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第八話 強化合宿

 ---side シン---

「いきなり飛ばされたんですが、情報も無いんですが

  ・・・・・・・・・」


 周りは真っ暗な空間だ、見えるのは辺り一面の闇と自分の体だけだ、しかし確かにそこには地面が存在している。全くもって意味不明な場所だ。


「まあ、多分爺さんから連絡来るだろうし、ちょっと自分のキャラに着いて考えようかな」


(んー やっぱこんな口調だとからみにくいかな?敬語っぽい感じだし、性来こんな口調だけど。

 ゲームの中だし明るい感じで、明るい、明るい...

 そうだ!語尾にニャン付けよう猫人だしロールプレイの一環としてありだよね、そうしよう)


 考えがまとまったと同時に声が聴こえた。


『シンよ、そこにいるだろう?居るなら返事をくれ』


「貴方が飛ばしたのだからいるに決まってるですニャ」


『ニャって...』


「変でしょうかニャン?」


『いや、容姿的にはとっても合ってると思うぞ、しかし前とのギャップがの』


「それで、これから何をするんですかニャ?」


『シンにはスキルを使えるようになるまで永遠にここで戦って貰うぞ、最初に思い浮かぶ詠唱奥義以外の物もじゃ』


「つまりスキルをうまく使えるようになれば良いですニャネ」


『そういう事じゃ、健闘を祈る』


「わかりましたですニャ」


『あと、一撃くらったら死ぬように設定されてるから最初から全力で行きなさい』


 そして、声が消えたその空間には何百体ものモンスターが出現した、色違いの竜や鳥型、魚類のようなモンスターもいた。


(そうですか、じゃあしょうがない全力で行きましょう)

 シンは息を吸って唱え始める


「Star is born, you can not see at that time」

 約(星は生まれる、その時を貴方は見る事が出来ない)


「Star est le Tout-Puissant vous ne disposez pas d'un moyen de concurrencer」

(星は全能である、貴方は対抗する術を持たない)


「Звезда вы не знаете, когда перерыв в один прекрасный день」

(星はいつか壊れるその時を貴方は知らない)


「Αμαρτωλή καθαρίζεται από την εξαφάνιση των οργανισμών【Tout le cristal étoile de temps】」

(罪深き生物よ絶命により浄化されよ【始終星水晶】)


 すると、地中から、空中から空から色々な場所から虹色に輝く六角水晶が出て来てモンスターに当たる、当たったモンスターは虹色の球体と化し虹色の粉となって空中に爆散する、さながらダイヤモンドダストだ。

 すると、青いウザギがそこにいた。卵から孵ったようだ。


「キュー?」


「宜しくな、グラス」


「キュー!」


 何と無くそう呼ぶのが正しい気がしてその名前を呼んだが、なぜそう思ったのかはわからない。


「【始終星水晶(エトワールクリスタル)】星霊装 modelANGEL」


 シンは虹色の翼を生やし頭に輪っかを作る、そしてそのまま空に飛び立つ、翼は人間が飛べるくらい大きいものだ。グラスも背中から羽根を生やし飛んでいる。

 そしてそのまま残党を狩るためにスキルを繰り出す。


「【始終星水晶】星神一閃」


 右手に創り出したあり得ない長さの剣でこの黒い空間ごとばっさりと切り裂く、そこには元いた森が広がっていた。


「ああ、ここに繋がっていたんですニャ、じゃあここの奴等も殲滅するニャ【始終星水晶】異界の星々よ魔力を纏い力を増やし次元を超え此処に降れ、異界太陽流星群!

【始終星水晶】星神防護結界」


  異世界から召喚したのは太陽系だ、1つ1つが属性を持ち火星は燃える、水星は水で出来ているなど不思議な事になっている、それらはシンが防護結界を張ったところ以外を更地に変えた。


「終わったなニャーて事はもう直ぐてんそうされるだろうニャ、あ!グラスのフレーバーテキスト読んでないニャ」


 シンはグラスに触ってフレーバーテキストを出現させる。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 幸運の青ウサギ(グラス)


 元々原初なる存在が溺愛している種族、この種族とその周りにいる者は原初なる存在からの祝福を受ける。ちなみに、原初なる存在と一緒に住んでいた幸運の青ウサギはグラスと言う。


 ※鑑定でのみステータスを確認できます。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


(幸運の青ウサギか、なんかとっても懐かしい感じがするな〜それと、なんか名前被ったな偶然...だと思うんだけどなんか引っかかるよなまあ良いや少し休もう)


シンはグラスを撫でながら更地になった場所に寝転んだ。


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