初詣
屋上天使『年末カウントダウン?』の続きです(^^;
「悠紀、悠紀!早くはやく!」
黄色い袖を翻しながら親友のを振り向くと小走りで隣に並んだ
「さや、急がなくても神社は逃げないよ?」
隣を歩く私より少し小さい友人は落ち着いている。
下駄をカラコロと鳴らしながら神社部屋に続く道を歩く
私と悠紀の他にも神社へ行くのか夜中にしては沢山の人がコートの襟を立て、風を避けながら急ぎ足で追い越して行く。
パン、パン・・・
二礼二拍手一礼
『今年も悠紀と裕くんと一緒に楽しく、健康に過ごせますように』
『さやと峻くんといっぱい一緒に居れますように、怪我をしませんように』
心の中でもお願いをする
「終わった?」
聞くと笑って
「うん、おみくじ引く?屋台見る?」
目がとてもキラキラしている。
悠紀も楽しみにしてたんじゃん・・・なんて言葉の地雷は敢えて踏まずに
「おみくじ引いてから屋台見よ?」
言って、そう長くないおみくじの行列に並んだ。
六角形の筒を振り回してからひっくり返し、出てきた棒の番号を白い着物に赤い袴を纏ったお姉さんにいう。
邪魔にならない場所に移動し、手渡されたおみくじを
「せーのっ!」
開いた
吉
隣の悠紀のくじをそっと覗くと
小吉
目があった
「・・・よく読んだら結んで行こうか」
「うん」
くじを一通り読むと綺麗に折り、決められた場所に結わえる
屋台には色とりどりの雨細工、クレープ、くじ屋さん、寒いのにアイスの屋台まである
「あれ?あれ峻くん達じゃない?」
悠紀が指差した先には裕くん、白樺くん、津島くん達がこちらに向かって歩いてきていた。
「あれ?さや?」
呟くような声だったが、私の耳にはしっかり聞こえた裕くんの声
小走りで3人の正面へ行くと
「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします」
挨拶をした。




