プロローグ
一週間に一回の投稿です。
その世界には「魔族」と「人族」がいた。
「魔族」と「人族」は太古の昔から争い、憎しみ合い、殺し合っていた。
偉大なる「人族」の哲学者「ゲーテ・ラエム」はこう言ったという。
「この世に神は存在しない。なぜなら神は全知全能でありこの世に不必要なものを作らず、また神が自分の持ち物が減り合うのを許容するわけがないからだ。」
「魔族」は「人族」よりも多くの魔力と身体能力を与えられた。
「人族」は魔族より広大な土地と「正義」を与えられた。
太古の昔より多くの戦いは圧倒的な身体能力を持つ「魔族」により制されてきた。しかしここ100年ほどは違った、「人族」は知恵を使い魔力を魔法へ変更するすべを手に入れた。「魔族」にもかんたんな魔法は使えるが「人族」のそれは初級を遥かに超え神の攻撃といっても信じられるほどに進化した。
魔族は迫害された。太古の昔より獲得した大陸のうちの2つを手放さなければならない程に追い詰められ批判された。「人族」は負けても「魔族」に親切にされていたにもかかわらず負かした「魔族」は徹底的に奴隷化と処刑を押し進めた。
そこでやっと「魔族」は気がついたのだ。今必要なのは優しさと身体能力ではない、自分たちの能力を活かせる統率者と悪魔的なカリスマ指導者だということに・・・・
モチベアップのためにも評価してくれるとありがたいです。
もう一話ありますのでぜひご覧ください。