19話 ダンジョン入り
「ダンジョンに行く準備は昨日の内に終わらせましたね。ではダンジョンに向かいます。私に付いて来てください」
5分くらい歩き、鍵の掛かった小屋の前で止まった。
もしかしてここがダンジョンなのか。
先生が鍵を開け始めた。
学校の敷地内にダンジョンがあるなんて、流石、王国最大の魔法学校。
「小屋の奥に入ってください。先に入った人は魔法陣の上に乗っててください」
ここがダンジョンじゃ無かったか。小屋の中は下に続く階段があり、その先に大きな部屋があった。階段はランタンで照らされていたが、部屋には照明は無く暗かっ、闇に染まっていた。
「私、暗いところ少し苦手なんです」
そう言いながら、ミリスは服の袖を掴んだ。
「くっ」
ヒロインがいてよかった。人生で一度はやられたかった事達成。
先生が地面に触った。
「全員魔法陣に乗りましたね」
魔法陣が徐々に光りだした。
「うわぁー」
一部の人は叫んだが、俺はポケットに手を入れて澄ました顔をしていた。まぶしっ。
「私の後に付いて来てください」
小屋の目の前には高さが4メートルくらいの洞窟の入口があった。よく見ると洞窟の足場は階段になっている。あれがダンジョンなんだろう。周りには剣を持つ人、リュックを持つ人、少数だが杖を持つ人が4.5人固まって行動している。
「これが冒険者かぁぁ」
「ジャックくんは冒険者になりたいのですか」
「今の所はね」
「皆さん、ここが今日入るダンジョンです。このダンジョンは果て亡き牢獄と言われています。今日は私、ソフィアと右からダリス、マルロ、コバルトさんです」
「私だけ先生ではないので、知らないと思いますが音速の剣士コバルトです。よろしくお願いします」
「コバルトさんは冒険者で、E級、D級、C級、B級、A級、S級とある中でA級とすごい人なんです。コバルトさんが守ってくれるので安心してくださいね。そろそろダンジョンに入りましょう。気になることがあれば先生に聞いて下さいね」
「はーい」
全員が返事をした。
ダンジョンの入口の横に文字が書かれた石板があった。
世界最強ランキング
1シャドウ
2自動追尾型転移爆撃機 世界国民統治型王無し国
3冷めない一滴 世界国民統治型王無し国
4カトウ・ジュンヤ
5グノシー
6空間遮断砲 世界国民統治型王無し国
7エフト
8亜光速ストーンキャノン 世界国民統治型王無し国
9ガリス・レイヤ
10死神
「先生これは何ですか」
「書いてある通りだが、今の所、世界最強ランキングと考えられている。ただ実際に存在が確定している人がガリス・レイヤ様しかいないんだ。実際何について書いてあるかはわかってないよ」
「ガリス・レイヤ様は強いのですか」
「強いさ。世界最強って呼ばれてるからね」
「ありがとうございます」
こんな石板があるのか。いつかはこのランキングに載りたいな。このランキングには人以外も載るのかな。言語もちょっとおかしい気が、、、
書いてある文字が変わった。
世界最強ランキング
1シャドウ
2自動追尾型転移爆撃機 世界民主主義共和国
3冷めない一滴 世界民主主義共和国
4加藤純也
5グノシー
6空間遮断砲 世界民主主義共和国
7エフト
8亜光速ストーンキャノン 世界民主主義共和国
9ガリス・レイヤ
10死神
文字が変わった事は問題ではない。
「日本語、、、」
「ジャックくん、どうしたんですか」
「いや何でもない。ミリスこの石板の文字、変わったか」
「変わってませんよ」
「そうか。ならいいんだ」
「早くダンジョンに入りましょう。置いてかれますよ」
「そうだな」
俺とミリスは駆け出した。




