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アウターマウカー ~セイント.ワールド.ゼロ.オブ.ゴッド.フォー~  作者: 南かずしげ
C.【アウターマウカーの国編】

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56/105

56.C【廃墟】

    【08】


●化物島(テミスモイラ)

◎ヘスティア[廃墟町] (無事件)


※今回の話しで "ヘスティア" では事件は発生していない。

 

 【アウターマウカー】


   [M32/4月]


悪魔的化物〈アウターマウカー〉はすぐさま行動を開始した。


前回 起きた三都市(クロト・ラケシス・アトロポス)による成人女性の殺人事件と殺人未遂事件の発生で謎の敵 "黒い人影" と言う非常に危険な未確認の存在を知った事により化物島(テミスモイラ)の敵対勢力に対する侵入・侵攻の阻止・防止を強化する為に以前よりも強力な防御魔法を使用して島全体に超強力な結界を展開して防衛しているのだが勿論 普通の一般的な人間は島を普通に出入りできるようにしている。(敵に対しての限定的なモノである)


また戦力拡大の為に世界中から点在している同胞たちに呼び掛けていて島の守護と同時に謎の敵 "黒い人影" の正体・所在を調査していた。



一方のアルヴァロス・X・ラピッドマンの方も新たに出現してきた謎の敵 "黒い人影" の存在・正体・所在を独自に調査をしていた。



登場人物

①アルヴァロス・X・ラピッドマン

②〈アウターマウカー〉(ステージ3)タイプA

③〈アウターマウカー〉(ステージ3)タイプB

④〈アウターマウカー〉(ステージ2)



普段は人間があまり寄(よ)りつかない場所…〈アウターマウカー〉が本拠地としている東部の廃墟町【ヘスティア】は建物があるものの半壊・全壊しているものが多く今はまだ人間が住める街ではないが〈アウターマウカー〉にとっては十分な住処(すみか)となっていて ここに約五万体はいるようである。



しかし最近になって普通の人間でも通れる道路の建設・整備も進んでおり…そう遠くない未来 普通の人間でも往来可能となるだろうか?



前回の事件もありアルヴァロスは〈アウターマウカー〉に呼ばれてこの地にやって来ていた。


   ―-―-―-―-―


 ある日の昼


[東部某所廃屋]

屋内の一室には中央に古びた大きな円形状のテーブルがひとつあるだけの他には何もない部屋で中にはアルヴァロスと複数体の〈アウターマウカー〉がいて前回出現してきた謎の敵 "黒い人影" について話し合っていた。


①「…ふむぅ さて…」

②「……それで "ヤツ" は見つかったのか?」

③「…いや まだだ どういう訳なのか 見つからないのだ…」

②「バカな 我が同胞が世界中にいて隅々まで調べあげているはずなのに何故… "ヤツ" は見つからないのだ?」

③「……もしかしたら "ヤツ" は地上にはいないのかもしれないと思われる。」

①「…ふむぅ」

②「なに? それは一体どういうことなのだ?」

①「ああ… "ヤツ" はもしかしたら…地下にいるのではないのか? …と言うことだ。」

②「なっ! なにっ!? バカな そんなことが…? それでは見つけられないぞ!」

③「ああ 私もそう思う もし "ヤツ" が地下にいたのなら地上よりも見つけにくいぞ!」

①「その為に地上をいくら探しても見つからない……と思われるのだ。」

②「ちっ! それでは我々には "ヤツ" を探し出すのが不可能に近いぞ!」

①「…ふむぅ だが必ずチャンスはやって来るはずだ… "ヤツ" が油断した時…それが "ヤツ" の最期なのだ。」

③「……」

②「果たして…その時が来るのかな?」

③「なんだ? 随分(ずいぶん)と弱気ではないのか? 同胞よ…」

②「ああ… "ヤツ" は我々の存在に気がつき…おそらくは隠れながら行動してくるはずだからな。」

①「……」


 …すると 突然…


 ズザァッ!


連絡役の〈アウターマウカー〉(ステージ2)の一体がアルヴァロスたちがいる部屋にやって来て話しかけてきた。


④「報告! 欧州のある国で成人女性が一名…殺害されていたようで死体が発見されて左腕が消失していたようです。」

②③「…っ!?」

①「なんだと!? それで犯人は逮捕されたのか?」

④「いえ 残念ながらその報告はまだ聞いていません。」

③「…… "ヤツ" か? また動き出したのか?」

②「やっぱり…場所を移動していたのか?」

①「なるほど あの黒い人影め! 今度は欧州の国の方に行ったのか?」

③「ちっ! …そのようだな」

②「なんと! そのようなコトが…?」

④「報告! クロトの町で銀行強盗がありまして現在…人質をとり立(た)て籠(こも)っているそうです。」

②③「…っ!?」

①「なんと! クロトの町でまた事件が起きたのか?」

④「はい アルヴァロス様 エリオット警部があなたを捜していましたよ また協力してほしいとのことです。」

①「……銀行強盗事件をか?」

②「やれやれだな 銀行強盗ぐらいなら警察だけでなんとかならないのか?」

③「今まで散々 警察はアルヴァロスを頼ってきていたからな 今度もまた協力をお願いしたいのだろうな。」

①「まぁ 仕方ないな 以前の事件でお前たちが警察官を沢山 "大粛清" してしまったから今は人手が足りないのだろう?」

②③「……」

①「まぁ いいだろう わかった 例の別荘で待つようにエリオット警部に伝えろ。」

④「はっ! 了解しました!」

連絡役の〈アウターマウカー〉(ステージ2)は部屋を出て立ち去っていった。

①「取(と)り敢(あ)えずは欧州での殺人事件はそちらの方で任せるよ 私もあとで合流するつもりだ。」

③「ああ わかったよ」

②「…クロトに戻るのか?」

①「ああ エリオット警部に会って銀行強盗事件の詳細を聞かないといけないからな。」

③「…そうか…」

②「……」

こうしてアルヴァロスはエリオット警部の呼び掛けでクロトの町の北側のはずれにある自分の別荘に戻っていった。



   ―-―-―-―-―



    『新たな事件』

※『……銀行強盗事件をか?』

どうやら今度もまたクロトの町で新たな事件が起きたようだが…。

  ―――――――

〈アウターマウカー〉が支配する化物島(テミスモイラ)の複数の街を荒らしていた謎の敵 "黒い人影" はその後…再び島には出現しなくなっていた。

アルヴァロスは〈アウターマウカー〉たちの本拠地である東部の廃墟町【ヘスティア】で黒い人影についての今後の事を話し合っていたのだが途中でエリオット警部からまた新たな事件が発生したとの報告を受けていた…。



   『化物の国』

〈アウターマウカー〉所有の化物島(テミスモイラ)にある街の情報(データ)を表示したものである。

 [見方]

街の名前

場所:人口(人数)

施設:様々な建物の多さ

 A(多数).B(普通).C(少数)

交通:交通機関と手段の拡充

 A(便利).B(普通).C(不便)

発展:街の発展度合い

 A(最高).B(普通).C(最低)

人口総数:島内に居る人間の総人数

  ―――――――

 【テミスモイラ】

 [クロト]

◎北西部:720人

●施設:B 交通:A 発展:C

 [ラケシス]

◎中央部:730人

●施設:B 交通:A 発展:C

 [アトロポス]

◎南西部:740人

●施設:B 交通:A 発展:C

 ※人口総数:2190人

〈アウターマウカー〉

 [ヘスティア]

◎東部:50500人

●施設:C 交通:B 発展:C



    【備考欄】

1.今回登場した二体の〈アウターマウカー〉(ステージ3)は前回登場した〈アウターマウカー〉(ステージ3)とはまた別の違った存在である。

2.〈アウターマウカー〉は(ステージ1)も(ステージ2)も(ステージ3)も同類同士(ステージ)では外見に大差がないのでどれも見分けがつきにくいのである。

3.現在の〈アウターマウカー〉内での階級は下記の通りである。

◎最高位……(ステージ3)

【ゼロ】と全部同等であると思われる。

○上級位……(ステージ2)

●最下位……(ステージ1)

しかし〈アウターマウカー〉はまだ進化している最中なのでさらに "上" があると思われる。


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