厨二病、VRを貰いキャラを作る
「届いたわよ〜」
玄関から夢のVR到着を知らせる母上
ダダダッと部屋から駆け出す我
段ボールを受け取り感謝を告げ再び部屋へと駆け込む。
ついにやってきた。我の夢を叶えるVRが!
勢いのまま間違えた起動方をして壊さないよう急ぐ気持ちを抑えて説明書を読む。
「....ふむ、このコードを繋いで寝っ転がったまま頭につければいいらしい...恐ろしく簡単だな...」設定もせずにできるものなのかと拍子抜けする我。
「ゲームの方も読んでおこうか。」とパッケージを開け同封された説明書を読む。説明書と言ってもほぼ時代背景やゲームの内容がメインだ。
人間やエルフ、ドワーフたちが共同文明を得た帝国の中で冒険者となって帝国の危機を救ったり隣の国と友好関係を結ばせたり帝国を発展させていくらしい。
「ま、魔法さえ使えればいい我には関係ないな」とタイトルを完全否定する我。
「キャラメイクはリリース前から事前作成できるファ椎からやっておくか。」とコードを接続しEmpiresStoryのカセットを挿入する。そして、頭に被る
しばらく、ダウンロードのゲージを眺めているとダウンロードが完了し、デカデカとEmpiresStoryのロゴが表示される。暫くの間待っていると眼の前に蝶ネクタイをつけた二足歩行のうさぎが降ってきた。(蝶ネクタイつけても服着てないから意味ないのでは...)
うさぎ「失礼ですね!お洒落ですよお洒落!」これは、驚いた声に出さなくても思考が読めるのか...?
うさぎ「もちろんです!手に取るようにわかりますとも!」
渚「それはプライバシーとか色々と大丈夫なのか..?」
うさぎ「説明書の最後に書いてあるからゲームを起動した瞬間から承諾完了です」説明書読まなかった民はドンマイだな...
うさぎ「ごほんっ、ではキャラメイクに入らせていただきます!身長や体型の大幅な変更は現実への悪影響を防ぐため出来なくなっております!」とテンプレ的なセリフを言うと同時に眼の前に我が映し出される。
ほとんど設定できないし、顔を変にいじると後悔しそうだからそのまま 次へ を押す
うさぎ「次は職業を選んでもらいます!人によっては特別なものも出るかもしれませんね!」そんなユニーク職業みたいなのものを入れたら反感を買いそうなものだが...
と一覧が表示されたので見る。
ファイター アーチャー マジシャン スカウト レンジャー 武士 僧侶 精霊使い...
20個近くが表示され流し目で見ていく。魔法を使うとすればマジシャンだろうか...と見ていると最後に暗黒魔術師という惹かれる5文字が目に入る。「暗黒魔術師で!」
うさぎ「メイン暗黒魔術師ですね それではサブ職業をお願いします。」
サブ...だと....?安定だとファイターとかだろうが、我は安定という邪道は嫌いじゃ!
「暗殺者で!」
うさぎ「メイン暗黒魔術師サブ暗殺者でよろしいですか?」
「オッケー!」
うさぎ「では、名前をお願いします。」
キタコレ!我の名前!クリス・フィア・レオニア!
《文字数オーバーです》
「はい??」
うさぎ「あ、8文字以内でお願いします!」
はぁぁ....
クリス・レオニアにしよ
《決定しますか》
決定。
こうして、長いキャラメイクが終了した




