10.A【脅威】
新たなに出現した強敵〈アウターマウカー〉にアイザックとアルヴァロスのコンビが挑む!
【アウターマウカー】
登場人物
①アイザック・グラディデンス
②アルヴァロス・X・ラピッドマン
③アイザックのお得意様
④ガーク・リジェック(テロリストのリーダー)
⑤〈アウターマウカー〉
4月
アフリカ地域
【エジプト】
昼頃[ある町の某所]
アイザックとアルヴァロスの二人は男性と共に化物が現れたとされる町に到着した。
化物は複数体が確認されているのだが1体目は既に倒されていた。
辺りは騒然としていた。
「きゃあーー!」
「うわあーー!」
「た 助けてくれー!」
警察が化物に攻撃しているのだが全く歯が立たない。
「があああぁぁ~」
「ひぃ~ ば 化物めー!」
「ち ち 畜生めー!」
「がああぁぁ」
化物が警官に攻撃した。
バキッ!
「ぐわぁっ」
警官は流血して倒れた。
「がああぁぁ」
化物が警官に攻撃した。
バキッ!
「ぎゃあっ」
警官は流血して倒れた。
「くそっ! 化物共め~!」
警察は徐々に化物達に圧され始めていた。
「や やめろーっ!」
③「何て事だ! 町がもうめちゃくちゃだよ!」
②「おい! あっちの方で化物と戦っている奴等は何者だ?」
③「ああ あいつらはこの町を占拠していたテロリスト共だよ!」
①「…何?」
③「バカな連中さ!」
①②「…?」
③「…化物が出現したのだからこの町などさっさと棄てれば言いものを…化物共と戦っているんだよ。」
①「…ほう…」
②「なるほど あれでは逃げたくとも逃げられないな 少なくとも町の為に戦っている訳ではない様だな。」
①「つまり 逃げる為に戦っていると言う印象だな。」
③「それじゃあ 逃げ遅れた…と言う事ですか?」
①②「…ああ」
③「マヌケな連中だな!」
「がああぁぁ」
①②③「…!?」
化物はテロリスト達にも攻撃していた。
④「くそっ! 何なんだ! こいつらはっ!?」
「がああぁぁ」
化物は魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《ダークノヴァ》を使用
ズドォーン!
黒き閃光がガークたちテロリストを襲う。
④「な 何っ!?」
今の攻撃魔法でテロリストの大半が負傷して一般人にも被害が出ていた。
④「ぐうっ! 畜生め!」
「があああぁぁ」
化物は魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《ダークノヴァ》を使用
ズドォーン!
黒き閃光がまたガークたちテロリストを襲う。
④「ぐわあぁぁっ!」
テロリストの何人かがこの攻撃魔法で死亡して一般人にも何人かが死亡した。
④「くそっ! 何て事だ! こんな事になるとは…!」
③「何て事だ アイザックさん! 早くあの化物共をやっつけてくれ!」
①「…任せて下さい。」
②「では…行くとするか。」
アイザックは魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《ゴッドフレイムキャノン》を使用
ゴォーーウ!
火属性の大型光線が化物に直撃した。
ズドォウ!
「ぐぎあああぁぁ」
化物の2体目を爆発させて倒した。
アルヴァロスは魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《暗黒神王砲》を使用
ズドォーン!
闇属性の大型光線が化物に直撃した。
ズドォン!
「ぐがあああぁぁ」
化物の3体目を破壊させて倒した。
③「…す 凄い…」
化物は魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《ダークノヴァ》を使用
ズドォーン!
黒き閃光がアイザックを襲う…が…アイザックは左手を前方にかざして《ダークノヴァ》を受け止めた。
ドォン!
①「…ふん!」
アルヴァロスは聖剣『デュランダル』を取り出した。
②「『天魔紫淵』」
アルヴァロスが聖剣『デュランダル』を十字に切ると周りが暗闇となり闇紫雷の大型光弾を放出して化物に攻撃した。
シュウウウ……
「ぎやあああぁぁ」
化物の4体目を消失させて倒した。
アイザックも聖剣『カグツチ』を取り出した。
①「『天魔煉獄』」
アイザックが地獄から紅蓮の焔を召喚して聖剣『カグツチ』に宿らせて十字を切って巨大十字架焔を造り出し高速で化物に攻撃した。
ゴォーウン!
「ぐがあああぁぁ」
化物の5体目を燃焼させて倒した。
アイザックとアルヴァロスの二人で化物四体を倒した。
③「やった やった!」
④「何だと!? 四体も? 何と言う奴等だ…!」
①「…終わったかな?」
②「……ん?」
死体となった化物達の身体から邪悪なエネルギーが出ていき上空の一ヶ所に集まっていた。
①②「なんだ!?」
邪悪なエネルギーは身長がアイザック位の灰色の人型に変身していった。
①②「何だって!?」
③「なんだ…アレ?」
④「?」
そして灰色人型の化物に変貌した。
⑤「…ふぅ~~」
①②「…!?」
⑤「私の名前は〈アウターマウカー〉だ!」
①「何っ!?」
②「…まさか…」
⑤「ははは 驚いているようだなぁ~」
②「…貴様があの『悪魔ウィルス』の進化版か?」
①「何だと!? すると先程 君が言っていた新種と言うヤツなのか!?」
②「……ああ」
⑤「ふふふ まぁ そうなるかな?」
①「ぐっ!」
②「貴様はあの『悪魔ウィルス』が人間を媒体として進化していく段階の途中の化物と言う事なのか?」
⑤「さすがはよく調べているな。 アルヴァロスよ!」
①②「…っ!?」
⑤「何を今更驚いているのだ アイザックよ! 君たちの事もよく知っているぞ!」
①「何と言う事だ! 「理性」と「知性」を持ち さらには人語も話せる化物に進化するとは…な…!」
②「ああ つまりさらに強くなっていくと言う事なのか…」
⑤「ふふふ そろそろお喋りもここまでにしようか さて どの程度 強くなっているのか…試すかな 行くぞ!」
①②「来るか!!」
〈アウターマウカー〉はアイザックに急接近して格闘戦を開始して両者は互角の勝負を見せた。
⑤「さすがだな! アイザック!」
①「ほう 随分と余裕だな?〈アウターマウカー〉よ!」
⑤「…何っ!?」
アルヴァロスの右拳が〈アウターマウカー〉の背中に直撃した。
バァキッ!
⑤「ぐがあぁっ!」
②「忘れたか? こちらは二人だと言う事を…!」
①「その通りだ!〈アウターマウカー〉よ!」
⑤「クソッ!」
アイザックとアルヴァロスが二人がかりで〈アウターマウカー〉に攻撃を仕掛けた。
アイザックの右拳が〈アウターマウカー〉の顔面に直撃した。
バァキッ!
⑤「ぐわあぁっ!」
〈アウターマウカー〉がよろめいた。
⑤「畜生がっ!!」
①「…まさか『卑怯だぞ』などと寝言をほざくつもりか?」
②「その通りだ! 甘いぞ!」
アルヴァロスの右蹴りが〈アウターマウカー〉の左頬に直撃した。
バァキッ!
⑤「…ぐぅあぁっ!」
アイザックの左蹴りが〈アウターマウカー〉の腹部を捉えて上空へ蹴り上げた。
バァキッ!
⑤「うわあぁー!」
アイザックは魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《ゴッドフレイムキャノン》を使用
ゴォーーウ!
火属性の大型光線が〈アウターマウカー〉を襲う。
⑤「おのれ~ 喰らってたまるかっ!」
〈アウターマウカー〉は魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《ダークネフェルタル》を使用
ズオーーン!
黒き巨大閃光が《ゴッドフレイムキャノン》を迎撃した。
ドォーン!
お互いの攻撃魔法が激突した。
⑤「ぎいぃぃっ」
①「…ふふふ…」
アイザックは余裕の顔を見せていた。
⑤「…ん?」
②「バカめ!」
アルヴァロスは〈アウターマウカー〉の背後に現れて魔法を発動した。
【攻撃魔法】
《暗黒神王砲》を使用
ズドォーン!
闇属性の大型光線が〈アウターマウカー〉を襲う。
⑤「な 何っ!? そんなバカなっ!?」
後方の《暗黒神王砲》が〈アウターマウカー〉の背中に直撃した。
ドォーン!
⑤「ぶごぉうぅ!」
さらに前方の《ゴッドフレイムキャノン》も〈アウターマウカー〉の胸部に直撃して〈アウターマウカー〉は後方の《暗黒神王砲》と前方の《ゴッドフレイムキャノン》の挟撃を受けた。
ゴドォーン!
⑤「ぐがあああぁぁ そんなぁーーっ!!」
〈アウターマウカー〉は消滅した……
②「…ふう 何とか…」
①「…やった…のか…」
③「…おお やった! やっつけたぞ!」
④「…本当に凄いぞ 何と言う奴等だ…!」
こうしてアイザックとアルヴァロスの二人は〈アウターマウカー〉を倒して勝利する事に成功して町の被害の拡大を何とか防いだ。
しかし新たな敵の出現を許してしまった……
つづく
『登場人物紹介』
【ガーク・リジェック】
年齢:36歳
身長:178cm
ドイツ出身
欧州のテロリスト【ラファール】の「チーム:リジェック」のリーダー。
アフリカ地域【エジプト】の偶然 立ち寄った町で不運にも化物と遭遇してしまい 多くの同士を失うもチームの全滅は免れたようだ。
化物が倒された後は町を去っていった。
【攻撃魔法】
《ダークネフェルタル》
(元素:闇&破壊魔法)
闇属性の黒き巨大閃光で敵に砲撃する。
(化物が使用した魔法)
―――――――
《ゴッドフレイムキャノン》
(元素:火&破壊魔法)
火属性の極大光線で敵に砲撃する。
(アイザックの最強魔法)
【剣術・奥義】
『天魔煉獄』
(火属性剣技)
地獄から紅蓮の焔を召喚して聖剣『カグツチ』に宿らせて十字を切って巨大十字架焔を造り出し高速で敵に攻撃する。
(アイザックの必殺技)




