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01.A【序章】


………魔法


人類は新たなエネルギーを手に入れた。

しかし 同時に邪悪な脅威を産み出してしまった。


…それが「悪魔ウィルス」である。

誰が一体どういう経緯で造られたかは不明である。


…今 世界は造られし悪魔達の侵攻を許し始めていた…



【アウターマウカー】



 この世界は『魔法世界』

柊沢統一や陸堂瑛たちが住む日本から遠く離れた欧州・中東で起きた出来事である。

時期は柊沢統一が4月に『日本魔法学部第七高校』に入学する以前の1月から始まった。



欧州地域

【イギリス】

ある日の夜[郊外]

「はぁ はぁ はぁ」

男はまるで誰かに追い掛けられているかの様に走っていた。

「はぁ はぁ はぁ くそっ 何なんだ あいつら?」

男は後ろを振り向きながら走っていて…その視線の先には二人の男が一人の男と戦っていた…



登場人物

①シーラ・ラトファルトの父親(男)

②ガーク・リジェック(テロリスト1)

③ジェンビー・ジャック・ジェッド(テロリスト2)

④ジャッカル・ヴァース(テロリスト3)

⑤レイラ・ラトファルト

⑥シーラ・ラトファルト



①「はぁ はぁ はぁ 何なんだ あいつらは…?」

男は走り続けた。

ジェンビー&ジャッカルとガークが激しい戦闘をしていた。

②「くっ こいつら…?」

ジェンビーとジャッカルはガークに攻撃を仕掛けた。

③「行くぞ!」

④「喰らえ!」

ジェンビーの右拳がガークの左頬を捉えた。

バキッ!

②「くわっ」

ジャッカルの右拳がガークの右頬を捉えた。

バキッ!

②「うわっ」

ジェンビーの左蹴りがガークの右側頭部を捉えた。

ドコォン!

②「ぐわっ」

ジャッカルの右膝がガークの腹部を捉えた。

ズゥン!

②「うぐっ バカな…?」

ガークは力尽きて倒れて気絶した。

①「…あっ…」

それを見た男は無我夢中で走り続けた。

ジェンビーは魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《デスドライヴ》を使用


男の右胸を貫いた。

ズトーン!

①「うぐがぁぁ」

ジャッカルは魔法を発動した。


【攻撃魔法】

《デスブレイク》を使用


男の左胸を貫いた。

ズトーン!

①「…あ…がぁぁ…」

ジェンビーとジャッカルの攻撃魔法がほぼ同時に決まり男はその場に倒れた。

③「これで任務終了だ」

ジェンビーは姿を消した。

④「…」

ジャッカルは男の持っていた封筒を手に取りその中の資料を見ていた。

④「…あった これだ!」

ジャッカルはその資料を持って姿を消した。



男は病院に運ばれ集中治療室(ICU)にいた。

男は死ぬ寸前であり妻と娘が看取っていた。

⑤「あ…あなた しっかりして下さい。」

⑥「…パパ…」

シーラは泣きじゃくっていた。

①「う…いいか…お前たち…このイギリスから脱出しろ…がはっ」

⑤「あなた!」

⑥「パパ!」

①「や…奴等が…また…来るかも…しれない…」

⑤「…あなた…」

⑥「…パパ…」

①「…日本だ…日本に行け あそこなら奴等もそう簡単に…攻めて…こられない…はず…」

⑤⑥「…」

①「…日本のセキュリティは万全だ…それに彼も…居る…がはぁっ」

⑤「! あなた!」

⑥「! パパ!」

①「…レイラ シーラ 愛してるよ…二人…共…幸せに…な…」

男は息を引き取った。

⑤「…! あなたー!」

⑥「…! パパー!」

二人は泣きじゃくっていた…

⑥「…パパ いつか必ずパパの仇を討つからね 待ってて…」

⑤「…うぅ…」



【イギリス】

ある日の夜[某所]

ある二人の男が交渉していた。

「これが例の物だ」

④「ほう これがあの『悪魔ウィルス』なのか?」

「そうだ あんたが持って来た資料を元に試作品としてできたのが それだ。」

④「これはどう使うんだ?」

「その『悪魔ウィルス』を直接人間に注入させると『人工悪魔』となり理性が無くなり暴れ狂う事になる。」

④「へぇ~ それじゃあ今度試してみるか?」

「…」



【イギリス】

ある日の夜[某所(別の所)]

ある二人の男が交渉していた。

「これは別ルートから入手した物だ」

③「なんだ? これは…」

「…『悪魔ウィルス』だ。」

③「…『悪魔ウィルス』?」

「…そうだ!」

③「…ほう…で これはどう使うんだ?」

「その『悪魔ウィルス』を直接人間に注入させると『人工悪魔』となり理性が無くなり暴れ狂う事になる。」

③「ふん それじゃあ今度試してみるか?」

「…」



中東地域

数日後の夜[某所]

女性は悲鳴をあげながら走っていた。

「きゃーっ!」

女性が化物に襲われていた。

「ぐおあおぉ」(化物の唸り声)

「いやぁーっ!」(謎の女の声)

ザァン!

「ぐあああぁ」(化物の断末魔)

なんと化物が真っ二つに斬り裂かれていた。

「え?」

「大丈夫?」

剣を持った謎の女が座り込んでいる女性に手を差し伸べた。

「あ…あなたは…?」

「私? 私の名は『アプリア・ロア・アルドニア』よ。」



        つづく



《アウターマウカー》

  (ステージ1)

『悪魔ウィルス』によって人工的に悪魔(化物)に変貌した人間の総称。

理性無く暴れ狂い強力な力を持っている。

身長は約3m近くあり全身が黒い毛で覆われていて眼が赤く光っている。

知能はどの程度あるか解らないが魔法を使用してくる者もいる。



《架空国紹介》

【アルドニア連合王国】

首都は「デュレット」

この世界「魔法世界」の中東地域の幾つかの国々(無政府状態・統括機能消失)を束ねた連合王国で国連加盟国の一つ。

王国ではあるが政治・経済は政府が行う。

中東を束ねて統治できており国際社会にも評価が良い。

魔法発見の発祥の地でもありここから世界に魔法が広まっていった。

現在の国王はアプリアの父親である。


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