02.A【襲撃】
【アウターマウカー】
登場人物
①アプリア・ロア・アルドニア
②トモル・ロア・アルドニア
③マイエル・サルカディ
1月
中東地域
【アルドニア連合王国】
首都「デュレット」
ある日の朝[王宮殿内]
アプリアが任務から帰って来ていてトモルとマイエルの二人が出迎えていた。
②「あっ お姉様 お帰りなさい。」
①「ただいま トモル」
③「お帰りなさいませ アプリア様」
①「ただいま マイエル 首尾はどう?」
③「はい 異常ありません。」
①「…そう」
③「…お疲れですね…」
①「ええ…最近異形の者が頻繁に現れてね…欧州・アフリカだけでなく この中東にも現れたと報告を受けたわ」
③「…何者なのでしょう そいつら?」
①「…さぁ わからないわ でも気をつけた方がよさそうね。」
③「はい わかりました。」
①「トモルも気をつけてね。」
②「はい お姉様」
登場人物
④ジャッカル・ヴァース
⑤ロシアのエージェント
⑥ジェンビーの仲間
⑦ジェンビー・ジャック・ジェッド
⑧マイン・フォルス
欧州地域
【イギリス】
ある日の夜[港]
二人の男が激しく戦っていた。
ズドーン!
④「ちぃっ」
⑤「はーっ!」
④「でやぁー!」
ジャッカルの左拳がエージェントの顔面を捉えた。
バキッ!
⑤「くそっ!」
④「りいゃっ!」
ジャッカルの右拳がエージェントの左頬を捉えた。
バキッ!
⑤「ぐわっ!」
④「ありゃぁ!」
ジャッカルの左蹴りがエージェントの右頬を捉えた。
バゴォン!
⑤「ぐぅわー!」
④「死ねー!」
ジャッカルは魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《デスブレイク》を使用
エージェントの左胸を貫いた。
ズゥーン!
⑤「…バカな…がはぁ」
エージェントはその場に倒れた。
④「はぁ はぁ はぁ やっと死んだか… 手こずらせやがる…ぜ」
ジャッカルはエージェントの亡骸を海に投げ捨てた。
そして自分自身も海に飛び込んだ。
【イギリス】
ある日の夜[ホテルの一室]
二人の男が密会していた…
⑥「仕事の依頼がきた」
⑦「…」
ジェンビーは封筒から資料を取り出した。
⑦「…! マイン・フォルス…だと…?」
⑥「…ああ」
⑦「貴様 正気か?」
⑥「…正気も何も上からの命令だ」
⑦「…ちっ 畜生が~ ついに上は俺を切り捨てたか?」
⑥「…マイン・フォルス…フランスの英雄にして魔法博士の異名を持つ かなりのやり手…」
⑦「…くっ!」
⑥「今まで素人相手に何とか勝ててきたが今度の相手は魔法の天才だからな。」
⑦「…くっ!」
⑥「今度ばかりはお前も年貢の納め…」
⑦「黙れ!」
⑥「…」
⑦「はぁ はぁ はぁ… いいだろう 相手が誰だろうと殺してやる!」
⑥「…」
⑦「そして上の連中の鼻をあかしてやる!」
ジェンビーはフランスに向かって行った。
【フランス】
ある日の夜[酒場]
一人の男が酒を飲んでいた。
④「…」
ジャッカルは左腕を抑えた。
④「ちっ あの野郎…やってくれたぜ…」
ジャッカルは酒を飲み干した。
④「…マイン・フォルスか…どんなに凄いのか一度この眼で見ておかないとな…」
ジャッカルは酒場を出た。
【フランス】
ある日の朝[空港]
ジェンビーは空港のロビーにいた。
⑦「さて まずはホテルを探すか。」
ホテルに到着し部屋で作戦を練る。
⑦「…まさか マイン・フォルスが相手とはな… だがやってやる! 三流に三流の意地があるのだ。」
その日は夜遅くまで作戦を練っていた…
【フランス】
ある日の昼[中央政府内]
一人の男は何かを察知していた。
⑧「私の命を狙う者がこのフランスに来たか…早速対策本部を立ち上げよう。」
【フランス】
数日後の夜[某所]
ジェンビーとジャッカルはマイン・フォルスを待ち伏せしていた。
[高層ビルの屋上]
⑦「…あいつがマイン・フォルスか…奴の他に数人いるが護衛か? まぁいい ここが貴様の墓場だ!」
[別のビルの屋上]
④「…あいつがマイン・フォルスか…情報で聞いていたのと少し違うが… まぁいい ここが貴様の墓場だ!」
ジェンビーは魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《デスドライヴ》を使用
ジャッカルは魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《デスブレイク》を使用
④⑦「死ね!」
ズドォーン!
ジェンビーとジャッカルの攻撃魔法はほぼ同時に発動しマイン・フォルスに向かって行った。
ダァーン! ダァーン!
なんと二人の攻撃魔法が弾かれてしまった。
④「…何だと? ば バカな?」
⑦「…まさか…俺の事を知っていた? まずい! 反撃が来る…」
マイン・フォルスの護衛はフランス軍の魔法部隊でジェンビーとジャッカルの攻撃魔法を弾き飛ばし二人に迎撃を行った。
ズヴァーン!
④「うわぁーっ」
ジャッカルは怯んだ。
⑦「ぐわぁーっ」
ジェンビーは怯んだ。
二人はほぼ同時に迎撃を受けた。
④「くそっ こんなバカな こちらが待ち伏せしていたのに反撃を受けるとは…撤退だ…!」
ジャッカルは立ち去った。
⑦「くっ!…そんなバカな この俺が負ける…? 一時撤退だ!」
ジェンビーは立ち去った。
⑧「ふふふ…二人共立ち去った様だな 皆さんありがとう。」
こうしてマイン・フォルスはジェンビーとジャッカルの襲撃を防ぐ事に成功した。
その後ジェンビーとジャッカルはイタリアに渡り一般人(サラリーマン男性)に「悪魔ウィルス」を注入し姿を消し行方不明となった…
つづく
『登場人物紹介』
【トモル・ロア・アルドニア】
年齢:14歳
身長:150cm
3サイズ:B78/W56/H82
アルドニア連合王国出身
『アルドニア連合王国』現国王の娘であり第二王女で王位継承権第四位のお姫様でアプリアの妹。
普段は首都「デュレット」の王宮殿で暮らしている。
瞳の色は真紅色。
性格は甘えん坊でお姉ちゃん子で幼少の頃からよくお姉様の後を付いていってた。
魔法の技術や能力の研鑽を積んでいる最中で魔法王国出身と言う事もあり才能は十分あるがまだ戦う訓練を受けていないし戦闘経験も一切ない。
【マイエル・サルカディ】
年齢:33歳
身長:170cm
3サイズ:B92/W59/H90
???出身
『アルドニア連合王国』の王室近衛親衛隊の女兵士。
トモル・ロア・アルドニアの侍女として護衛の任を受けていて首都「デュレット」の王宮殿での警護も兼務している。
兵士剣を使用した剣術・剣技に近接用の攻撃魔法を使用する戦法で近接戦闘が得意である。
優しいアプリアと可愛いトモルには絶対的な忠誠を誓っている。