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2話 魔法の世界

2話読んでいただきありがとうございます。

目が覚めると、目の前にうれしそうに笑っている茶髪の男と金髪の女がいた。

状況的に考えてこの二人が新たな親なのだろう。まずすべきは今魔法が使えるかどうかをたしかめることだ。俺は右手を掲げ、水魔法を打つためになんとなくの詠唱をしようとした。

「あうあうあぁ」

声が出ない、それどころか右手も上がらない。

「ーー・・ー・ーー・ー・ーー」

「ー・ー・・ー・ー・・・ーー」

父と母が訳のわからないことを話していた。

そうだここは異世界で、俺は生まれたばかりの赤ちゃんだ。声が出ないのも、体が思うように動かなかったのも、ここで使われている言語が理解不能なのも何ら不思議ではない。まずはこの世界の言語を使えるようにがんばろう。そう思いながら俺は父に持ち上げられた。


3年がたった。

俺はある程度の言葉をつかえるようになった。言葉がわかると、うちがどんな家なのかもわかってきた。

まず俺の名前はジャック・ブラウン5人家族の次男だ。兄のロベルト、妹のミーシャ、父のノア、母のリーナである。父は商人で、成功しているらしい。

兄は父の跡取りになるためか勉強している。俺も少し前から勉強をしている。まあ魔法の勉強なんだが。父が商人であった。おかげなのか、本がたくさん家にあった。

兄は自分の固有魔法を授かりにいった。固有魔法は5歳の誕生日に教会で授かるらしい。

「ジャックはいい魔法授かるといいな。俺は風魔法だったんだ。」

少しがっかりした様子であった。兄は商人になるため、父と同じ質量魔法が欲しかったのだろう。

「魔法がなくたって商人になれるさ。」

慰めの言葉をかけといた。


勉強を始めてから3か月この世界についてわかったことがある。

この世界には基本魔法、応用魔法、固有魔法がある。基本魔法は防御魔法などのただ魔力を飛ばすだけの魔法で、習得は簡単らしい。応用魔法は火、水、土、風、雷の属性を使った魔法だ。ただ応用魔法は何度か詠唱をして体に使う感覚を練習しなければならない。以降は無詠唱でつかえるらしい。固有魔法は一人一つの魔法で、授かったらつかえるようになるらしい。兄は誰でも使える魔法を授かったからがっかりしていたと、かわいそうだな。


父の荷台に魔法の詠唱について書いてある本を見つけた。

「やっと魔法が」使える。

思わず声を上げて商品を盗んでいることがばれるところだった。〈読んだら返しているが〉


最初に暴発しても多分大丈夫な水魔法の習得に取り掛かった。

「我求める・・ーー・ー・・ーーー・・・ーー・・」

手のひらから水が数滴落ちた。先は長そうだな。








魔法について詳しく

基本魔法は詠唱はないし習得は比較的簡単だが、独学ではほぼ学べません。魔力をほぼ魔力のまま使った魔法って感じです。応用魔法の詠唱は我求める以外意味不明な言葉って感じです。魔力を属性仕様に変換するって感じです。

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