表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様わたしの星作り_chapter Two【短編・完結済み】  作者: 草壁なつ帆
神人と人間
2/14

23.神様たちのドラフト会議



さてここは天空の神様域。ただいまゾンビさん達を亡き者にする為のアイディアを並べているところです。


現段階では水に流すという意見が有力候補です。つまりは大洪水を起こす方法が一番良いのではないかと、まとまりそうですよ。


しかしそれは特に斬新なアイディアでもありません。私の知る生前の大神様はその大昔、もうやったことがあるのです。


人々は賢いので船を作って難を逃れました。大神様がえこひいきで一部に助け船を渡したのです。船を作ったのは人間ですけどね。







ここにいる三名の神様は私の分身のようなものです。各々の思考は私の潜在意識の現れ。それって他人のように話せても、基礎となる思想は私そのものってこと。


なのであんまり話し合っても驚くようなアイディアは出ません。それに私の意見に反対するようなこともしません。


つまらないですね。


人数が増えても、なんだかずっとひとりでいるような心地です。神様の孤独……とでも言えましょうか。







“滅亡させるのは良いんですけど、さすがにまた(いち)からやり直すのは大変なので、数名残しても良いですか?”



生前の大神様がそうしたように私も同じことをするのです。動機に相違があるかもしれませんけど。まあ大体似たようなものでしょう。


神様たちは賛成です。では、誰を残すのか。我々はドラフト会議を始めました。







カードは十数枚からぐっと減りました。


もちろん私が可愛がっているKenの家族です。


みんな大切ですが、あんまり残すと二番煎じになってしまう。ここは心を鬼にした判断が必要。







“どーちーらーにーしーよーうーかーなっ”



後半は愛神さんが歌いました。



“てーんーのーかーみーさーまーのー”



““いーうーとーおーりっ””



仲良しみたいに声を合わせたりもしました。まさに私たちのための歌です。


以降は地域によって様々なので、私は一番身に馴染みのある歌詞で最後まで歌い終えました。

(((次話は今日17時に投稿します


Twitter →kusakabe_write

Instagram →kusakabe_natsuho


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ