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12.A【奇妙】

 【アウターマウカー】



5月

アプリアの仕事の依頼で同行したアイザックたちは依頼主の居る【オランダ】へやって来た。



登場人物

①アイザック・グラディデンス

②アプリア・ロア・アルドニア

③ヴィーナ(アイザックの侍女)

④ヴァルザッデ(アプリアの侍女)

⑤謎の女



欧州地域

【オランダ】

ある日の夜[某町のホテル]

アイザックとアプリアとヴィーナとヴァルザッデの四人はそれぞれの部屋で休んだ。


翌日

朝[某町]

アイザックたち四人は仕事を依頼した依頼主の女性に会う為に指定された場所に待ち合わせをしていた。

②「ここね」

①「彼女はまだ来ていないのか?」

④「アプリア様 約束の時間までまだ少しある様です。」

①「…まぁ 待つとしようか」

③「はい 判りました。」

しかし約束の時間になっても依頼主の女性は現れなかった。

②「…?」

①「アプリアよ 場所はここで合っているのか?」

④「はい 場所はここで合っています。」

③「…何かあったのでしょうか? アイザック殿」

②「…」

①「…アプリアよ 彼女の自宅は知っているのか?」

②「…ええ 聞いています…」

③④「…っ!?」

①「よし 行ってみよう!」

②「ええ 判りました。」

いくら時間が経っても依頼主の女性が待ち合わせ場所に現れない為…アイザックたち四人は依頼主の女性の自宅の方に向かって行った。


昼前[依頼主の女性の自宅]

アイザックたち四人は依頼主の女性の自宅に到着した。

ヴァルザッデは玄関のチャイムを鳴らした。

ビィーーッ!

②「…」

①「…」

④「…」

③「…」

ヴァルザッデはもう一度 玄関のチャイムを鳴らした。

ビィーーッ!

①「…」

②「…」

③「……出ませんね?」

④「…どうします? アプリア様」

②「もしもし! 誰かいませんか!?」

①「…?」

アイザックはドアノブに手をかけた。

…ガチャッ!

①「…!?」

玄関ドアが(ひら)いた。

③④「あっ!?」

②「…あ ()いたわ?」

①「…入ってみよう…」

アイザックたち四人は依頼主の女性の自宅に入ってみて自宅内を捜索した。

①②③④「あっ!?」

すると…なんと依頼主の女性が流血して倒れていた。

③「…これは…!?」

④「…そんな…」

②「…何と言う事…? ヴァルザッデ! すぐに警察に連絡して!」

①「…ヴィーナ 救急車を呼びなさい!」

③④「はい!」

すぐに救急車がやって来て依頼主の女性が運ばれていった。


その後は警察により依頼主の女性の自宅は封鎖されてアイザックたちは事情聴取をしてすぐに解放された。

④「…大変な事になりましたね? アプリア様」

②「…ええ そうね…」

③「…アイザック殿 どうしますか?」

①「…ああ すぐに彼女が運ばれた病院に行ってみよう。」

②「…ええ わかったわ…」

③④「はい!」

アイザックたち四人は依頼主の女性が運ばれた病院へ急行した。


昼頃[某町の病院]

アイザックたち四人は依頼主の女性が運ばれた病院に到着した。


アイザックたちは早速(さっそく)情報収集を行った結果…依頼主の女性は意識不明の重傷を負うが一命は取り留めていた。

何者かに傷を負わされており殺人未遂となっているが問題なのはその傷である。

彼女の胸から腹にかけて巨大な爪で引っ掻いた跡がありとてもではないが人間がつけられる傷ではなかった。


アイザックたち四人は病院内にある待ち合い場所に集合して話し合っていた。

①「……驚いたな……」

②「何とか生きていたわね。」

④「捜査当局の方から聞いた話しですがとても人間がつけられる傷ではないそうです。」

③「それってどういう意味ですか?」

④「さぁ? 解らないです。」

①「…」

②「アイザック!」

①「…ああ まさか…な」

③「アイザック殿 これからどうしますか?」

①「うん 一旦(いったん) ホテルに戻ろう どのみち病院に居続ける訳にはいかない。」

③④「はい 判りました。」

②「ええ わかったわ」

アイザックたち四人は病院を出ていき[ホテル]に戻って行った。


夕方[某町のホテル]

アイザックとアプリアとヴィーナとヴァルザッデの四人は宿泊している[ホテル]に戻りそれぞれの部屋に戻った。

[1712](※部屋番号)

[アイザックの部屋]

①「やれやれ まいったな」

アイザックはベッドに横になっていた。

①「…大変な事になったな…」

[1725](※部屋番号)

[アプリアの部屋]

②「…ふう…」

アプリアはベッドに座っていた。

②「大丈夫かしらね 彼女?」


 ……………


その時!!

①②「…!?」

アイザックとアプリアの二人は「何か」を感じ取った。

①②「…何!?」

アイザックとアプリアの二人はすぐに[ホテル]を出ていき病院に急行した。


夜[某町の病院]

依頼主の女性が入院している病院。

なんと化物が病院の前に立っていて魔法を使用しようとしていた。

アイザックとアプリアの二人は病院の近くまで来ていたが…

②「嘘でしょ!?」

①「ちっ! 間に合わない!」

「があぁあぁあぁ」

化物は魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《ダークノヴァ》を使用


スドォーン!

黒き閃光が病院を襲う。

①「はぁーーっ!」

アイザックは魔法を発動した。


【補助魔法】

《ファイナルフレイムフラッシュ》を使用


ジュウウウ…

今起きた全ての時間を焼き尽くした。

化物が病院を攻撃した時間は焼失した。

②「はぁーーっ!」

アプリアは魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《重地剣》を使用


ドカァン!

化物を押し潰して動きを封じた。

「ぎゃあぁあぁ」

ザザァン!

アイザックとアプリアの二人は化物に急接近してアプリアは聖剣『エクスカリバー』をアイザックは聖剣『カグツチ』を同時に使用して化物を斬り裂いて倒した。

病院は無事だった。

①「…ふう…」

②「…何とか…」

①「…あの化物はもしかして…!?」

②「…ええ 彼女をやった奴かも…!?」

ヴァルザッデとヴィーナの二人もやっと病院に到着した。

③④「はぁ はぁ はぁ」

②「お疲れ様です」

③④「はぁ~」

①「ふふふ 思ったよりも速かったな。」

④「…申し訳ありません 本来ならばお守りする立場の私が遅れをとるとは…」

②「まぁ 気にしないで」

③「お二人共 速すぎます!」

①「なら…もっと修行しな」

⑤「……」

謎の女が病院の屋上でアイザックたち四人を眺めていた。

①②「…っ!?」

アイザックとアプリアの二人はとっさに病院の屋上を見上げた。

⑤「!?」

謎の女は気配と姿を消した。

①「あの女は…?」

②「…何かあるわね…」

③④「…!?」


この依頼主の女性と謎の女の件はまだまだ続く…



       つづく



【攻撃魔法】

重地剣(じゅうちけん)

(元素:地&重力魔法)

地属性の「重力の剣」を敵に突き刺して重力を倍加させて敵を押し潰して攻撃する。

(アプリアの通常魔法)



【補助魔法】

《ファイナルフレイムフラッシュ》

『究極業火魔法(時間の焼失)』

(元素:火&時間魔法)

この世の全ての時間を約10分間焼き尽くす。

焼き尽くして灰となった時間はこの世から焼失するのだがその時間内をアイザックだけが自由に行動する事ができて 焼失した時間はこの世でアイザックしか認識する事ができない。

(アイザックの最強魔法)

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