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最強の妖術師コンビ  作者: 荒木政一郎


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最強の妖術師コンビ

幽霊や妖怪、悪魔を相手に戦う妖術師

の中でも優秀なエリート妖術師を輩出した

2大妖術師名家の村瀬家と池田家の中でも

最強だと言われた村瀬航と池田優子が結婚。

最強の夫婦による妖術バトルが幕を開ける。

敵は全員、世界最強格!?古き良き王道

のバトルを小説で再現。探偵事務所を立ち上げた最強のダブル主人公の活躍を見逃すな。

そして立ち上がる最凶最悪の敵が2人が立ちはだかる、チート級の能力を持つ敵にどう対抗するかも見逃せない。かつて大好きだったバトルものをもう一度だけ、読者のみなさまも一緒に体感してみませんか

妖術を使いこなし幽霊や妖怪、悪魔と戦い、人を助ける妖術師と呼ばれる存在がいた。だが時代が進むと幽霊などの超常的な存在は信じられなくなり、妖術師は不要な存在とされ、存在自体が忘れさられていった。そんな妖術師の中でも強い力を持つエリート妖術師を多数輩出していた2大妖術名家は大いに困った。なぜならいままで各家に幽霊退治などの依頼がきて、自分たちの家の妖術師を派遣し、彼らが依頼主から受け取った報酬の何割かを本家に毎月の定例会で納めてもらうという形式をとっていたのにそもそもの依頼の件数が減ってしまえば本家に入るお金はほんのわずか、そこで2大妖術名家の村瀬家と池田家は合併することにした。

その結果、友好の証として現当主の息子にして村瀬家最強の妖術師 村瀬航と

現当主の妹にして池田家最強の妖術師 池田優子が将来、結婚することになった。

だが村瀬航と池田優子にはそれぞれの家の復興など微塵も考えていなかった

2人は15歳で人生最初にして最後の家出をしたのだ。もちろん両家は総力を上げて2人を捕まえようとしたが

2人は両家で最強の妖術師。衰退しきった両家にとらえることができるわけもなく

毎月の定例会に顔を出すことと月々にいままで通り報酬の何割かを本家に納めることを条件に手打ちになった

2人は現在、結婚しており、妖術師から

霊媒師と探偵に転職した


夫の村瀬航と妻の村瀬優子が経営する村瀬探偵事務所は主に幽霊や妖怪、悪魔退治と霊能力による人探し、難事件の解決などを請け負っている

社長の探偵 村瀬航

副社長の霊媒師 村瀬優子のコンビはいろいろな意味で規格外だった。事件解決数は全国トップ、さらに優子は

毎年発表されるおすすめの霊媒師ランキングで

1位に輝いた

だが2人は両家の定例会に顔を出していなければ、お金も納めていない

そしてそれが20年続いた

これを受け、村瀬家と池田家は現最強の妖術師をそれぞれ派遣した

村瀬家当主「あの舐めたクソガキどもを処刑しなさい」

池田家当主「向こうから手打ちを申し込んでおきながら、協定を破りよって」

村瀬優馬「おまかせください。この村瀬優馬

二人の首を持ってまいります」

池田克己「いい報告ができるように頑張ります」

村瀬家当主「自分たちが最強だと思って調子に 乗ってるあの夫婦ももう終わりだな」

池田家当主「あいつらは裏社会で莫大な懸賞金をかけられている。今日は宴会だな。」

村瀬優馬 エリート妖術師の中でも上位の実力をもつ実力者。

池田克己 同じくエリート妖術師の中でも上位の実力をもつ実力者。


航と優子が街中を歩いていると

村瀬優馬と池田克己が背後から現れた

それに歴戦の妖術師 航と優子も気づく

優馬「おふたりの処刑を担当させていただく

処刑人の村瀬優馬と池田克己です。それではさっそくですが村瀬家と池田家を舐めた罪で死んでください。妖術発動 龍」

克己「妖術発動 虎」

4大妖獣 龍と虎を顕現させる上級妖術

ちなみに妖獣とは強力な妖力をもつ、獣

のことで

その中でも最強と呼ばれているのが

4大妖獣 龍、虎、鬼、鷹であり

これらを調伏することでこの召喚術を使い、任意のタイミングで彼らを召喚できる

龍:飛行能力と再生能力もち。口から高火力の炎をだせる

虎:4大妖獣の中で最大の大きさを誇り、ビル一棟分の大きさだ。爪による斬撃を攻撃手段としている

鬼:圧倒的なパワーとタフネスを売りにしており

虎に次いで大きい。

鷹:4大妖獣最速。ジェット機並みのスピードを誇る


優子「そういえば本家にお金を振り込むのを忘れてたわ」

航「定例会にも一度も出てないしな。見せしめに殺しにきたのか」

優子「しかもこいつら結構強いよ、戦うしかないか。

妖術発動 炎」

航「ああ、そうだな。結界術発動 光壁」

強力な炎を出す上級妖術 炎

また結界術とは防御や相手の拘束に使用する技で光壁は前者に特化した上級結界術

優子の炎が龍を包み込み

航の結界が虎の強力な爪による攻撃を防いだ

だが相手は4大妖獣 龍も脅威的な生命力と再生能力で復活する

優子「予想以上にやるねえ。じゃあ妖術発動 蒼炎+光砲」

炎より火力の高い蒼炎と、同じく上級妖術で

光のエネルギー弾を相手にぶつける光砲の同時発動、この攻撃により龍が完全消滅

航「結界術発動 光束、妖術発動 雷」

相手の拘束に特化した上級結界術の光束と

上級妖術の中でもトップクラスの破壊力をもつ雷の同時発動 虎を完全に撃退

優馬「我々の最強の技が破られた?」

克己「4大妖獣をこんなにも容易く倒すとは想定外だ。」

優子「誇っていいよ、私たちならたいていの妖術師を初級妖術で倒せるんだけど。君たちは

上級妖術を重ねがけしないと倒せない」

航「定例会の出席やお金の振り込みを忘れないように約束するよ。人も集まってきたし、今日のところはこれで勘弁してくれないか?次からはちゃんとするから」

克己「わかった。本家にはそう報告しておくよ」

航「ありがとう助かる」

優馬「いいのか?」

克己「俺らの実力ではこいつらを倒すのはどうあがいても無理だ。今はこいつらの言葉を信じよう」

2人は去っていった

村瀬家当主の間にて

克己「申し訳ありません。村瀬優子と村瀬航を倒すことはできませんでした。」

優馬「私どもの力ではあの二人を殺すのは不可能です。村瀬優子と村瀬航は今度こそ、上納金の支払いと定例会への参加を忘れないように気をつけると申していますので二人の処刑を中止にしていただけませんか。」

克己「もちろん二人を殺せなかったのは私どもの力不足、どうぞ私どもの首をお斬りください」

池田家当主「そんなことはしなくて良い。現状、お前たちがこの家の最高戦力だ。お前たちまで殺したらこの家は崩壊する

村瀬家当主「下がって良い」

優馬「寛大なお心遣い感謝します。」

克己「失礼します」

村瀬家当主「あの二人を倒すとはやはりやりおるな」


優子「なんかひさしぶりに激しい戦闘をしたらお腹が空いちゃった。近くの中華でごはんにしようよ」

航「もう昼だし、そうしようっか」

中華料理店に入り食事をしていると

突然、2人組の男が襲いかかってきた

航は2人組の顔に見覚えがあった裏社会で有名な殺し屋 秋本と神田だ

秋本「妖術師を相手にするのなんていつ以来だ。腕がなるぜ」

青髪でナイフを持っているのが秋本裕太

裏社会では知らないものはいない実力者だ。

神田「他のやつがいる店内では妖術使えないだろう。妖術を使えない妖術師なんて素人同然だ。ささっと片付けるか」

赤髪で鎌を持っているのが神田祐輔

殺し屋最速と呼ばれる実力者だ

航「どこかの競合の探偵事務所が送りこんだ刺客か」

優子「有名になると大変だね」

神田が自慢のスピードで優子に襲いかかる

鎌による攻撃がいきなり、優子の顔に傷をつけた

優子「あんた、思ったりやるわね。楽しめそうだわ」

そして秋本は自慢のナイフによる凄まじい連撃で航を攻撃した。そのうちのいくつかが航の顔に傷をつけた

航「なかなかの手練れだな。妖術を使ってないとはいえ、ここまで俺たちが追い詰められたのはひさしぶりだ」

優子も航も体術と身体能力には自信があるだが

相手は全世界の殺し屋の頂点に立つ者たち

妖術なしで勝てるような相手じゃない

神田「まだまだ!奥義 鎌鼬」

とてつもないスピードで鎌による無数の斬撃が振りかかる、鎌の切先を肉眼でとらえることは不可能

それでも相手は最強の妖術師

優子「結界術発動 光壁」

優子の結界が無数の斬撃を防ぐだが

その物量は圧倒的で窓のあるところまで押し込み、窓を突き破り外に押し出されるだがこれが優子の狙いだ

優子「妖術発動 白煙弾」

初級妖術 白煙弾。白い煙を球体として放出し

イッキに周囲に拡散させる。

神田「目眩しか。小癪なやつめ」

主に敵の撹乱に使用する。そして妖力で強化された優子の打撃が神田の腹に突き刺さる

優子「昼飯食べている時にいきなり襲撃かけるあんたらのほうが癪に障るわ。怒りの鉄拳を食らえ」

だが神田も鍛え抜かれた暗殺者

間髪入れずカウンターを放つ

優子は鎌の斬撃をギリギリで交わすと

「妖術発動 雷」

青い稲妻が神田に見事直撃!

神田はその一撃で戦闘不能になった


その頃

航「妖術発動 斬鉄剣」

中級妖術 斬鉄剣

風の刃を生成する、その切れ味は鋼鉄をも叩き切るほど。航や優子は近接戦ではこの術を愛用している。

そして風の刃と本物の刃が交錯する

パワーは互角

リーチは航が上

技術は秋元が圧倒的に上だ

秋元が航を圧倒するだが

航は妖術師、手数は多い

航「妖術発動 滅風」

とんでもない風圧が正面にあった席と秋元を外に押し出した

秋元「いてて、なんちゅう風圧だよ」

航「まだまだこんなもんじゃないぞ。妖術発動 滝」

上級妖術。雷と同じく対象の真上から強力な一撃を落とす。たいていの敵は水圧で押し潰されるが秋元は気絶しながらも原型を保っている

これで秋元も戦闘不能になった

優子と航がハイタッチする

優子「やったね」

航「ああ、代金と店の修理代はこいつらに払わせよう。」


その様子をを中華料理店の正面にあるビルの屋上から見ているものがいた

蘆屋探偵事務所の若手社長 蘆屋忠平だ

彼は安倍晴明に並ぶ凄腕の陰陽師 蘆屋道満の子孫で旧3大妖術師名家の蘆屋家最強の妖術師にして10代で全ての妖術と結界術を極めた天才中の天才だ。

彼は事件解決数は村瀬探偵事務所と同率で1位だがおすすめの霊媒師ランキングでは下位の変わり者だ

「目障りなやつらめ。まあいい近々、俺が駆逐してやろう。まずはお手なみ拝見。妖術発動 鬼」

4大妖獣のうちの1つ 鬼

拳で地面を叩き割るほどの凄まじい怪力を誇る。しかも蘆屋忠平の莫大な妖力により

スピードとタフネスが大幅に強化されている

いきなりの4大妖獣の出現に二人も驚く

優子「4大妖獣の鬼がどうして」

航「しかも普通の鬼より強いぞ。結界術発動 光束」

航の結界術により鬼の動きは封じたしかし

鬼「ぐわああああああああああああ」

鬼はその凄まじい力で拘束を解いた

航「強いな。なら妖術発動 滝 最大出力」

優子「妖術発動 雷 最大出力」

スピードを強化された鬼は神田に匹敵する速度でそれを交わすだが

遅れて発動した雷が滝によって生成された水と合わさり、鬼が感電する。

だが鬼はタフだ。それではやられない

反撃を試みたしかし

優子、航「妖術融合 火雷」

上級妖術 炎と雷の融合技が全方向から鬼に向けて放出される。その威力は妖獣の中で最高硬度を誇る鬼を跡形もなく消し去るほどだ

優子「今日は疲れた」

航「今日はもう帰ろうか」


蘆屋忠平「おもしろいやつらだ。戦うのが楽しみだ」


次の日 事務所に依頼人がやってきた

依頼人情報

桑村優香 27歳女性

夫とは数ヶ月に離婚した、シングルマザー

依頼内容 失踪した小学生の息子をさがしてほしい


航「わかりました。ではいきます。妖術発動 霊視」

上級妖術 霊視。対象のいる場所がわかる高等技術


航「息子さんは無人島の水鳴島にいますね。そこには他にも誘拐された子どもがいて、人身売買の拠点になっているようです。」


依頼人「私も水鳴島に連れていってください」


優子「いいですが船で待機してもらうことになりますよ」


依頼人「それでもいいです。お金はいくらでも払いますので息子をどうか救出してください。お願いします。」


航「わかりました、依頼料50万でいかがですか?」


依頼人「それで息子が助かるなら払います」


航「優子、さっき霊視で見た時に分かったんだが水鳴島にはどうやら強力な妖術師がいて、そいつが人身売買組織のボスのようだ。気をつけて行くぞ」


優子「了解」


船で海風に包まれながら水鳴島に向かう。水鳴島が見えてくる

上陸すると細身で背の高い黒髪の妖術師が出てきた

そしていきなり攻撃を仕掛けてきた

妖術師「妖術発動 爆炎弾」

上級妖術 炎の応用技。。炎をバスケットボールサイズに圧縮した球体をぶつける技。

狙いは優子。優子を守ろうと航が結界術を発動したが

妖術師「妖術発動 壊結界」

最上級妖術 壊結界。結界術を無効化する超高等技術

航の展開した結界が崩れる

優子に爆炎弾が直撃し、その一撃で優子は戦闘不能になった

航「優子!なんで野良の妖術師がこんなにも強い」

妖術師「忠平さんに力を分けてもらったからだ」

航「忠平ってあの蘆屋忠平のことか。」

妖術師「ああ。最上級妖術 未来視でお前たちがこの島に来るのを忠平さんは知っていた。だからこの島で人身売買をしている妖術師の俺に力を貸してくれたんだ。妖術発動

爆炎弾10連。せいぜい逃げるんだな」

10の爆炎弾が航に向けて放たれる。相手には壊結界がある、妖力をフル解放して体を守るしかない。爆炎弾が航に当たったものの妖力による防御によって全身が真っ黒になるだけで済んだ

航「妖術発動 四柱水壁」

上級妖術 滝の応用技。四方を水で囲み炎系の技を無効化する防御技

だが

妖術師「妖術師発動 闇」

上級妖術 闇。あらゆる物質を消滅させる効果がある

そして水の防御が解かれた


航「クソ、闇まで会得していたのか。妖術発動 白煙弾」


妖術師「くそ、逃げる気か」

だが煙が晴れると妖術師の目の前に航がいた

航「近距離戦は俺の領域だ」

妖術師はバックステップで距離をとり、手に闇を纏わせた

そして近距離戦に持ち込もうとする航に手で触れて消滅させようとする。

航はそれをすべてかわす

航「妖術発動 水砲」

上級妖術。滝とは異なり自分の正面に向けて発射する高威力な技。

水砲は妖術師の腹に向けて発射されたが妖術師は腹に闇を纏わせ、その攻撃を無効化した

妖術師「残念だったな。けどいい線行ってたぞ」

しかしその瞬間、妖術師が前に吹っ飛んだ

妖術師の後ろから優子が水砲を発動したのだ

実は航が白煙弾を発動したのは妖術師の視界を一時的に封じ

その間に航が妖術で回復させた優子を妖術師の背後に回らせるための布石だったのだ。

妖術 癒しの風

上級妖術 癒しの風。瀕死の重症でもかろうじて戦闘に復帰できるほどの回復力を誇るただし自分には使えない。

航「結界術発動 光束」

それによって妖術師の動きを封じ

子どもたちを助けに行く

妖術師の部下だと思われる見張りを次々、妖術を使うこともなく倒し奥に向かう。ボス以外は妖力を持たない普通の人間だ奥に行く

中には牢屋に閉じ込められた小学生の子どもたちがいた。

しかし、妖術師2名が現れる

妖術師A「まさかボスがやられたのか」

妖術師B「だが相当弱ってるはず」

二人ともあの妖術師ほどの実力はない

優子と航は1対1で彼らを相手にすることにした

航が相手にした妖術師は初級妖術しか使えない

雑魚ですぐに倒せた

一方、優子が相手にした妖術師も航の相手ほどではないが弱く、妖術を使うまでもなく倒せた

妖術師A「化け物、、、」

妖術師B「強すぎる」

優子「あんたらが弱すぎるんだよ。もう少し鍛えてから私たちに挑みな」

それから優子と航は牢屋に閉じ込められていた子どもたちを無事に救出し、船に戻ると

依頼人の子どもと依頼人が感動の再会をする

その後、他の子どもたちも無事に親元に返され、事件は無事に解決した

だが

航「最悪の妖術師 蘆屋忠平。あいつが俺らを狙っているらしい」


優子「あの蘆屋が」


10年前、3大妖術師名家の蘆屋家は村瀬家と池田家の陰謀によって没落した

村瀬家と池田家が共謀し蘆屋家の悪い噂を流し、蘆屋家への依頼が自分たちのもとにくるようにした。ただでさえ妖術師の衰退により依頼が減っていた蘆屋家は完全に収入源がなくなったことで破産し、没落したのだ。そのため蘆屋忠平は両家に間違いなく恨みを抱えており、数年前に妖術テロを起こした。東京を中心に異常気象が発生し、一時的に日本は大混乱に陥った。両家は優子や航を含め総力をあげ、これに対処した結果、蘆屋忠平は手を引いた

もしかしたらその時、事件解決の中心になった優子や航たちを狙っているのかもしれない


そんなことを考えていると

事務所に着くと外が突然、雲で覆われた

外に行くと上空に蘆屋忠平が浮いている

優子「蘆屋忠平」

航「現れたか」

蘆屋忠平「妖術発動 龍、虎、鬼、鷹」

4大妖獣を同時に召喚した

さらに

蘆屋忠平「妖術発動 風神・雷神+闇の波動」

最上級妖術 風神・雷神。すべてを飲み込む暴風とすべてを灰にする雷を発生させる

上級妖術 闇の波動。上級妖術の応用技。闇を会得した妖術師の中でも一部のものしか使えない超高等技術。この波動を受けたものは例外なく消滅する

激しいいくつもの雷や風によりビルが倒壊し、地面が割れるそして逃げる人たちを闇が飲み込む

航たちが慌てていると

蘆屋忠平「妖術発動 爆炎弾100連+壊結界」

防御不能の超攻撃が繰り出される

狙いは優子だ。航が優子を庇い、100の爆炎弾を受けた

そして航は瀕死の状態になり、意識を手放す。

優子「航!」

優子は涙を流しながらも覚悟を決める


2人が結婚する前のこと 

航は緊張しながら優子に話かける

航「今日はいい天気ですね。優子さんは趣味とかってありますか?」

優子「優子でいいよ。ていうか、航緊張しすぎ、蘆屋忠平の妖術テロの時も会ってるじゃん笑」

航「やっぱ付き合うってなると緊張しますよ」

航(名家の次期当主という責任と重圧に子どもの頃から苦しめられてきた俺にとって

自由奔放な優子の姿は魅力的だった。

優子の奔放さは彼女の俺を圧倒的に上回る妖術の才能と天性の戦闘センスによる自信からくるものなのかもしれない。だから俺は優子に街の命運を託した)

そして優子と蘆屋忠平の極限の戦闘が始まる

優子「妖術融合 火雷」

だが

蘆屋忠平「結界術 空間吸収」

最上級結界術 空間吸収。四方に結界を張り、あらゆる攻撃を空間ごと吸収する超高等技術

それによって火雷を無効化した

優子「まだまだ!妖術発動 滝+水砲+雷+爆炎弾」

妖術の複数同時発動さらに

優子「妖術発動 白煙弾+空中浮遊」

視界を断ち、その間に蘆屋忠平のもとに移動しようとするが

4大妖獣がこれを阻もうとする

虎の爪の斬撃の雨、龍の口から出る炎、鬼が投げる巨大なコンクリート、鷹の目にも止まらない超高速タックルこれらを回避しつつ優子は蘆屋忠平のもとに向かう

優馬「邪魔だどけー」

だが蘆屋忠平は強い、優子に追い討ちをかけるように発動させていた闇の波動の範囲を広げ、優子に放つ

優子「それは想定内!妖術発動 爆炎弾50連」

優子は大技を犠牲にして闇の波動を相殺した

そして鬼が投げたコンクリートの砲弾を足場に妖力で強化した脚で跳躍し

空中で蘆屋忠平と1対1の状況を作り出す

身体能力と体術なら自分にぶがあるはずそう確信していたが

忠平「近接戦なら勝てるとでも思ったか」

近づくといきなり世界が反転した合気道だ。さらに

腹に痛みが走り、口から血を吐く、中国武術の発勁の使用

蘆屋忠平は有り余る才能を駆使し妖術だけではなく武術まで極めていたのだ

忠平「お前も天才なんだろ俺に攻撃を当ててみろ」

優子(確かに私は昔から池田家の麒麟児と呼ばれもてはやされてきた。周りから褒められるのは気分が良かったし、自分に自信を持てた

だけど目の前にいるのはそんな自分をはるかに上回る天才

航のサポートなしではまったく相手にならない

でも私は航にこの街の命運を託された。ここで負けるわけにはいかない)

優子は自分の持つ才能とセンス、経験を総動員させる。

優子「妖術発動 爆炎弾100連+光波最大出力」

優子は直感的に気づいていた空間吸収には闇と違い吸収限界があること。

一方の闇には吸収限界はないが妖力の消耗が激しいこと。これこそ村瀬優子という妖術師の圧倒的センスがなせる、洞察だ。

優子「ならばイッキに畳み掛ける!妖術融合 火雷、妖術発動 滝+雷」

そしてついに空間吸収の結界は吸収限界を迎え崩壊し、蘆屋忠平に初めてのダメージが入った。

忠平「やるなあ!村瀬優子!」

そこにイッキにたたみかける

優子「妖術発動 爆炎弾100連+滅風+爆重撃」

上級妖術 爆重撃。放出した自身の妖力を爆発させる

優子のボルテージが上がっていく

優子「妖術発動 斬鉄剣」

剛鉄をも叩き切る風の刃でとどめをさそうと接近した瞬間

蘆屋忠平の手元に隠し持っていた日本刀が現れる

蘆屋忠平「妖術発動 未来視。ここからは剣の戦いだ」

鍛え抜かれた刃同士が交差する。天才対天才

救いの刃と殺意の刃

規格外の才能と努力する力を持った人間の到達点が優子と蘆屋忠平だ

蘆屋忠平は未来視により斬撃を回避しようとするが

ギアの上がった優子の剣速は異常値、すべてはかわしきれない

互いの刃が空間を切り裂く。気がつけば、2人とも血だらけだ。だが両者は一歩も引かない。実力が拮抗した時、命運を分けるには精神力だ

その点でいえば優子の精神力の方が圧倒的に上だ。守りたいものがある彼女の心は強い、斬撃がさらに加速する

「斬鉄剣 鎌鼬」

中華料理店で戦った神田の奥義 鎌鼬のコピー

無数の斬撃の雨が降り注ぐ

忠平「俺の負けだよ」

そしてついに蘆屋忠平は押し負け、斬撃をモロに受けた

ただ優子には蘆屋忠平がそれをわざと受けていたように見えた

優子「なんで、、、」

もしかしたら彼はただ人々を救うかつて自分が目指した優しい妖術師を見たかったのかもしれない

優子はその理想を体現してみせたのだった

蘆屋忠平が召喚した4大妖獣は消滅、他の術も解除される

空は晴れ、光が差した。

優子「終わった?」

安心した優子は極度の緊張からの安堵によって

体の力がイッキに抜け、倒れた

優子と航はその後、病院に運ばれて一命を取り留めた

また蘆屋忠平は未曾有の妖術テロを実行した疑いで逮捕された。今までは妖術の類いは一切信じられていなかったが、今回の事件をきっかけに妖術の存在が公になり

皮肉なことにこの最悪の妖術テロにより妖術師がまた注目を浴び始め、池田家と村瀬家は復興した。


病院にて

航「よく頑張ったな優子。あの化け物を倒しきるなんてすごいよ」

優子「もうこりごりだよ。全身は痛いし」

航「そういえば蘆屋忠平の死刑が確定したらしいな。妖術師が実刑を受けること自体前代未聞なのにいきなり死刑なんてな」

優子「あいつは相手を蹴落とし、自分だけが生き残ろうとする醜い現代の妖術師のあり方を否定し、かつて自分が憧れた心優しい妖術師を私たちにもう一度見せてほしかったのかもね」

航「じゃあ俺たちはあいつの理想像となり続けないといけないな」

優子「そうだね」

蘆屋忠平による未曾有の妖術テロ事件はこれで幕を閉じた


時は少し戻り

これは家出をした村瀬優子と村瀬航が付き合っていた時のこと

当時15歳

池田優子「家出最高!開放感えぐい」

村瀬航「優子、はしゃぎすぎじゃない。追っ手が追いかけてくるかもしれないのに」

池田優子「大丈夫だって。そもそも追いかけてくるやつはみんな私たちより弱いやつばっかりなんだからそんなに気にすることないって。それに航と一緒にいられるのがうれしいんだから仕方ないじゃん」

航の頬が赤くなる

池田優子「何、照れてるの?」

その瞬間、追っ手が現れた。2人の四方を囲み、結界を展開した

追っ手「池田優子様、村瀬航様。おふたりを連れ戻しにきました」

2人はその結界を妖力で強化した拳で破壊し臨戦態勢に入る

四方からくる初級妖術の連撃を捌きながら、逃げる方法を考える。

追っ手の妖力が尽き、妖力を溜める隙をついて2人は逃げ出した。

追っ手は2人を全速力で追いかけるが捕まえることができなかった

本家はその後二人の手打ちの条件を受け入れ

、二人の追跡をやめた

そしてそれから数年後、2人は結婚した

その後村瀬探偵事務所を設立

数年で業界のトップに君臨した

これが最強の妖術師コンビと呼ばれる所以である

2人は蘆屋忠平による未曾有の妖術テロを制圧したヒーローとして2人の名前はいっそう広がり、妖術師の地位向上にも貢献した

ここからは妖術テロのその後を紹介しようと思う。


村瀬探偵事務所にて

優子「あの事件が終わってから依頼が殺到して大変だよ」

航「うん、収入が増えるからうれしいだけどこうも仕事が多いとね」

新たな依頼人がくる

依頼人情報

久保田健一

32歳男性 

独身の会社員

依頼内容 自宅に現れた幽霊を退治してほしい。報酬は120万を提示


優子「そんなに!?いいんですか?」


依頼人「幽霊が怖くて夜も眠れないんです。実は中古で購入した家が事故物件でして。自殺した前の住人の霊かも」


航「わかりました。その依頼、この村瀬探偵事務所が請け負いましょう」


依頼人の車で依頼人の自宅に移動する

依頼人の自宅からは確かに邪悪な気配がするが

本当に自殺なのだろうか。自殺した人間から出るようなオーラではない。何者かによって理不尽に殺された人間の憎悪を感じる。

だが直接、見てみないことにはわからない

家に入ると一層、空気が重くなった


渡「妖術発動 霊視」

霊視は人間に対しては位置の特定をする効果があるが、幽霊に対しては対象を可視化する効果がある

そして幽霊が現れた

幽霊は依頼人に向かって

幽霊「お前を許さない」

航「まさか」

依頼人「バレちゃ仕方ない。俺が前の住人を殺し事故物件にしたあと安く買い叩いたんだ。

妖術発動 雷流」

上級妖術 雷の応用技。強力な電流を周囲に放出する大技

依頼人「俺は霊視が使えないから。幽霊退治にはむかないだ。だからお前らに依頼したんだが

バレてしまったなら殺すしかないな」

航と優子はその攻撃を回避し、カウンターを放つ

優子「結界術発動 光束」

航「妖術発動 雷」

だが依頼人はそれを凄まじい機動力でそれらを回避した

依頼人「妖術発動 鷹」

4大妖獣の中で最速の鷹

しかもこの屋内だとかわしきれない

航は鷹の超光速のタークルを受け、大ダメージ

航「ぐほ」

航は血を吐いた

優子「航!妖術発動 爆炎弾」

依頼人「妖術発動 四柱水壁」

水のバリアによって炎の攻撃を無効化された

だが

航「ナイス時間稼ぎだ優子。妖術発動 光波」

依頼人がダメージを受ける

依頼人「一撃でやられるか。妖術発動 赤炎武装」

上級妖術 炎の応用技。全身に炎の鎧を纏い敵を制圧する

航「妖術発動 滝」

航は滝によって依頼人の炎の鎧を剥がそうとしたのだが

依頼人「妖術発動 闇」

これによって滝の攻撃を無効化する

そして炎の拳が航につき刺さる

だが航は攻撃される場所を依頼人の動作から予測し、結界術 光壁の範囲をその箇所に絞り込むことで結界の防御力を高めなんとかその強力な攻撃をガードした

依頼人「器用なやつだな。だがいつまで続くかな?」

依頼人は炎を纏わせた打撃を連続で放つ

航にはそれらの攻撃を回避したり、さっきと同じ方法で受けるの2択しかなく、どちらにせよ高精度な見切りの能力が必要になる。航の動体視力は世界トップレベル、その無理難題をクリアしてみせた

だが回避や防御だけでは相手を倒せない

航「妖術発動 青水武装」

上級妖術 滝の応用技。全身に水を纏う

そして互いに相反する属性を纏った二人の拳どうしが衝突した

二つの相反する力がぶつかりあったとき

その家を吹き飛ばすほどの衝撃波が発生する。

家があった場所は更地になり

相反する力が互いの効果を打ち消し

互いの武装が解けた

そこからは壮絶な殴り合いへと突入する

依頼人が右ストレートを放つと航はヘッドスリップでそれをギリギリ交わし

そのまま回し蹴りを放つ

だが依頼人はそれを片手で防ぎ反対の手から

妖術 炎を放つ

航はそれをも予測していた。それをなんということもなくかわすとタックルにより依頼人の体勢を崩し

妖力で強化された打撃を連続で叩きこむ

依頼人はそのラッシュによりついに戦闘不能になり力なく倒れる

依頼人「まさか俺が正面からの戦闘で負けるなんて

しかし、それだけでは終わらなかった

幽霊「許さない!!!」

前の住人の霊が弱った依頼人に取り憑き命を奪った。依頼人は身勝手な殺しをした報いを受けたのだ

優子と航はその後駆けつけた警察に事件の概要を聞かれ

その後事務所に戻った

優子「まさか依頼人が悪党とはね」

航「しかもなかなか強い妖術師だった」


すると新たな依頼人がやってきた

依頼人情報

黒田舟吉

32歳の独身男性。水川高校の教員をしている

依頼人内容 学校に現れる化け物を倒してほしい

依頼人「私は見たんです。昼休みに廊下を歩いていたら頭は猿、手足は虎、尻尾は蛇の化け物が生徒を食べているのを。そしてその生徒は亡くなってしまいました。」

航「今学校は」

依頼人「休校中です」

航「その依頼、引き受けましょう。しかし、どうして校長先生や教頭先生ではなくあなたが?」

依頼人「彼らは未だ霊や妖怪の類いを信じておらず、獣の類いだと思い込んでいるのです。

亡くなった生徒は私の大切な教え子でした。彼の仇を討ってください。依頼料はちゃんと払います。」

航「わかりました」

そうして航と優子は水川高校に向かった

そして後者の中に足を踏み入れた。

しばらく二人が依頼人に中を案内されながら探索していると

校長「黒田先生、困りますよ。部外者の方を勝手に入れられると」

依頼人「すみません。ですが彼らは有名な妖術師の方で」

校長「まだそんなことを言っているんですか。本当に大の大人が。そんな妖怪や霊がいるわけないんですよ。犯人は後ろの山にいる熊で間違いないんです」

航「あなたが犯人ですね。校長先生。

あなたからかすかに血の匂いと妖力を感じます。

校長「黒田先生。よりにもよってなんでこんなインチキ霊媒師を連れてくるんですか」

優子「妖術発動 炎」

優子が校長に向けて放ったすると

校長は化け物の姿に変わった

依頼人「あの時見た化け物だ。」

航「やっぱり、大妖怪 鵺だったか」

鵺が襲いかかってきた

優子と航は鵺の攻撃を回避し

技を放つ

優子「結界術発動 光束」

航「妖術発動 雷」

鵺を拘束し、そのうえに雷を落とす

だが鵺はまったく怯まない

優子は追撃を放つ

優子「妖術発動 光波」

その一撃で鵺が吹っ飛び

航「妖術発動 滝最大出力」

その一撃によって鵺は水圧で押し潰された。

依頼人「生徒の仇を討ってくれてありがとうございます。まさか校長が妖怪だったとは」


依頼人が帰ると入れ替わりで新たな依頼人が入ってきた

依頼人情報 

満川崇

26歳の既婚男性

依頼内容 幽霊に取り憑かれた妻を救って欲しい

航「奥さんはいつから、幽霊に取り憑かれたのですが」

依頼人「ほんの1週間前です。1週間前から

おかしな言動を繰り返し始めたので病院に連れて行ったのですが。異常は見つからず、幽霊の類いかもしれないとお祓いに連れて行ったのですが神社の神主さんには憑いている霊があまりにも強すぎて祓えないとのこと」

航「原因に心あたりは?」

依頼人「実は妻は大学時代、心霊サークルに所属していて、今もその名残りでかつてのサークルのメンバーと一緒にときどき心霊スポットに行ってるんです。ちょうど1週間前ぐらいに近所の有名な心霊スポットに行っていました.こういうことがあるかもしれないと思って、ずっと止めていたのですが、意味はありませんでした」

航「その場所が心霊スポットになる原因となった事件また事故について何かご存知ですか?」

依頼人「それは空き家なのですが、昔

世間を騒がした殺人鬼 神原殺二

が住んでいた場所で数ヶ月前に彼がそこで自殺したというニュースはかなり話題になりました」

優子「それ私も知ってます。一時期、ニュースで結構言ってたし、「神原という男」という映画にもなりましたよね」

依頼人「ええ。なのでその家は周辺どころか全国的に有名な心霊スポットでした」

航「奥さんが変な言動を繰り返していると言っていましたが具体的にどんな感じですか」

依頼人「包丁を振り回しながら、殺す殺す血を見せろと連呼しています。なので今は包丁を取り上げ、家の窓がない物置部屋で大人しくさせています。」

航「おそらく自殺後、生前の罪の重さにより天国どころか地獄にすら行けなかった神原殺二の

霊が現世に閉じ込められいるわけか」

依頼人「この世界にいるより、地獄に送られるほうがよっぽど苦しそうですが」

航「輪廻転生という言葉をご存知ですか。天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道があり、天道が善人のみが行ける喜びや楽しみといった快楽が多い世界。

人間道が私たち人間が住む、苦楽が混在する世界。

修羅道が阿修羅が争い続ける、闘争の世界。

畜生道が本能のままに生き、互いに餌食とし合う動物の世界。

餓鬼道が飢えと渇きに苦しむ世界。

地獄道が筆舌に尽くしがたい苦しみを受ける、最悪の世界。

なのですがそれぞれには修羅道以下には刑期

人間道、天道には寿命のようなその世界で過ごす時間があり、生前の罪によって行く場所が変わるのですが極端な話、罪を犯し、地獄に落ちてもちゃんと罪を償い、その刑期をまっとうすればいわゆる生まれ変わりが可能になるのです

つまり神原殺二は輪廻の輪から強制的に追い出され、生まれ変わることすら許されなかったのです。」

依頼人「なるほど」

航「彼からすれば普通に生きている人間が羨ましくてしょうがなかったのでしょう。ですが私なら彼を六道の輪に戻せる。ただは殺しと血に飢えた人間が霊になったものは例外なく強い。簡単にはいかないでしょうね」

依頼人「お金ならいくらでも払います。なのでどうか妻を救ってください」

航「大変な仕事ではありますが、あなたの奥さんへの愛が伝わりました。愛妻家にはサービスで割引しましょう。本来なら200万の案件ですが半分以下の80万でどうでしょう」

依頼人「ありがとうございます」

航「優子、行くぞ。今回の霊はかなり強い、気をつけていこう」

優子「了解」

依頼人の車で事務所から依頼人の自宅につくまで1時間以上かかった

依頼人「着きました。ここが私の自宅です」

奥さんのいる部屋に案内され、優子と航が中に入ると奥さんは確かに強力な霊に憑かれているようだ

航「結界術発動 光束 妖術発動 霊体分離」

上級妖術 霊体分離。取り憑いている幽霊を宿主の体から分離させる超高等技術

すると拘束した奥さんの体から

霊が出てきた。見るからに凶暴そうだ

戦うには今いる部屋は狭すぎる

航「妖術発動 空間転移」

蘆屋忠平との戦いのあと病院で入院している間に会得した最上級妖術。指定した対象と自分を

任意の場所に転送できる超高等技術

転送先はかつて依頼で向かった無人島 水鳴島

の奥、ここなら思う存分戦えるはずだ

すると幽霊が優子に襲いかかる

優子「妖術発動 雷」

幽霊はサイドステップでそれを軽く外すと

カウンターの拳を放つ

優子はそれをガードしようとした

しかし、それは巧妙なフェイントだった

幽霊は口から衝撃波を出し、優子を島の入り口へ吹き飛ばした

強制的に1対1の状況が作られる

幽霊の衝撃波や打撃を交わしていると急に見えない斬撃が航の腹を裂いた

致命傷は避けたがそれでも大ダメージには変わりない

航「見えないナイフか。やるな」

よく見ると幽霊は片手に何かを握っている様子だ。おそらく妖力で生成したナイフを持っているのだろう

妖術 斬鉄剣の切れ味には劣るが不意打ちにはうってつけの技術だ

だが手元に気をつければ問題ない

衝撃波、妖力で強化した拳、見えないナイフを

かわしながらカウンターの拳を放つ

だが幽霊はなかなかタフだ。妖力で強化しただけの打撃では倒せない。だが

それを理解している幽霊も航を近距離の間合いから出さない

そこで航は妖術 炎を拳に纏い、それを幽霊に叩きこむ

怯んだ隙に新たな術を発動させる

航「妖術発動 昇竜樹林」

上級妖術。敵の下から小さな木を出現させ、それを自由に操作する技

下からの木の出現により幽霊を空中に放り投げると

木を幽霊に巻き付け拘束する

その拘束力は結界術 光束以上

そして航は最後の技を放つ

航「妖術発動 獄炎葬」

初級妖術 獄炎葬。現世をさまよう悪霊を地獄に送る技。相手が弱り、一箇所で固定した状態でしか使えず、悪霊限定の技だが

航はこの術を最初に身につけた

その理由は彼の優しい性格にあった。どんな悪人でも消滅させるのではなく地獄だとしても輪廻の輪に戻してあげたいそんな気持ちが幼い頃から航にはあった。その優しさに幽霊が獄炎葬の炎に包まれながら気づく

幽霊「なんで俺みたいな悪人を救おうとするんだ」

航「お前は根っからの悪人じゃないだろ。目を見ればわかる。おおかた幼少期の家庭環境に問題があったか、いじめられていたんだろう」

幽霊「まあそうだな。俺の親父はアル中で母ちゃんと俺に暴力を振るっていた。でも母ちゃんがいたから俺の心までは壊れなかった。だけど

味方だと信じていた母ちゃんは俺を置いて出ていった。それから親父の俺に対する暴力の苛烈さは増し、俺の心が壊れた、酔っ払って寝ている親父をナイフで刺した。これがはじめの殺しだった。それから幸せそうなやつを見ると殺したくなった。でも今気づいたそれは間違いで、してはいけないことなんだ。いまさら気づいても遅いけどな」

航「遅くない!今のお前なら生まれ変われる。これからお前が行く、地獄でしっかり罪を償って這い上がってこい。天道には二度と行けないがまた人間界で人生を1からやり直せるかもしれない」

幽霊は涙を流した

幽霊「ありがとう。あんたみたいな優しいやつに出会えてよかった」

幽霊いや、神原殺二は地獄の熱い炎に包まれながらもどこか安堵した様子で旅立った。彼にとってその炎は救いの炎を意味していたのかもしれない


その後航と優子は合流し、依頼人の自宅に戻り、現金で報酬を受け取った

依頼人「航さん、優子さん。今回は本当にありがとうございました。」

依頼人の奥さん「ご迷惑をおかけして、大変申し訳ございません」

依頼人と奥さんはとても幸せそうな様子だった

奥さんはもう心霊スポットにはいかないと誓った 


優子と航はある日、事務所で仕事をしていた。

すると新たな依頼人がやってきた

依頼人情報 森川龍二 

森川流剣術の始祖。かつて剣道で日本一をとり

現在は道場で子どもたちに剣術を教えている。

依頼人「実は数ヶ月前、直接姿は見ることはできませんでしたが奇妙な力を使う連中の人影はみえました。そのものたちにより道場を襲撃されました。それにより弟子の多くが死に、道場も破壊されました。」

航「それは災難でしたね。その奇妙な能力を使う連中が妖術師かもしれないと」

依頼人「はい。」

優子「もしかしたらライバルの道場やその道場のある場所を買い取って何かを立てようとしている

会社が雇った妖術師を雇ったのかも」

航「森川さん。心当たりはありませんか。」

依頼人「そういえば最近、岡田道場の連中がやたら嫌がらせをしてきました。警察にも相談したんですが証拠がないからと」

優子「カメラとかに映ったりしていないと犯人じゃなかった場合とんでもないことになるし

慎重になるのもわかるけどね」

航「逆にどうして岡田道場の人間が犯人だと分かったんですか」

依頼人「弟子の一人が見たらしいんです。」

航「なるほど。とりあえずこの依頼引き受けましょう」

依頼人「ありがとうございます」

航(依頼人に連れられて、森川道場があった場所にきた。かなりの立地条件の良さだ。周りに家も多く、弟子が多く集まるのもわかる)

航はその周辺で聞き込み調査をした

「森川さん。その岡田道場の人間を見たという方と合わせてもらえますか」


依頼人「わかりました。電話してみます」

しばらくすると例の弟子がやってきた

弟子「私は森川師匠の一番弟子

桑田幸雄です」

航「桑田さん。あなたが岡田道場の人間が嫌がらせをしている現場を見たんですね」

弟子「そうです。あいつら俺がみたらいつも走って逃げていくんです。」

航「嘘ですね。この辺は人通りが多い。なので聞き込みをしました。だけど岡田道場の人間がこの辺を最近、うろついていたという話はありませんでした。カメラにも映らないし、岡田道場の人間を見た人はあなただけ。奇妙ですね。しかも、あなたからは妖力を感じる」

弟子「ばれちゃいましたか」

森川「嘘だろ。幸雄。どうしてお前が」

弟子「あなたが悪いんですよ師匠。俺だけを見てくれないから。妖術発動 分身」

弟子が5人に増えた

航「森川さんが見た連中とは分身したあなただったんですね。」

弟子「妖術発動 炎」

赤い炎が航を襲った

航はそれを交わし、優子とともに弟子に接近して、倒しにかかる。だが弟子は強かった。依頼人に鍛えられているだけあってパワーやスピードはなかなかのレベルだ

5人の猛攻を2人では捌ききれない

だがそこに依頼人が参戦する

依頼人「歳をとったとはいえ、私は彼の師匠

止めてみます」

依頼人が加わったことで5対3の状況になり

航と優子にも反撃のチャンスができる

航「未だ結界術発動 光束」

優子「結界術発動 光束

そして本体と分身体を全て拘束

弟子「この拘束を解け。俺はただ師匠に見て欲しかっただけ。俺がどんなに努力して道場で1番強くなっても、俺だけじゃなくて他のやつの相手をするんだ。」

航「君みたいな自分勝手なやつは減点法で物事を判断する。君の欲が満たされることはないよ、常に悪いところを探すからね。」

弟子「クソー!!!」

弟子はその後、殺人と建造物損壊で逮捕された

依頼人「結局、私はあの子のためにどうしてあげたらよかったのでしょうか」

航「彼にも伝えましたが何をやっても彼の心が満たされることはありません。彼は一度満足してもすぐに悪いところを探し、不満がる。完璧な人間がいない以上、彼の欲求を満たせる人間はいない。だからあなたが気にする必要はないんです。彼は確かに努力はしたんでしょう。ただ、彼に1番必要だったのは自分の欲求を抑え、周囲を尊重し共存する能力でした。彼はその能力を磨くことを怠った。」

優子「なんだかやるせないね。彼のような人が他にいるのかも」

航「だけど世間は彼のような身勝手な人間を受け入れてくれない。」

依頼人「航さん、優子さん。大変ご迷惑をお掛けしました。」

航「これがわたしどもの仕事ですから」

今回の依頼は優子と航にとってこの上なく後味の悪いものだった。だが優子も航もプロフェッショナル、どんな依頼でも全力で解決するだけだと自分たちを納得させた。



その日の仕事は終わり

次の日を迎えた

そして村瀬探偵事務所に新たな依頼人がやってきた

依頼人情報

渡瀬チサト

13歳の女子中学生。事務所には彼女の母親がどうこうしている


依頼内容 依頼人が通っている中学校の生徒失踪事件を解決してほしい。


どうやら失踪した生徒の中には彼女の親友も含まれていたようで、親友を救うため今回の依頼をしたとのこと


航「妖術発動 霊視。どうやら突然失踪した生徒たちは幽霊に連れ去られたようだ。

チサトさん、君の友人たちの間でコックリさんみたいな降霊術や心霊スポット探索みたいなのが流行ってなかったかい?」

依頼人「たしかに失踪した友人が一度 降霊術

お山の幽霊をやらないかって誘ってきましたが私は怖がりなので断ったんです」

航「その降霊術が失踪に関わっている可能性があるな。チサトさんのお母さん

依頼料としていくら払えますか」

依頼人の母「失踪した子たちのご両親からお金を預かっています。ちょうど500万あります」

航「十分です。娘さんの依頼引き受けましょう」


航(降霊術 お山の幽霊について依頼人に尋ねると

コックリさんのようなもので

手順どおりに儀式を実行すれば

山の幽霊がなんでも質問に答えてくれるらしいのだが失敗すれば幽霊に連れ去られるらしい

依頼人の通う中学校の裏には山があり、幽霊と失踪した生徒はそこにいる

山を所有している学校に許可をとり

優子とともに山に入る

しばらくすると山小屋があり、そこに失踪した生徒たちがいた。どうやら全員気絶しているだけで生きているようだ)

だが航と優子の背後に突然、幽霊が現れる

幽霊は相当、いままでの降霊術 お山の幽霊の実行者の魂を喰らってきたようで相当、強そうだ

先に攻撃を仕掛けたのは幽霊

地面に触れると山の地形をあやつりはじめた

地面が隆起し俺たちに向かってきた

航「これは手強そうだ」

それを回避すると

優子「妖術発動 光波」

これによって隆起した地面を破壊

航「妖術発動 水砲」

しかし幽霊はなんなくそれを交わし

追撃する

攻撃の物量は向こうが圧倒的に上

結界術を発動しながら接近戦に持ち込むしかない

と航は確信する。

航「結界術発動 光壁」

優子「結界術発動 光壁」

結界術 光壁を発動しながら幽霊に接近する。

攻撃を防ぎながらの接近は困難を極めたがなんとか接近戦の間合いに入ることができた

航「いくぞ優子」

優子「タイミングを合わせていこう」

だが予想外なことが起こる

接近戦に持ち込んだ優子と航の連撃を幽霊が捌いてみせたのだ。思わぬ幽霊の接近戦の強さに驚きつつ、追撃をする

それでも幽霊は両手のガードにより追撃の

パンチを防ぐ

航「マジか」

幽霊は口から衝撃波を出して二人を吹き飛ばして距離をとり、ふたたび地形変化による物量攻撃で優子と航を圧殺しにかかる

航、優子「妖術融合 火雷」

防御技を出すだろうと踏んでいた幽霊はノーガードでそれを受けてしまった

それは妖獣の中でも最高硬度の鬼を葬りさった

最強の攻撃技。幽霊はその一撃で消滅した。

航「なかなか強かった」

優子「二人がかりでここまで苦戦したのはじめてかも」

その後山小屋に閉じ込められた失踪した生徒を救出し、親元に返した。

生徒たちはそれぞれの親に怒られながらも抱きしめられ、親子の愛を感じた

親たちには感謝され、依頼料の500万を受けとった

しかし航と優子は次の依頼で蘆屋忠平に匹敵する難敵と死闘を繰り広げることになるのだ


次の日 村瀬探偵事務所にて

数名の依頼人がやってくる

依頼人情報

三橋透、幸村恵吾、夏川英二、菊池雄一、中村結人

〇〇研究所の研究員

主に超生物を生み出す研究をしている

依頼内容 実験で生み出された実験体127950を捕まえるか最悪殺しても構わないとのこと


なんでもその実験体は依頼者たちの想定を遥かに上回る数値の超人だったのだが

研究がおわったあと、研究所から脱走した

特徴

全身が赤く、上半身は裸かつ筋肉質

黒いズボンを履いており、目は黄色い

驚異的な身体能力と耐久力

体内で生成した毒を自在に操れる

再生能力を持っており、脳を破壊しない限り死なない


研究所にはマスコミがすで押し寄せているらしく、その対応に迫られている

そうして俺たちは実験体127950を探すことにした、しばらく研究所の周辺を中心に探しているが見つからない、そうこうしているうちに昼になったのでファミレスで食事を終えたあと街中で実験体127950を探していると

実験体127950らしき全身赤色の大男というより怪物が通行人を襲っていたので

上級妖術 雷を背後から実験体127950に放ち、通行人を逃した

優子「私たちが足止めするので逃げてください」

通行人「ありがとうございます。あなたがたは私の命の恩人です」

通行人は二人に深く感謝しながら走りさっていた。

雷を受けても実験体127950にダメージを受けた様子はない

優子、航「まあこれだけじゃ倒せないか。なら妖術発動 火雷」

鬼や山の幽霊を葬った最強の攻撃技

優子「もしかしたら死んじゃってるかも」

航「少なくても動けないだろうな」

だがその予想に反して

それを受けても実験体127950は戦闘を続ける

予想以上のタフネスに

優子と航は驚く

実験体127950は強力な毒を二人に向けて放出した。2人には毒に対する耐性があったがそれでも大ダメージを受ける。急いで倒さなければ死ぬ、優子と航はそう確信した。

優子「妖術発動 光波+水砲+爆炎弾100連」

航「妖術発動 滝+雷」

短時間で決着をつけるため、大技を繰り出す

さすがに実験体127950もダメージを受けている様子ではあるが倒すにはほど遠い

実験体127950が2人に急接近する

拳を振り上げ、隕石のようなパンチを繰り出した。

航「なんてパワーだ。まるで鬼のような」

間一髪避けたものの地面には大きなクレーターができた

凄まじいスピードとパワーにタフネス、強力な毒攻撃に驚かされる

総合能力に関しては蘆屋忠平が上だが、近距離の強さは実験体127950が圧倒的に上だ

倒すには相手が得意な近距離に持ち込ませずに妖術で

制圧するしかない

近距離戦になれば死ぬだけだ

優子「妖術発動 白煙弾」

視界を奪って、その間に距離をとると

航「妖術発動 爆炎弾100連撃」

実験体127950は止まらない

逆に拳で地面を破壊し、視界を奪うと

2人にふたたび急接近した

航はそれを読んでいた

急接近した実験体127950にゼロ距離からの攻撃を放つ

航「妖術発動 雷+滝」

実験体127950が怯むと

優子「妖術発動 光波+水砲+爆炎弾」

凄まじい連撃に実験体127950の体が吹っ飛ぶだが実験体127950には再生能力が備わっている。瞬時に再生し、戦闘を続けるが

航「再生能力があることは知ってる。

妖術発動 雷+滝+水砲最大出力」

実験体127950の腹から背中にかけて大きい穴を開ける

航「肉体再生には相当の力を使うんだろ。

なら再生が追いつかなくなるまで攻撃するだけだ」

航と優子が上級妖術による攻撃を続けた

優子「妖術発動 昇竜樹林」

優子が実験体127950の動きを封じると

航が最後の大技を放つ

航「妖術発動 光波+滝+水砲+雷+爆炎弾100連からの妖術融合 火雷 最大出力」

ついに実験体127950が倒れた

どうやら気絶したようだ

航「結界術発動 光束」

実験体127950を拘束した

優子「脳を破壊して殺さなくていいの?研究所に返してもまた暴れるかもしれないよ」

航「その時はまた俺らが止めればいいだろう。

こいつも見た目こそは違えど同じ命ある存在なんだ。人工的に作られた命だとしても軽視するのは違う気がするんだ」

優子「優しいね」

実験体127950を研究所に返したが

俺は依頼者たちにいうことがある

航「あなたがたは研究のためとはいえ、命を生み出したんだ、親がこの面倒を見てやるように

この実験体127950いやあなたがたが生み出したすべての実験体をちゃんと見てやるべきです。俺にはわかるあなたがたは実験を効率的に進めるために

実験が終わった個体にあまり気を配っていませんでした。あなたがたに見捨てられたと感じた実験体127950は自分が殺処分されると思い、今回逃げ出したんだと思います。これからは

ちゃんと面倒を見てやってください

お代は要りませんのでどうかお願いします」


依頼人「わかりました。あなたの言うとおりです。最新の実験に夢中になるあまり、過去の実験体を蔑ろにしていました。これからは自分の子どものように実験体を大切にしていきます。」


依頼人はすべての実験体一体、一体に頭を下げ謝罪し、家族として大切に扱うことを誓った

こうして実験体127950脱走事件は幕を閉じたのだった


このように村瀬探偵事務所では最強の夫婦が力を貸してくれる

もしかしたらあなたが抱えている悩みも解決してくれるかも

なにか困ったときは彼らに相談してみよう


noteやtalesでも無料で公開中

続編は6月中に公開予定

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