表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で百魔夜行の主になる元高校生  作者: 団長
百魔夜行誕生編
8/42

6)熊キラー


「リン、モンちゃん見つけた。」


「ほんとか!?」


アイリスが指さす方に向かう。


到着すると丁度モンちゃんが華麗に空中を舞っており、目があってしまった。


下を見ると、どこかで見たことのある気がする熊が断末魔の声を上げて倒れるところだった。


ドヤ顔で着地したモンちゃんに駆け寄る。


「モンちゃん!勝手に離れたらダメだろ?なんで勝手に離れて熊を殺しまくってるんだ、もしかして楽しくなっちゃったのか?」


相変わらず可愛いモンちゃんにやっと会えたが、やはり汚いので、洗えるなら一度洗って抱きしめたい。


それはそうと、嬉しさで変なことを聞いてしまったと思っていると、



コクッ



モンちゃんがうなづいた。


うちのモグラは殺人狂でした。


俺は殺されたりしないよな?


なついていそうだし大丈夫だと思いたい。


。。。


「、、、仲良くやっていこうな、、」


動物相手に愛想笑いする日がくるとは。


気にしたら負けだ。


さて、俺は自分に対して超鑑定を行う。


超鑑定。



倒した魔物数:8



「この短時間でどんだけだよ。」



あれからやってみたことが2つある。


1つはlvの異常な上昇要因の解明。


これは可能性があるものを潰していった感じだ。


結果、超鑑定で倒した魔物の数を鑑定すると、数が8になっており、これはと思いモンちゃんを探したわけである。


もう1つが自分のスキルの鑑定だ。


鑑定した魔獣使王(ハーメルン)なるスキルの内容がこれ。



魔獣使王(ハーメルン):職業複合スキル

・基本テイムスキル(LV.20/20)

・意思疎通スキル(LV.10/10)

・能力使用スキル(LV.10/10)

・収納スキル(LV.5/5)



基本テイムスキルは同意した魔物をテイムするとか、テイム済の魔物の経験値を得るとかそんな感じで、テイム可能数は(俺本体のレベル×5)らしい。


意思疎通スキルは魔物と話したり色々できるみたいだ。


能力使用スキルは魔物の能力を使用できる。同時使用できる魔物の数は10体。


収納スキルはテイムした魔物とか物を異空間に収納できるっぽい。


、、、


「改めて見ても、なんかめちゃくちゃ強い気がするけどなぁ。まぁ、慢心はリスクだし、不確定要素を実験していこう。」


この能力で最終的にできることを想像してみると規模がかなりでかい気がする。


ただその前に死んでしまったら仕方がないので今は目の前のことに集中していく。


アイリスのせいでスキルの名前が変化していたようだが、初めにあったスキルの内容を見れていないのが悔しいな。


ほんとにアイリスって大物っぽいのに、なんでこんなことになってんだろうな。


ちらっとアイリスを見てみる。


ぐぅ〜〜〜。


「リン、お腹へった。」


あ、たしかに。


え、精霊がお腹減るん?


「あぁ、俺もだ、なにか食べれそうなもの探さないとな。」


と言いつつ、近くにあった赤い梨みたいな木の実を超鑑定してみる。


熊の死体とかあるが、こんな熊の死体なんか食うのはもっと追い込まれてからにしたい。


俺だって一応まだ男子高校生なのだ。


なんかまだ生きてたら怖いし。


「アイリス、キュリの実だ、食べられるらしい。」


アイリスに一つ手渡す。


自分の分を、ちょっと服で拭いてから噛り付く。


「うまい!!!」


美味い、美味すぎる、なんだこれ。


外側は硬すぎもせず柔らかすぎもせず、とても噛みやすい。


そして内側は梨と桃とさくらんぼを混ぜたような味、食感、瑞々しさ、甘いけど甘すぎない、非常にバランスのとれた至高のお味になっておりました。


アイリスも目を見開いている。


それから10分ほど2人で夢中になって食べた。


途中、視界の端で、モンちゃんがまた熊キラーになるべく出かけて行ったが、熊なら倒せるようだし、もう勝手にやってくれ、関わると俺が被害にあいそうだ。


「ふぅ、、」


「はぁ、、」


ごちそうさまです。


木に向かって手を合わせる。


アイリスも真似をしてる。


普通は飽きそうなのに、腹がいっぱいになるまで同じ物を食べれるとは、自分でも驚きだ。


「さて、腹も膨れたし色々やっていきましょうか、アイリスさん。」


「そうですね、リンさん。」


なんやかんやで、アイリスとは気が合いそうだ。


アイリスは適当にやっているんだろうけど。


「よし、そろそろ周囲探索だ。」


初投稿なので、アドバイスなど頂けると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ