真魔法にオーガ
『マコトよ聞こえるか?』
マコトは寝ていたはずなのに頭の中に声が響いたがその声は覚えがありその声の主を思い出し声をかけた。
「やぁレイ一日ぶりだね」
この世界に転生して貰った神様だもんね忘れたら失礼極まりないよね
などと思いながらマコトはレイに声をかけた。
「神様のレイが夢?の中で干渉してくるってことはなんかあったの?」
『さっしがいいの、そうじゃすこしあの世界の説明をしよかと思っての』
「それは助かる、世界とかもいいけど魔法と僕の居る街のこともついでに教えてくれると助かるかな」
『そんなに話していたらまた時間が無くなってしまうぞ』
そんな冗談混じりな会話を楽しんだあとこの世界の話が始まった。
今居る世界の名前はパラデイソスと言うそうだ
マコトはパラデイソスと言う言葉は聞いたことがあったので違和感を覚えたがまだ説明が残っていたのでその考えを頭の隅によせ説明に集中した。
戦争などもあるがマコトの居る街は戦争などに巻き込まれることのない街だそうだ
マコトは戦争に巻き込まれたくないので安心したレイが言うには冒険者が戦争に呼ばれることもあるので安心するのはまだ早いと言われ肩を落とした。
マルシェですこしだけ出たが貴族などの説明もされたが正直公爵とか子爵とかよくわからないマコトにはさっぱりだったが
レイは貴族とかからわない方がいいと言われたのでその言葉に従うことにした。
まだ時間があるので魔法の話もすこしして貰ったが、パラデイソスの魔法は基本は、火・水・地・風・光・闇だそうだ。
マコトが抜刀のときに発動したアクセルは風の魔法のアレンジだそうだ。
そして氷の魔法は水の上位魔法に位置してマコトがゴブリン戦で使ったのはビックリしたそうだ。
「んっ?・・・もしかしてレイってゴブリン戦のとき見てたの?」
『まぁ、転生初日だったし心配だから見ていたの』
「魔法のアドバイスとかしてくれてもよかったじゃん」
『それはできないのじゃ、神が干渉できるのは今居る夢の世界か教会などのお祈りくらいじゃからの』
それはしょうがないねと言いマコトは魔法のもうすこし聞こうと思い質問をした。
「魔法には基本の形があると思うけどアクセル見たいなアレンジ魔法とかオリジナル魔法は使えるのかな?」
『基本魔法が普通だがマコトの場合は前世の記憶があるからアレンジ魔法やオリジナル魔法のほうがうまく使えるはずじゃよ』
「なら、起きたらダグドールのこと調べたあとは森に行って魔法の研究かな」
『お主は日本じゃあんな過酷な生活をしたんじゃからこっちでは平凡に平和に幸せになることができるはずなのにまた森に出るのか』
「その平凡に平和に幸せに暮らすにはお金が掛かるんだよ」
『人間は難しいな』
「一回こっちの世界に来なよ、まぁ僕もこっちの世界に来て一日目だけどこうしてレイと会話するの好きだしこっちの世界にきて遊べたらいいね」
マコトは笑顔になりながらそう言うと、レイはそれは難しいが頑張って見るよと言ってくれた。
そしてレイはすこしだけダグドールのことを話を聞いて夢から目覚めた。
「んっ・・レイと夢であってたからいま起きた感じがしないな」
マコトは目を覚まし、出かける準備をしようとしたがこの世界に来てから自分の服装と顔などを確認してないことに気づき確認しようとしたが鏡がないから確認することが出来なかった。
「そうだこういう時に空間生産すればいいんだね」
(イメージをつよk・・・・)
「・・・そういえばステータス全然確認してないや」
マコトは左を前にかざしステータス画面を開いた。
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名前:天城 真
年齢:18
職業:なし
Lv:12
HP:875
MP:430
筋力:400
敏捷:310
体力:490
知力:1000
魔力:650
所持金:600
スキル
剣術Lv4
体術Lv4
忍耐Lv5
生活Lv3
サバイバルLv4
錬金術LV6
鍛冶Lv6
魔力操作Lv5
魔力制御Lv5
全属性魔法Lv4
ユニーク
アイテムボックス
空間生産
解析
空間生産
1/2
ギルドカード
ランク:F
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「ステータス結構上がってた、これなら空間生産しても大丈夫だな・・・口調変えるとか言いながら全然変わってないね・・・。」
マコトはそんなことを考えながら空間生産するためにイメージを強くし鏡を作ることにした。
「んーー完成!」
マコトは自分の顔が写る大きな鏡を見満足げにそう告げた。
「容姿は日本に居た時とほぼ同じだね、もうすこしイケメンにしてくれてもよかったのに」
マコトの顔は子供の感じが残っておりthe童顔と言う顔だった。
服装はこの世界でもおかしくないような服装でバッチリだった(冒険ギルドなどで服装確認済み)
「今日はダグドールを探索と魔法の開発だね」
そういいマコトはご飯を食べるべき部屋を昨日のカウンターに向かった。
カウンターに座り朝だからと言うことであっさり目のご飯を頼むと、日本でも見たことがあるようなパンとタマゴの入ったスープが出てきた。
「おやっさんおはよう、それと美味しそうなスープだね」
「おうおはよう坊主、このタマゴスープのタマゴはホークライって言う鳥の魔物のタマゴで作ったスープなんだぜ、あっさりしててうまいよ」
マコトは説明を受けたスープに口を付けスープを軽く飲むと日本で食べてきたタマゴスープよりも美味しく
おやっさんにすぐ美味しいと笑顔で言うとおやっさんは照れたように向こうに向きながら早く食べちまえと言ってきた。
マコトはタマゴスープとパンを美味しくいただきマルシェを後にギルドの方に向けて足を早めた。
「さすがに今日はギルドは静かだよね」
昨日の喧嘩を思い出しギルドに入った。
「よかった今日は喧嘩とかしてなk・・・」
「おい!昨日の続きだ!表でやがれ!!」
「よし今日も来たのかその根性だけは褒めてやるよ、だが今日もボコボコにしてやるよ!」
・・・まだ続いてるのかよ。
マコトは呆れつつもドアの前から離れて受付の人の方に向かった。
「すみませんFランクの依頼でいいのはありませんか?」
「はい、基本Fランクの方は薬草の依頼を受けEランクまで上げる方多いので薬草の納品の依頼がおすすめですよ」
「では、薬草の依頼でお願いします」
マコトは昨日とは違う受付嬢の人とすこし会話し依頼を受け街の散策に出た。
「依頼を受けたから街を散策したあとに森に行ってある程度薬草集めたあとに魔法の実験だね」
マコトはギルドに出るときに今日の予定を考えつつマルシェの方の反対側の方の道に足を向けた。
散策するとマルシェの反対側は市場になっており食べ物や屋台などが多く並んで居た。
服などもあったのでマコトは左脚がすこし破けていたのを思い出しズボンと服を何着か購入した。
その後すこし早いが屋台でお昼を済まそうと屋台の方に向かうと日本でよく見る焼き鳥や
スープなどが色々おいておりよりどりみどりの品揃えでマコトは満足するまで屋台で食べ歩きをした。
「よし腹ごしらえもしたし森の方に向かおうかな」
森に向かうときにマコトはお金をどれだけ使った調べると服に銅貨15枚屋台に銅貨8枚ほど使った。
今日の門番さんは昨日とは違う人だったので簡単な挨拶をし森に向かうことにした。
森に着くと昨日と同じように解析スキルを使い薬草をある程度集めると魔法の研究に力を入れた。
「その前に森から出て平原の方に出とかないと森が大変なことになりそうだね」
マコトはそう言うと森から出るべき街の方に足を向けるが街のまえで魔法の練習はダメだと思い森を抜けるため足を進めた。
ここなら良いだろう、森の中ではあるがその空間だけは木があまりなく平原のようなところができており魔法の練習に最適な場所を発見したとマコトは喜んでいた。
「取り敢えず昨日とは筋力が違うしアクセルの練習とかもしても良いかも」
マコトは魔法の色々なイメージを強くし使いたい魔法の具体的なことを頭に浮かべていった。
「属性を一緒にして複合スキルを作ることも出来るのかな・・・すこし試して見ようかな」
(まずは炎のイメージをしてから風で竜巻を起こすイメージで)
「真っ赤な炎よ!風とともに相手を燃やせ!ファイアトルネード!」
小さめだが炎と風の複合魔法が完成した。
もうすこし大きめの竜巻もできたが広いとは言ってもまだ森の中だったので遠慮したサイズだった。
「これで複合スキルができるのは分かったからあとは何かな・・・やっぱり獅子丸を使った魔法を覚えたいな」
マコトはそう言うと獅子丸に手をかけ抜刀する、抜刀する際にアクセルと呟く。
アクセルを使ったのでソニックブームが発動し木が2本に傷を付けてしまいアクセルは平原でしか練習しないと決めたマコトだった。
色々考えたが獅子丸を使った魔法は周りに影響が出てしまうので獅子丸を使った魔法は断念した。
それからすこし時間が経つと大きな音に引き寄せられた魔物達が集まって来た。
マコトはさすがに今日は周りに気を配っていたので集まる前から魔物の存在に気づいており魔法などの準備は万端だった。
魔物が見えるとすぐに氷の魔法で一撃を入れ倒そうとしたが魔物はその一撃に耐えこちらに体当たりをしようと走って来た。
マコトはすぐに回避し昨日とは勝手が違う魔物に驚いたので解析スキルを使い相手の能力を見ようとした。
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名前:オーガ
ランク:D+
スキル
忍耐Lv4
頑丈Lv5
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「オーガってランク高いんだね」
あまりの驚きに逆に冷静さを取り戻しオーガを強く睨みつけた。
ゴブリンとは違いスキルを持っておりそれも達人クラスのスキルが一つとなるとさすがにアクセルを全開で使うしかマコトは勝てる見込みがなかった。
グガアアァァァ!!!
オーガが雄叫びを上げマコトに向かって突進して来た。
「そんな単調な動きだけだったら僕でも回避出来るよ!」
回避したマコトだったがオーガの動きに不審な点があった。
気づいたときにはもう遅くオーガを腰の後ろにこんぼうを隠しておりオーガは回避したマコトに向かってこんぼうを薙ぎ払った。
「がはっ!」
マコトはオーガの攻撃を正面から受けてしまい、木に叩きつけられた。
「くっこれはやばいなすぐ回復して立て直さないと」
マコトはすぐにヒールを唱えると体の痛みが和らいで行った。
だけどオーガのこんぼうにスキルそして身体能力から見るとマコトはよりもすこし劣るがマコトには実戦の経験がまだ2回しか無かったのでオーガに対応できるほど力量はまだ無かった。
考えを巡らせているとオーガがまた雄叫びを上げこちらに体当たりを仕掛けて来た。
マコトはすぐに回避しすれ違うときにアクセルを使い抜刀した。
オーガはすぐにその攻撃に気づきうまく獅子丸だけを回避しアクセルで発動したソニックブームだけ当たった。
「やったか!」
すぐにオーガの生命を確認したがオーガは傷をすこし付けただけだった。
「ははっこれどうやって勝てって言うんだよ・・・」