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神様わたしの星作り_chapter Two【短編・完結済み】  作者: 草壁なつ帆
神人と人間
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28.新しい暮らし



リビアとエシュはだいたい二人で行動をします。


夜の営みも変わらず毎晩いたします。しかし子供は出来ません。天では愛神さんを拘束しているからです。


申し訳ないですが、今はまだ二人に祝福を送るわけにはいかないんですよ。







とはいえ、エシュをひとりぼっちにしてしまい、どうしようと困っていたところ。リビアという支えが現れて助かりました。


エシュとリビア。そしてKenも協力して、三人は新しい生活を始めていきます。


まずは寝床の確保。雨よけに葉っぱの陰で過ごしていた彼らですが、さすが数億年生きてきた知恵があります。文明を築いていたのはほんの数千年ですけどね。







材料の偵察はKenの役割。エシュは設計者。リビアも手伝います。彼女は怪我人の救護も担っています。


Kenの素早い動きは意外でしたが、実はエシュにも意外性が見つかりました。


エシュは不穏な空気に敏感なゾンビでしたから、常にネガティブ。でもそのおかげで彼の設計図には抜かりがありません。


叩いても燃えても崩れない。敵が侵入したとしても幾つもの逃げ道のある大きな城を設計しました。


敵なんて居ないけど。まあ彼が安心できるならと、私も微笑んで見守っています。







場所は彼らに由来のある土地に決めたみたい。私が作っちゃった巨大兵器の跡地です。あの黒歴史はもう大洪水に飲まれてありません。今は大きな切り株として鎮座するだけですよ。


その切り株はKenが見つけたのです。そうやって私の創造物を良いものと思ってくれているなんて。本当に可愛いな、このゾンビたち。


彼ら二人を残すと決めて良かった。







三人で始める建築はとにかく時間がかかります。特に設計図もかなり難解なので。


そうですね……完成するまで、おおよそ五十万年くらいかかったのではないでしょうか。それまで色々な事が起こりました。


エシュのお城が完成するまでの色々を、これから語るとしましょう。

(((次話は明日の朝5時に投稿します


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