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猫の日

今日も今日とて部活に行く途中です。

「にゃーん・・・」

「ん?ねこ?」

キョロキョロと辺りを見回しても猫は見えない。

「にゃーーん」

声はする、姿が見えない

耳を澄ませて声をたどると猫が居た。

お行儀よく座ってこっちを見ている。

「か、かわいい・・・」

可愛いけど、部活がある。

仕方ないけれど部活に行くしかない。

「ばいばい」

猫の頭をぐるりと撫で学校に向けて歩く



「おはようございます」

体育館の扉を開け、中に入ると高宮先輩、伊江先輩、裕くんに楠本くんが居た。

「おはよ・・・さやちゃん、それペット?」

驚いたような顔の高宮先輩

「へ?ペット?」

私が聞き返すと後ろから

「にゃーん」

猫の鳴き声が聞こえてきた。

振り返るとさっきの猫

「ついてきちゃったの?」

「にゃーん」

どうやら肯定しているらしい

「どうしよう・・・」

学校に動物を連れてきてはダメという話は聞かないが、だからと言ってこのままでは部活に支障が出ないとも限らない。

「別に良いんじゃね?

さやちゃんの近くから離れないしさ、なぁ章」

確かにそうだ。

私の側から離れない

と言うかしっかり後をついてくる。

「イツキの言う通りさやちゃんの後を追いかけているから大丈夫だろ」

「にゃー」

心なしか嬉しそうだ。

「ありがとうございます」

猫の頭を撫でながら先輩にお礼を言う。

良かったね、猫ちゃん


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