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異世界で百魔夜行の主になる元高校生  作者: 団長
百魔夜行誕生編
21/52

18)再会①

「ふぃ〜、やっと町の近くまで来たなぁ。」


俺達は平原をずっと歩き、途中で見つけた町への道っぽいところをずっと歩いていた。


「これ、なんか移動手段も見つけとかないとやばいかもなぁ。アイリス、モンちゃんについでに探しといてくれ的に言っといてくんない?」


「わかた。」


新たにわかったことだが、意思疎通スキルはテイムされた者同士でも使えているらしい。

俺に内緒の話とかされたら嫌だって思ったけど、聞こうと思えば俺も聞けるっぽかった。


ちなみにモンちゃんの探索は順調らしい。

いい感じにチームでばらけてて、俺は何やってるかいつでも意思疎通スキルを通して見れるので、自立移動式の監視カメラみたいなものだ。


「よし、じゃあみんなは一旦、収納しといてもいいか?あとで着替えとか手に入ったらまた呼び出すからさ。あ、キューちゃんは声かけるまで消えてるだけでいいや。」


「御意。」

「うん。」

(わかったぁ。)


1人になったのを確認して、町の方へ向かう。


町の大小は見た目であんまりわからないが、見た感じ半径2.5キロぐらいの円形で、外周は壁に覆われてるようだ。

ちらっと見える建物の感じと規模的に人口密度はそこまで高くないだろうから人口は1000人強ぐらいかな。


とりあえず門に向かってみると兵士が4人ぐらいいた。


地味にこの世界に来てから初めて人間を見た気がするからちょっと緊張する。


「やぁ、変わった服だけど、冒険者か?町へ入りたいなら身分証を出してくれ。」


おぉ〜。

普通に話せる。

見た目外国人だったから心配しちゃったよ。

アイリスとか心紋とも話せてるし結構いまさらだけど。


ていうか、身分証、身分証かぁ。


「すみません、冒険者とかでもなくて、身分証もないんです。町には入れないですか?」


外モードになるのも久々だなぁ。

上目遣いしとこう。


「む、そうか、、、町に入りたい理由はなんなんだ?」


理由か、、、なんだろう。

ずっと森にいて町があったら入るだろ人間なんだから。


「おい、まて、こいつあれじゃないか?ほらこの服!こういう服のやつらがしばらく前に何人か来て、ほかにも来たら教えて欲しいって言ってだろ。」


「あー、たしかに!同じ服だな。よしじゃあ連絡しようか。おい君、町に君と同じような格好をしていた子らがいてな、今呼ぶから、それで身元を引き受けてもらえたら町に入ってもいいよ。」


え、どういう展開?

びっくり仰天だわ。

同じ服ってまさか、同じ学校のやつらもここに来てるってこと?

集団転移だったんかよぉ、1人じゃなくて流石にちょっと安心だわぁ。

まぁまだわからんけど、とりあえず待ちますか。



そして待つ事10分程、4人の男女が走ってくるのが見えた。


全員制服ではなく異世界っぽい服を着てる。


そして、先頭の青年が最初に着き、こちらを見て大声で叫んだ。


「リン!?り、り、り、り、、りーーーーん!!!!会いたかったぞぉおぉぉ!!!!」


、、、


中学からの幼馴染のレン、セイシロウ、ナナ、サヤ達やんけ。。。



「やぁ、み、みんな、久しぶりだね!」



〜〜〜〜



「いやぁ、それにしてもリンまでこっちに来てるなんてなぁ。それにこの町で俺たちが揃う可能性ってどんだけだよぉ!」


泊まっているらしい宿屋の部屋に入るなり、レンが俺の手を取ってそんなことを言う。


「いやほんとにそうだね、びっくりだよ。」


ほんとにびっくりだよ。

クラスのだれかがいるかなぐらいには思ってたけど、まさかいつも一緒にいたこいつらがそのままいるなんて思わんだろ。


「でもリン君もいてくれて本当によかったんだよ。私たちだけじゃどうしたらいいかわかんなくて、親切で泊めてくれてるこの宿屋も追い出されそうだったんだから!まじやばだよ!」


ナナも俺のもう片方の手を取って言ってくる。


なんで俺がどうにかできる前提だよ!

まぁこいつらのために何かできるならするけど!


「ちょっと待ってよ!僕にできることならするよ?でも、僕だってまだこの世界?に来てからそんなに経ってないし、まずはみんなの状況から教えてくれない?」



そして聞いた内容をまとめると、学校終わりに集まってると(なぜか勝手に俺ん家で)、俺と同じように転移して平原にいて、紆余曲折があってやっとのことでこの町に辿り着けたそうだ。

途中で魔物からみんなを庇ったセイシロウが怪我をしていたらしく、見かねたここの宿屋の亭主が回復するまで泊めてくれたらしい。

それで治ったから出ていかないとってことね。



「すまん、不甲斐ない、リン。」


セイシロウが項垂れてる。


「なるほど、たしかに僕にもお金はないしピンチだね。んー、まずはもう少し情報を整理しよう。そうだ、まずはみんなの職業を教えてくれないかな?」


「「「職業?」」」


サヤ以外の全員が不思議そうにしてる。

いや、サヤも無口なだけで不思議そうにはしていた。


「あ、俺は学生だぜ!」


レンが手を挙げてる。


え?


「い、いやそうじゃなくて、この世界に来てからの職業だよ。ジッと観察するように見たらわかるでしょ?」


「なにそれ、、、リン君、私たちそれわかんない、、、」

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