未来の裏切り者、出会う
どうもです
どうも~麋芳です!
僕は今、1人屋敷の裏山に来ています!!
今日はここで槍の稽古をしていきたいと思います!
本当は兄上に稽古つけてもらいたかったんだけど、麋家の当主である兄上はメチャクチャ忙しくて基本的に相手にしてくれないんだよね。
父上が生きていた頃はよく稽古つけてくれたんだけどな…
そんなことはどうでもいいね!
さぁ先ずは型のおさらいからだ!
「おい餓鬼」
餓鬼…?失礼な奴だな!僕はもう18だよ!…ってあれ?
目の前に筋骨隆々な大男が立っている。全然気がつかなかった…
「聞こえないのか?」
デカイ…2mはあるな…
「おい!」
うわぁドス効いてるな~絶対カタギじゃないよ…
「なんとか言ったらどうだ!」
ヤバイ怖い怖い怖い!目付き悪すぎだろ!
「まぁいいか」
そういって大男は去っていった。
なんか拍子抜け…
まぁいいか!稽古稽古!!
夕食後、腹ごなしに槍の素振りをしていると
門の方から何やら物音がする。
(なんだ?)
使用人達は気づいていないようなので取り敢えず行ってみた。
ドンッ!ドンッ!
どうやら誰かが門を叩いているようだ。
「どちら様でしょうか?」
「おう!やっと気がつかれたか!拙者、旅の者でござる。ここは大層立派なお屋敷。是非とも止めて頂きたい」
旅人か…
まぁここら辺は泊まれるような所がないから珍しいことでもない。
それに、兄上は旅が好きだ。自分で行くのはもちろんの事、旅の話を聞くのも大好きだ。
だから、うちの屋敷では無条件で旅人を泊めることにしている。
「あぁ、旅の方ですか。さぞお疲れでしょう。今門を開けますので少しお待ち下さい」
「おう!かたじけない!」
ギギー
そこに立っていたいたのは…
目つきの悪い筋骨隆々な大男だった。
「ん?おめぇ昼間の…」
「あんた昼間の…」
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