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07.A【伏兵】

 【アウターマウカー】



登場人物

①謎の男

暗殺者(ヒットマン)

③アイザック・グラディデンス

④シャリナ(アイザックの侍女)



3月

アフリカ地域

ある日の昼頃

【エジプト】

[町郊外某所]

…一人の人影が見えていた…

①「この町を越えれば『カイロ』に入れる…な」

謎の男は町に入って来た。

町は閑散としていた。

①「…なんだ? この町は…人の気配がない…?」

彼の言う通りで人がほとんどいない。

①「…まぁ いい このまま町を通り過ぎよう…」

謎の男がこのまま町を通り過ぎようとした時である。

①「…!? 殺気?」

突然 何者かの魔法が謎の男を襲う。

暗殺者(ヒットマン)は魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《デスショット》を使用


ズバァーン!

小型の光弾が高速で謎の男を襲う。

①「…何?」

サッ!

謎の男は一瞬速く気付き攻撃魔法を避けた。

①「…敵か?」

②「ちっ!」

①「まさか 待ち伏せされたのか…?」

②「…まずい! 移動しなければ!」

①「あっちから攻撃してきたな…?」

謎の男は素早く建物の物陰(ものかげ)に隠れた。

②「…何? 隠れただと?」

①「…いた!」

謎の男は暗殺者(ヒットマン)の居場所を見つけた。

①「喰らえ!」

謎の男は魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《風鳴砲》を使用


ズゥーン!

風属性の小型弾丸が高速で暗殺者(ヒットマン)を襲う。

②「ちっ!」

サッ!

暗殺者(ヒットマン)は謎の男の攻撃魔法を避けた。

①「…ふっ」

謎の男は暗殺者(ヒットマン)に接近した。

①「貴様! 何者だ!?」

②「…ぐっ!」

①「…そうか ならば力づくで喋らせてやる。」

謎の男は魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《ドラグーンシステム》を使用


暗殺者(ヒットマン)に攻撃してダメージを与えた。

②「ちぃっ!」

①「さぁ とどめだ!」

謎の男は聖剣『ロンギヌス』を取り出した。

②「…何?」

謎の男は『ロンギヌス』で暗殺者(ヒットマン)を斬り裂きにかかった。

②「畜生!」

ザァン!

謎の男は暗殺者(ヒットマン)の左腕を斬り落とした。

②「うっ…ぐっ…」

暗殺者(ヒットマン)はよろめいた。

①「喰らえ!」

謎の男は『ロンギヌス』を暗殺者(ヒットマン)の頭上に振り上げた。

②「…ふふふ…バカめ!」

暗殺者(ヒットマン)は魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《デスショット》を使用


ズドゥーン!

先程より少し大型の光弾を謎の男に直撃させた。

①「ぐがあぁ」

謎の男がよろめきその隙に暗殺者(ヒットマン)は間合いをとって建物の物陰(ものかげ)に隠れた。

①「ちぃっ!」

謎の男は暗殺者(ヒットマン)を捜している。

①「…何? 何処に行った?」

②「…ふふふ…捉えた!」

暗殺者(ヒットマン)は魔法を発動した。


【補助魔法】

《デスミラー》を使用


謎の男の周りに魔法で鏡を複数造り出した。

暗殺者(ヒットマン)は魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《デスショット》を使用


ズババァーーン!

複数の小型光弾が鏡に反射して謎の男を襲う。

①「ぐああぁーーっ!」

謎の男は大ダメージを受けた。

①「うぅぐあっ」

②「…ふふふ…とどめだ!」

暗殺者(ヒットマン)は魔法を発動しようとした…その瞬間だった。

ザァン!

暗殺者(ヒットマン)は右腕を斬り落とされた。

②「うがあっ!」

③「…ふふふ…残念だったな」

②「…何? 貴様は…?」

アイザック・グラディデンスが現れた。

①「あ あいつは…!」

③「さて どうする? 両腕を失ってもボクの相手ができるかな?」

②「くそっ!」

暗殺者(ヒットマン)は気配と姿を消した。

③「…ふふふ…逃げたか」

①「…ふう…」

③「さて 君はどうする気かい?」

①「ボクはあんたに会いに来たんだ。」

③「…何?」

謎の男はフードとマントを取り去った。

①「ボクの名前は『ハリー・ダグラス』だ!」

③「ほう それでこのボクに一体 何用かな?」

①「そ それは……」

ハリー・ダグラスは倒れてしまった。

③「…おやおや…」

アイザックはハリーを抱えて『カイロ』の自宅に戻った。



【エジプト】

夕方[カイロのある豪邸]

ハリー・ダグラスは高級ベッドで休んでいて一人の女性が看病をしていた。

①「う…うぅ…」

④「大丈夫ですか?」

①「!!」

ハリーは起きた。

④「駄目です。 まだ安静にしていないと…」

①「うぅぐっ」

④「まだ 痛みますか?」

①「こ ここは…?」

③「ボクの家だ」

①「…!?」

ハリーは声がした方を振り向くとそこにアイザックが立っていた。

①「何故だ? 何故ボクを助けた…?」

③「……君 さっきボクに用があると言ったよね?」

①「…」

③「…まぁ いいさ 彼女が君の世話をしてくれる。 名前は『シャリナ』だ」

④「シャリナです。 よろしくお願いします。」

①「…ハリー・ダグラスだ」

③「まぁ 『いずれにしても』まずはその傷を治す事だな。 後の事はそれからだ…な」

①「…いいのかい ボクの傷を治して敵になるかも知れないのに…?」

③「言っただろう。『いずれにしても』と戦うにしてもその身体ではボクには勝てない…しっかり養生するんだな。」

アイザックは立ち去った。

①「…」

④「アイザック様の言う通りです。 さぁ 横になって安静にして下さい。」

①「…わかった」

ハリーは再び眠った。



【エジプト】

夜[カイロ某所]

暗殺者(ヒットマン)が傷の手当てをしていた。

②「畜生! あと一歩のところでまさか あの男が邪魔をするとはなぁ!」

「よし これでよしだ 後は義手の用意をさせよう。」

②「くそっ! この俺様が義手だと…!?」

「…なんだ!?」

②「まぁ いい 今度こそ始末してやるぞ!!」



【エジプト】

夜[カイロのある豪邸]

ハリーはベッドに横になっていながら起きていた。

シャリナは彼の横で看病に疲れたのか眠ってしまっていた。

①「…」

ハリーはシャリナの頭を()でた。

③「…眠れないのか?」

アイザックが部屋の扉のところに立っていた。

①「…!?」

③「……まさか このボクが君の寝首を()くとでも…?」

①「まさか」

③「…ふふふ…」

①「…」

③「…」

①「…奴は…?」

③「ああ 奴はおそらく『暗殺者(ヒットマン)』だな…」

①「…」

③「明らかに君を狙っていたな。 心当たりは…?」

①「……ある!」

③「…ほう…」

①「ボクを裏切った『あいつ』が送り込んだんだ。」

③「…『あいつ』?」

①「ああ ボクの元上官だった奴さ。」

③「…いずれにしても奴はまた君を襲って来るだろうな。」

①「…両腕を失っているのに…?」

③「関係ない。 奴がプロなら手段を選ばないし義手を使うかも知れない…な」

①「…そうか…」

ハリーは窓の外の方を向いて満月を眺めていた。

③「…ああ…」

アイザックも窓の外の方を向いて満月を眺めていた。



        つづく



『登場人物紹介』

【ハリー・ダグラス】

年齢:27歳

身長:175cm

アメリカ出身

謎の男の正体。

元米国国防陸軍の魔法部隊隊長にして階級は少佐。

元上官の裏切りから軍から逃亡した。

今は自分を裏切った元上官の行方を追っている。

当時はまだ【七聖剣】のひとつ『ロンギヌス』(風魔法)を所有している。


【攻撃魔法】

《ドラグーンシステム》

『遠隔操作全方位攻防魔法』

(波動&破壊&飛行魔法)

専用のWCDを複数同時に使用して敵を全方位から同時攻撃する事ができる。

(ハリー・ダグラスの最強魔法)

 ―――――――

風鳴砲(ふうめいほう)

(元素:風&破壊魔法)

風属性の小型の弾丸を高速で敵に攻撃する。

(ハリー・ダグラスの通常魔法)



【敵②】

暗殺者(ヒットマン)

何者かがハリー・ダグラスを殺害する為に雇ったプロの殺し屋。

依頼遂行の為 再びハリー・ダグラスを殺害しようと機会を窺っている。


【攻撃魔法】

《デスショット》

(発動&破壊魔法)

超音波(無色透明)の光弾(大きさは調整できる)を高速で敵に攻撃する。

(暗殺者(ヒットマン)の通常魔法)


【補助魔法】

《デスミラー》

(飛行&特殊魔法)

魔法で鏡を造り出して魔法を反射する事ができる。

距離・数量・大きさは自由自在に調節可能であり盾にも使える。

(暗殺者(ヒットマン)の通常魔法)


《重要登場人物紹介》


【アイザック・グラディデンス】

年齢:?歳

身長:180cm

???出身

名前や経歴などは偽装されており真の正体を知る者は少なくその生態や素性の詳細は不明である。

現在はエジプトのカイロに潜伏している。

アフリカ系の成人男性だと思われ意外とイケメンで格好良い好青年。

瞳の色は白銀色。

性格は冷静沈着で無駄な事や無意味な事は一切しない。

また女好きのスケベであり一晩で複数の女性を同時に抱く事などは容易く抱く為ならば方法や手段を選ばないのだが二十歳未満の未成年には興味を持たない。

高い格闘能力を持ち剣術・剣技も強く近接戦闘が得意である。

高い叡知を持ち魔法は全種類(一部を除く)が使用でき飛行・攻撃・防御が完璧である。

高い魔法力を持ち遠距離戦闘用の攻撃魔法も得意である。

まさに完全無欠である。

【七聖剣】のひとつ

『カグツチ』(火魔法)を所有している。

意外とお金持ちで普段はカイロの高級建物内部に潜んでいて世界中から集めた美人を侍らせており信頼できる少数精鋭の部下を建物内外に配備させている。

『ゼロ』と『魔法皇帝』の称号を持ち過去100年の間 最強の座を護り続けていて今だに全戦無敗であるが自らは戦いを挑まない。

最大四名に与えられる称号『世界魔法四天王』のNo.1。


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