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06.A【報復】

 【アウターマウカー】



登場人物

①アプリア・ロア・アルドニア

②ジェンビー・ジャック・ジェッド

③ジャッカル・ヴァース

④アルヴァロス・X・ラピッドマン

⑤ファニーラ・マグナルドス

⑥ラーナ・フォルス

⑦シーラ・ラトファルト



2月

欧州地域

【イギリス】

夜[中心部街]にて

ジェンビーとジャッカルの二人はアルヴァロスと上空で戦っていた。

②「でぇい!」

③「はぁ~っ!」

ジェンビーとジャッカルの二人がかりでアルヴァロスに攻撃している。

しかしアルヴァロスはそれを巧みに避けている。

②「くそっ!」

③「この!」

④「…ふっ」

フッ!

なんとアルヴァロスが消えた…

②「…? 何?」

③「…消えた?」

ジェンビーとジャッカルの二人の背後にアルヴァロスが現れて右膝蹴りをジャッカルの背中に左膝蹴りをジェンビーの背中にそれぞれ直撃した。

ドガッガァーン!

②「ぐがぁあぁ」

③「がぁはぁ」

ジェンビーとジャッカルの二人は慌てて後ろを振り向くがアルヴァロスは既に消えていた。

②「何? 何処だ!?」

③「ば バカな!?」

ジェンビーとジャッカルの二人の背後にアルヴァロスが現れて魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《暗黒神王砲》を使用


ズドォーン!

闇属性の大型光線がジェンビーとジャッカルの二人に直撃した。

②「あがっ」

③「うぐっ」

②「畜生~!」

ジェンビーは魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《デスドライヴ》を使用


③「この野郎~!」

ジャッカルは魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《デスブレイク》を使用


ジェンビーとジャッカルの二人の攻撃魔法はほぼ同時に発動してアルヴァロスを襲う……が。

④「…ふふふ…」

アルヴァロスは魔法を発動した。


【補助魔法】

《シャドーアウト》を使用


アルヴァロスの足元から黒い影が全身を覆いさらに前方に闇属性の防御障壁が展開してジェンビーとジャッカルの二人の攻撃魔法を無効にした。

シュウウウ…

②「…? 何? そんな…?」

③「…効かない…のか?」

④「さて とどめだ!」

アルヴァロスは聖剣『デュランダル』を取り出した。

②③「…!?」

④「…『天魔紫淵』…」

アルヴァロスは聖剣『デュランダル』を十字に切ると周りが暗闇となり闇紫雷の大型光弾を放出してジェンビーとジャッカルの二人に攻撃した。

ズバァーーン!

②「ぐわあぁあぁ~!」

③「うわぁ~! そんなー!」

シュウウウ…

なんとジェンビーとジャッカルの二人が消滅した…

⑤「…き 消えた…?」

⑥「…『天魔紫淵』… 恐ろしい技です。」

①「あぁ~あ やっちゃったぁ~」

アプリアとファニーラとラーナの三人が既に駆け付けていた。

⑤「…死んだんですか?」

④「…いや 死んでいない…だがもう二度とこの世界に戻ってこれない…」

⑥「…え?」

④「永遠に続く闇の世界でさ迷い続ける…」

⑤⑥「…」

①「この()達はさっきのジェンビーとジャッカルを追ってここまできたのに…」

④「…そうなのか?」

⑤「あ! いいです。 お父さんの仇を討ってくれてありがとうございます。」

⑥「あたしもお父さんの仇が討てて良かったです。 ありがとうございます。」

④「…そうか…」

①「…それで『悪魔ウィルス』について何か判った?」

⑤⑥「…!!」

④「ああ 色々と調べたよ… そちらの二人も一緒に来なさい。 もともとそのつもりで来たのだろう?」

⑤⑥「はい!」

①「では行きましょうか!」

四人は場所を移動した。


翌日の朝

[イギリス郊外某所]

ファニーラとラーナの二人は既に指定していた場所に来ていた。

するとアルヴァロスが突然現れた。

⑤⑥「わぁっ!?」

④「…すまない…」

⑤⑥「いいえ 大丈夫です。」

④「二人共 ちょっと待っててくれ…」

⑤⑥「はい!」

しばらくするとアプリアが少女を連れて現れた。

①「皆 お待たせ」

⑤「アプリア様 その()は誰ですか?」

①「この()もあなた達と同じであの二人にお父様を殺害された被害者の……」

⑦「シーラ・ラトファルトと言います。」

⑤⑥「…!?」

⑥「ラトファルト先生の!?」

①「そう その先生の娘さんよ!」

シーラ・ラトファルトはファニーラとラーナの二人に向けて一礼した。

⑤「私はファニーラ・マグナルドスです。 宜しくです。」

⑥「あたしはラーナ・フォルスよ。 宜しくね。」

⑦「宜しくお願いします。」

④「よし! 揃ったな!」

アルヴァロスは集まったアプリア達全員に静かに今までに調べた内容を話し始めた。

⑤「…」

⑥「…」

⑦「…」

①「…」

④「…これが現在までに調べた内容だ…」

①「進化するウィルス?」

④「今 新たな製造元を割り出している最中だ。」

⑦「パパの持っていた資料で『そんな研究』をしていたのですか?」

⑤「やはり闇取引が流行っているのですね。」

⑥「『悪魔ウィルス』が人体に直接注入すると化物に変化する現象…」

⑤「このウィルスにはワクチンとかはないのですか?」

⑥「今 各国でも事態を重く見て動き始めている様です。」

⑦「シーラのママも『悪魔ウィルス』のワクチンを研究してます。」

①「皆…ちゃんと動いている様ね。」

④「我々は我々のするべき事をするだけだ…!」

①「……そうね!」

⑤⑥⑦「はい!」

④「この案件は引き続き調査する。」


こうしてジェンビーとジャッカル絡みの事件にひとまずの終結を迎えた。

ラーナはフランスに帰国しファニーラはイタリアに帰国した。

アプリアはアルドニア連合王国に戻りアルヴァロスはアフリカ方面に向かった。

シーラはこの後 母親と一緒に日本に渡り『日本魔法学部第七高校』に通う事になる。



        つづく



  『悪魔ウィルス』

魔法に関する様々な資料を元に造られて人工魔法を使用できる新薬として当時は製造したが失敗作として世に出てしまった。

結果遺伝子レベルで人体に影響し化物(人工悪魔)に変貌してしまう様だが人体に直接注入しない限り効果が出ない。

今は製造元は閉鎖されているが別の所で製造されウィルス自体は裏取引されている。



【補助魔法】

《シャドーアウト》

(元素:闇&透過魔法)

闇や影を使用して攻撃などの現象を対象者を通過して消してしまう。

(アルヴァロスの通常魔法)


【攻撃魔法】

《暗黒神王砲》

(元素:闇&破壊魔法)

『究極暗黒(閃)魔法』

闇属性の極大光線を放出して敵に砲撃する。

(アルヴァロスの最強魔法)


【聖剣所有者のルール】

所有者は聖剣を使用する時は能力発動色に色を変えて技を使用するが奥義を放つ時は必ず聖剣を十字に切る行為がある。

全員が意識して使っている訳ではないが何故か全員がこの行為をしている。


【剣術・奥義】

『天魔紫淵』

(闇属性剣技)

聖剣『デュランダル』を十字に切ると周りが暗闇となり闇紫雷の極大光弾を放出して敵に攻撃する。

(アルヴァロスの必殺技)


《登場人物紹介》


【ジャッカル・ヴァース】

年齢:35歳

身長:177cm

ロシア出身

イギリス南部のテロリスト『イリニス協同戦線』の戦闘員である。

北部の『イリニス共同戦線』とは敵対している過激派組織。

名前や経歴も偽装されていて詳細は不明 単独行動していて住処やアジトも不明である。

暗殺に特化されているがロシア政府のエージェントとの戦闘で負傷している。

ガーク・リジェックとも戦っておりその際にはシーラ・ラトファルトの父親を殺害している。

ロシアからイギリスに亡命してきてその後はフランスに亡命した。

フランスに渡りマイン・フォルスを襲撃しようとしたが反撃にあい重傷を負い撃退されてその後は消息不明になる。

だが消える前に一人のサラリーマンに『悪魔ウィルス』の注入に成功させた。

因みにジェンビー・ジャック・ジェッドとの関連性はなく各々の信念で動いていた。


【攻撃魔法】

《デスブレイク》

(波動&破壊魔法)

超音波(無色透明)の光線で敵を貫く。


その後はまたイギリスに現れアルヴァロス・X・ラピッドマンに倒された。


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