番外 登場人物紹介・ネタバレ注意
連載(?)一周年記念特別企画、登場人物紹介です。
だいたい第二章終了時点となります。
ネタバレその他を大量に含みますので、本編未読の方は飛ばして下さい。
物語の舞台
ええと、ご覧の通りです。詳細は省略させて下さい。
アインライト:
当物語の主人公。凄腕の治癒術士にして冒険者、自称『白魔術士』。
しかしてその実態は…… 闇と死の魔法『死霊術』を使いこなす
『死霊術士』。
しかし、当人は至って小心者の小市民、目立つことを極端に恐れる。
魔法使いの例に漏れず、体力には自信無く筋力も弱い、痩せ型。
……それは良いのだが、彼は引っ込み思案のくせに、
誘われると『割と簡単に***』しちゃうので、
そのうち刺されるんじゃないかと心配である。
※裏話的なもの
元々この話は、ファンタジー全般では悪役に回ることが多く、イメージ的にも
『真っ黒け』である所のネクロマンサーが、実は小心者で世間に隠れてこそこそ
地道に生きてゆく話なんて面白いのではないかと思って始めたものです。
(つまんねーとか言われたらどうしよう)
因みに、画像の真ん中のものが第二章で大活躍した『オオグンタマーの仮面』で、
右端は『髪を切ることを禁じられていた』主人公の幼少期のイメージです。
アルスラ:
本編、特に第一章のヒロイン(ヒーロー?)。
アインライトと彼女が出会うことにより、この物語は動き始めた。
当人曰く『村一番の狩人』で、実際に槍その他の武芸の達人。
数百人規模の王国兵による討伐隊を、ゲリラ戦で撃退した事も有る。
褐色の肌に長身で筋肉質、ただしそれほどムキムキではない。
あと『おっぱいは大きい』、これ重要。
心中とても悩んでいた『顔の傷』をアインが治療したことにより、
彼女は全ての忠誠と誠心、それに愛情を彼に注ぐことを決める。
……それは良いのだが、悩みが消えた彼女は、生来の『向こう見ず』で
『考えるより先に体が動く』気質に拍車が掛かり、とにかく一人で
突っ走ってアインライトに迷惑をかけることもしばしばである。
キット:
元盗賊の『猫人』。
以前負った古傷(左手を切り落とされた)の治療のためアインライトの許を訪ねる。
魔法によって治療には成功したが、その際に背負った『借金』のため、アインの
奴隷兼パーティーメンバーとなった。
盗賊技能以外に家事全般にも長け、アインライト家の日常に於いては欠かせない
存在である。
やや小柄ではしこい印象。本来の口調は「あたい」「アンタ」「だよ」等々結構
ハスっぱなものなのだが、相手に応じて言葉使いを適切に変える器用さを持つ。
……それは良いのだが、生来の彼女は『かなりお金に執着する』たちであり、
普段の微笑みの裏では『常に次の儲け口を探して』いる。
本編の、「お任せ下さい、既に腹案が」というのはそういう事である。
ノノワ:
黒エルフの『黒魔術士』。
魔法に才能が有り、初等の魔法学校を卒業したところでより良い『師匠』を求めて
サイタマーにやって来た。
確かに才能は有り、将来性にも優れるが、経験不足なのは否めない。
黒エルフなので褐色肌。小柄で痩せ型、……は将来に期待。
最近は色々と経験を積んだので、魔法も強力になっている。
彼女は『黒エルフ』の平地エルフとも呼ばれる存在であり、王国各地の
都会生活にも充分対応可能である。
……それは良いのだが、黒エルフの彼女は白エルフ、特に自称『ハイエルフ』と
呼ばれている一族であるシルヴィとは相性が悪く、常に口喧嘩が絶えない状態だ。
今日も二人の争う声が、アインライト家には鳴り響いているのだ。
ゼフィ:
元密偵、現在騎士を務める『虎人』。
サイタマーの『表半分』を治めるウラワン城から、アインライトに仕事を頼むべく
接触して来る。
剣の二刀流を使いこなす腕利きで、その実力はアルスラにも匹敵する。
やや大柄で筋肉質、腰は小さ目だが『おっぱいは大きい』、これ重要。
騎士になって以降は、実家から親類縁者を呼んで『遊撃隊』と呼ばれる一団を
配下に組織している。
……それは良いのだが、何気に主人公たち関係のトラブルに巻き込まれることが
多く、実は『最大の犠牲者』なのかも知れない。
あと、『虎縞』の髪の毛って実際にイラストにするとスイカみたいだ。
ルミナ:
アカデミーではその名も高き『光の聖女』。
フルネームは『ルミナス・グロリアス・オブ・レイディアント』。
グンマーランドとの和平式典に参加するべくサイタマーに来た際、アインライトと
出会った。
治癒魔法のみならず、およそありとあらゆる魔法を高レベルで使いこなす魔法の天才。
さらに、『人間には不可能』と言われていた『光の魔法』すら使用可能である。
その正体は、『天使』に育てられた後地上へと遣わされた『天の御遣い』。
魔力を周囲から吸収する『魔力喰らい(マジックイーター)』の力を持ち、
魔力の流れを視覚的に捉えることが可能な『魔力視』の能力も持つ。
……それは良いのだが、彼女の魔法は強力な分『燃費も悪く』、
結果としてルミナはいつもアインライトの側に来ては魔力を
『ちゅーちゅー吸い取って』いるのだ。
アインライト君の精神的疲労のうち、実に約半分が彼女に起因すると思われる。
(残りのうち、かなりの部分がアルスラなのは秘密だ。)
※裏話的なもの
今だから言える話としては、実は彼女は当初の構想では、
『第二章のラスボス』扱いでした。
つまり、ポンデを伴って逃げ回る主人公一行をストーカー的に追い掛け回すのが
彼女の役どころだったんですね。
第二章の序盤で、アインライトがルミナをやや邪険に扱ってしまうのはその名残です。
ですが、それだとストーリー展開に多少無理が出て来たのと、
彼女がある晩枕元に立ち、
「……このまま扱いが酷いようならお前にはロリしか愛せない呪いを掛けてやるですの」
とおっしゃられたので路線変更致しました。
ポンデ:
グンマーランドの第二王女。
フルネームは『ポンデラ・イーオン・グンマーマ・ンマー』。
グンマーランドと王国との和平式典に於いて、使節団の一員として来る。
アルスラとは親戚同士で、昔から交流があり慕っていた。
意外と好奇心旺盛であり、自分で王国語なども勉強・取得している。
実際には、なりゆきでグンマーランドの『勇者』となったアインライトに嫁ぐべく
以前から準備を進めており、和平式典を契機に仲を進展させる目論見があった。
王都訪問についても実際は『その一環』であり、唐突な思いつきのように見えても
その裏には相応の計算があったのである。
……それは良いのだが、まさかその道中で『あんな騒動』に巻き込まれるとは、
さすがに想定外だったと思われる。
ポンデはアルスラから薫陶を受けていて、『細かい事は気にしない』性格だったのが
幸いしたようであったが。
シルヴィ:
聖女であるルミナの『側仕え』として常に傍らに控えるエルフ。
もともと『エルフの聖殿』を守る一族の者であり、聖女が光臨した際に
側仕えの役目を拝命する。
『魔力喰らい』の能力を忌避した一族により、ルミナは王国に移ることになったが
それでも役目を放棄すること無く仕え続けている。
生来生真面目な性格で、役目のためならば己を犠牲にすることも厭わない。
だが一方、融通の利かない部分が有り、そのためアインライトと衝突することも
多々あった。
『レッドフェザーの大惨事』以降は、アインライトの事も認めている模様。
……それは良いのだが、「下がれ下郎!」の台詞はまたどっかで
言わせてみたいなと思います。「くっ! 殺せっ!」も良いけど。