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我が道は茨の道  作者: いっちーさん
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牢獄2

【6月4日13:19】

「なるほど、つまりお前はそこで気を失ったんだな?」

「ああ、あんたもあの地震は知ってるだろ?」

「もちろんだ。でも、ここはあまり揺れなかった。イースト王国よりはな。」

「あの地震で瓦礫に埋もれた俺は辺りがすっかり暗くなった頃に目が覚めた。」

「それでお前は?」

「まずは状況を把握するために味方の生き残りを探した。でも、生き残ったやつはほとんどイースト王国が捜し出して殺していた。結局帰還できたのは俺を含めて十数名だった。」

「どうやって帰還した?」

「生き残ったやつら全員でイースト王国の捜索隊から馬を奪おうと死に物狂いで戦っていたら来たんだよ。救出隊が。」

「それで帰還したわけか...」

「ああ、あんなに早く来てくれるとは思わなかったよ。」

「ところでお前はオルガ・ストラトスと言う男を知っているか?

「いや、知らんな。誰だそいつ。」

「うちが持ってる腕利きのスパイだよ。あいつは暗殺術も諜報能力も他のとは比べ物にならん。」

「そいつがどうしたんだ?」

「地震が起きた日から数日後にイースト王国の国王が馬車で逃走中であるとの知らせが届いた。そこでサウス王国はオルガに部下と共にこの国王を暗殺しろと命じた。」

「そんな話は俺達には知らされてないぞ!」

「極秘だったからな。お前達軍人はもちろん国民、王国幹部のほとんどにも知らせていない。」

「...で?成功したのか?」

「結論から言うと失敗だ。だがオルガは面白い情報を持ち帰った...」





どうもいっちーです。

この作品は回想と現在を繰り返していく展開になります。現在のサブタイトルには牢獄が入るのでお間違えのないように。

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