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第十七話 大戦

すいません、三週間ぶりでしょうか?ちょっと書けなくて....

良かったら読んでいって下さい。m(_ _)m

服を作ってからまだ時間が経って今日はボス攻略戦の日だ前にも言った通り自分はその戦いには参加していない、自分なら一人でやり合えるし階層解放された後も挑戦できるからだ。

ついでに、運営はここまでイベント予告をしてないが、何か起こすならココだろうと思いボス戦が終わるまで、門の近くにあるカフェでお茶を飲んでいる。

ここの街はジェルしか居なかったせいか装甲が紙なので普通のモンスターが来たら一溜まりも無い、ついでにイベント用に『超越者』は技が二つ設定出来るようになっていたので設定していた、一つは攻撃用もう一つはバフ系だ。


「美味しいニャ、ここのスイーツ持ち帰りしたいくらいニャ」


「そうだね〜てかご主人かなり甘党?」


「甘い物には目が無いだけニャ、ついでにコーヒーはブラック 種類はモカが至高、異論は認めるニャ」


「モカですか?私あの酸味が強いのあまり好きでは無いです」


「そう?モカって酸味っていうよりフルーティーな感じだと思うけどニャ〜」


そんなたわいのない会話をしていると、機械のような音声が流れて来る。


『第1階層のボスが倒された為、モンスターの進行イベントが発生しました。後15分程でモンスターは到着するでしょう、1000000体出てきますが全て倒さなければ街は壊れます、モンスターに攻撃されても被害が出ます。

尚、このイベント中は復活出来ません。ついでに攻略をしていたグループは足止めをされているので遅れるでしょう。

では幸運を祈ります。 by運営』


「うわ、鬼畜ニャ運営」


「ですね、どうしますご主人?」


「取り敢えず神風術でなんとかするニャ」


そう言って、制限用のアクセサリーを外した。


「その後少し暴れよ、ご主人」


「報酬貰えるぐらいには頑張るニャ、さあ、攻撃開始ですニャ!!」


「ラジャー」


二人が門の前に行くと其処には少し人がいた、攻略組には及ばないがまあまあステータスは高い。


「さっさと結界貼っちゃうかニャ」


シンは【風循器(ふうじゅんき) 双斧大剣風颪そうぶたいけんかぜおろし】を地面に突き刺して詠唱を始めた。


「見よ!我が居城の防壁を 『風絶 嵐の壁(ザメクシュトローム)


すると暴風が街の周りを天高くまで囲いもん以外からは出入り出来ないようになった。


「凄いねご主人」


「これくらい朝飯前ニャ、さあ先手を打っておこう 風よ剣となり全てを刻め 『嵐剣 風波(カザナミ)』」


風は剣となり波のように敵に向かって飛び、そして何体ものが敵鮮血を上げを切り刻まれた。


「やったねご主人、一万体吹っ飛ばしたよ!」


「でもこれでやっと1/100ニャ、僕が居なかったら攻略組いても被害でてたニャ」


「鬼畜、さすが運営きちく」


「やめい」


シンがグラスをチョップすると涙目で睨んできた、何これ可愛い。


「ほら、50万まで減らすから手伝ってニャ、後でケーキ奢るニャ」


「分かった、約束ね」


そう言って二人で手を繋ぎ前に突き出し、詠唱する、自然を操る(ことわり)の法を。


「まずバフからニャ、【始終星水晶】我らに世界()の祝福を」


二人に虹色の光がさす。効果は全ての能力大アップと言った所だろうか。


「じゃあ、行くよご主人」


「分かってる」


「我、神名風を統べる神(アルテ・エレリア)なり」「余、天候を統べる青天兎(シエル・グラス)の王なり」


「「我等の名において告げる、天よ、風よ、荒れ狂え全てを飛ばす無慈悲な武器となり、敵を殲滅しろ!!」」


一気に空が黒い雲で覆われ、暴風が吹き、雨が吹き荒れ、雷が落ちる、丁度二人の前にできた嵐が敵に向かって進み、半分程殲滅すると天気が戻った。


「終わったねご主人、疲れたよ〜」


「そうだニャ、じゃあケーキ食べに行くかな、開いてたら」


「そうだね〜」


二人はそのまま街に戻っていった。


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