第二話 超越者と獣人について 初級
「そろそろ休憩にしようかー、Levelもまあまあ上がったしね」
「そうだなー10までは上がらなかったけど俺は7お前は6まで上がったもんなあ〜、と言うか種族か職業のせいか分からないけどLevelの上がり方違うんだなー」
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NAME シン
Level 6
職業 『超越者』
才能 刀・回避・カウンター
ポイント12
HP 51
MP0
筋力 17
知力 10
敏捷 28
耐久力 7
精神力 5
生命力 8
NAME マギト
Level 7
職業 『勇者』
才能 双剣・二刀流
ポイント 14
HP 76
MP59
筋力19
知力17
敏捷16
耐久力18
精神力15
生命力16
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「よし、んじゃ一回ログアウトして飯食ってからもう一回狩りに行くか、て事でまた後でな〜」
マギトは街についてからそう言ってログアウトしてしまった、僕も言葉を返す相手がいなくなったのでログアウトする事にした。
「ん〜〜、はぁ〜もう夜か割と長く狩りしてたんだなーにしてもLevel上がるの早い気が...まあ良いか、さっさと飯食おう」
彼等はレア職業の為成長が他より速いのだがそれは後々として、食事を終えた森羅に電話が掛かってきた。
”プルルルルル プルルルルル プルルル“
「電話か、はい もしもし〜森羅です」
『おう、シン元気か〜?ちゃんと飯食ってるか〜?OMLやってるか〜?』
「セイ兄さんか、元気だよ〜、飯食ってるよ〜、OMLやってるよ〜?!ちょっと待って何でOML?」
空神 星龍19歳でボクシング世界チャンピオンになった森羅の兄であると。今もボクシングで活躍していてテレビに映っている事も多い。
『いやだって、おまえ知ってるだろ?俺がβテスターだって事、ところでお前は職業何になった?』
「『超越者』だよネタって言われてる職業だよー、どうせトップランカーにはなれないからぼちぼち行くつもり」
『なあシン俺も『超越者』だが知ってるかこの職業が弱いって言われてる理由?』
「いや知らないけど?」
『その理由は情報が殆ど”無い”からだ、はっきり言うとこの職業はバグだNo.が付いていてエリア探索では無敵だ。だがイベントで全て使う事を認められていないから、良い成績を残せない上に情報が殆ど無い、しかもリアルでの条件をクリアしてないと出現しない』
「それって...てか、リアルでの条件って何だ?」
『圧倒的な頭脳、運動神経、駆け引き、脳の容量、人望etc等あるがどれかを満たしている事だ、だからバグだと言ったこんなおかしな条件初めて聞いたからな』
「ん?俺別にそんな事無いだろいたって平凡だと思うんだけどなー」
『いや待て、お前が平凡だっていうなら俺を含めた他の超人達全員が空気みたいな扱いになるわ!!ボケ!!』
「そう?」
『まあ良い、また後でゲーム内で会おうじゃあな、バーイ☆』
「おいちょっと待ってくれって、て切られてるし、俺の周りには相手の挨拶聞かないで話し止める奴ばっかだな」
という事で電話が終わったので僕はもう一度ゲームにログインする事にした。
「よっと、まだマギトは来て無いなちょっと掲示板見てようかなー」
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・職業につーいーてー
・ボスこうりゃに向けて
・獣人アイドルを捕まえよう
・才能についての考察
・雑談1
・雑談2
……………
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「ん?おかしいな目の錯覚か?まあちょっと見てみよう」
そして僕は・獣人アイドルを捕まえようを開いた
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1・調教師@その1
さてこのゲームでは獣人は調教スキルによりテイムする事ができるわけだが、獣人職業『アイドル』が生まれたのでテイムしようと思う異論は認める。
2・調教師@その2
>>1
つまり調教師を選んだ俺たちに春が来たんだな!
3・調教師@その3
>>1
いや道徳的に大丈夫かそれ?
4・調教師@その1
>>2
そうだな!調教師選んで良かったな!
>>3
別に良いんじゃ無い?ゲームシステム的に認められてるんだし
5・調教師@その3
>>4
そうか、んーまあ良いか
6・調教師@その4
>>5
いいのかよ!
7・調教師@その1
それで?参加する奴は?挙手!
8・調教師@その5
ノ
9・調教師@その2
ノ
10・調教師@その3
ノ
11・調教師@その4
>>10
お前もかい!ノ
……………
154・調教師@その1
じゃあ、7:30以降でそのアイドルが街から出て少ししたら襲撃なじゃあノシ
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という感じで続いたわけだが
「はあ?というか今時間は、7:29!?しかも門の前にはいかにもアイドルっぽそうな犬の獣人(女)が!てか何でこんなタイミング良いんだよ!よく無いけど!?」
という事で取り敢えずつけてみる事にした。
門を出て5分くらいしたところで、鞭を持った男性がゾロゾロと姿を現した。そして何か調教師@その1的なものが出て来た。
「よお、嬢ちゃんが獣人の『アイドル』で間違い無いよな?俺たちに捕まって貰うぜ!」
「えっ?えっ?え〜〜〜〜〜?」
戸惑っている女の子の方に幾つもの鞭が向かう、が”遅い“これくらいなら反応出来る。
「【カウンター・多重】!!大丈夫ですか?アイドルさん?」
「あ、ありがとう御座います、こんな事頼むのなんですけど守ってもらえます?」
『PLクエスト:守って貰えますか? が発生しました。』
「同じ獣人のよしみ、勿論ですとも!」
『PLクエストを受注しました』
「おうそこの少年?よヒーロー気取りか?あんまり調子に乗らないほうが良いぞ、痛い目に会いたく無いならな!」
その声と同時に獣人の『アイドル』を賭けた闘いの火蓋が切られた。
【カウンター・多重】・・・習得には【カウンター】のモーション中に5体以上に同時に攻撃を受ける必要がある。これにより受付時間が増え多数の攻撃にも全てにカウンターを発動できる。
出来れば批判 感想くださると有り難いです。m(_ _)m