「これはアード領にあるランレスト魔法学校の推薦状です。10歳になった次の春にここに訪れ推薦状を渡せば入学試験が受けられます。ぜひ行ってみてください」

「はい」

またも二人の声が重なった。


家に帰り封筒を見せると、舞い上がるように喜んだ。

「よかったなジャック」

「よかったわね」

「よかったです」

急いで部屋に戻った。俺は魔法学校に行けるよりも防御魔法を覚えたことのほうが嬉しかった。自動で防御魔法が作動するように設定を急いだ。


解説

神父様は防御魔法の習得に時間がかかると思っていました。

探知魔法はみんなあれぐらいで習得します。(できない人もいる)

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