4)精霊王の加護
「そういえばちゃんと紹介して無かったな、俺の名前がリン。この目だけ愛くるしいモグラが、モンちゃんだ。」
アイリスに紹介すると、モンちゃんはお辞儀してるような気がする。
礼儀のなってるモグラめ。
「リン、モンちゃん、アイリス、、」
アイリスが微笑んでいる。
ほんと見た目はすごい綺麗だな。
若干、目のやり場に困る。
目を泳がせてもあれだし見るとこないかな、、
モンちゃんでも見ておこう、早くも安定の可愛さだな。
あ、モンちゃん今フリーだな。
「モンちゃん、また土に潜っててくれ。また何かあったら持ってきてくれてもいいぞ。」
やはり若干うなずいて潜っていく。
ひょっとして話せるんじゃないだろうか。
「ところで、、、」
俺はアイリスを観察しようとした。
『観察不可』
またこれだよ。
「アイリス、お前のことが観察できないんだがどうしてだ?」
「?、、わからない。、、あ。」
なんだ?俺の後ろを見てるのか?
気配は感じないが。
「あ?俺の後ろに何かいるのか?、、、何もいないぞ、、、あぅ!?」
口に手を突っ込まれた。
なんでだ。
体が熱い。
なんだこれ。
頭が真っ白になる。
目の前は暗くなっていく。
動けない。
意識が遠い。
『テイムモンスターアイリスより、加護"精霊王シルフの恩愛"』
『自信のテイムモンスターより加護を受けることはできないため、加護の力を純粋な効力として取り込み』
俺は気を失った。
〜
「う、うぅ、、」
身体中がありえないぐらい痛い、なんだこれ筋肉痛か?
昨日そんなに運動したかな。
あれ、昨日何してたっけ。
ファサッ
「うわあぁぁ!なんだよこれ、、って、あ、そうか、、アイリス、どいてくれ。」
超絶美少女が心配そうな顔で覗き込んでる。
腰上辺りまで伸びた髪が落ちてきてる。
クラスの熊田あたりが見ると天使とかなんとか騒ぎそうだ。
「まてよ、俺はどれぐらい寝てたんだ?」
まだ空は明るい、熊の死体をチラッと見て1日が経っているように見えない、多分。
よかった、それほど時間を無駄にしてない。
時間は金では買えない、タイムこそマネーだ。
必要な情報を得よう。
「アイリス、さっきはなんで急に、、あんなことしたんだ?」
「んー、したかったから、した」
ほんとに意味不明なやつだ。
そういえばさっき加護とかなんとか聞こえたような気がするぞ。
手を見てみる、観察。
名前:リン
種族:ヒト[役職-テイマー]
魔法:なし
スキル:魔獣使王 超鑑定
耐性:痛覚耐性
状態:なし
「おぉっ!」
ところどころ変わってるが、一番ありがたいものが増えている。
情報系スキルであろう、超鑑定だ。
初投稿なので、アドバイスなど頂けると嬉しいです!