表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/17

片思い?両想い?

家に帰りテトに今日の戦況報告をした。

(よかったじゃん!!とりあえず、一歩前進だね。)

テトは、自分のことじゃないのにとても喜んでくれた。

(一歩前進?)

(うん、あれ?その子のことまだ好きなんでしょ?)

テトの発言に俺は戸惑ってしまった。

(えっそうなの?)

(違うの?)

(それがいまいちよく分からないんだ)

(どうして?いっしょに喫茶店行けて嬉しかったんでしょ?)

(それはもう、ものすごい嬉しかったです)

(じゃあまだ好きってことじゃないの?)

(でも、一回フラれているんだぞ!もう無理でしょう)

これは俺の本心だった。いつの間にか俺はムキになっていた。

(はぁ、君は、何も分かってないようだね。いい、一度や二度フラれたぐらいであきらめたらダメだよ、もしかしたら今日のことで君のこと好きになっているかもしれないじゃない。)

(そんな事ある訳ない)

(そんな事あるの!)

テトは、やけに熱心に言ってきた。

(だって私も今日この前の人と一緒に喫茶店に行ったけど改めて知り合って素敵だなぁって思ったもん)

(フった男を?)

(うん)

テトの話を聞いてると、頭がおかしくなりそうだ。なぜフった男を素敵だと思うのだろうか。女はよく分からない。

(おまえ、そいつのこと好きになったのか?)

(それはまだ分からないけど・・・でも、気になってはいる)

その後チャットを止めご飯を食べ、布団に入った俺は神崎明日香のことを思い出した。

顔が可愛くて性格もいい、確かに魅力的だ。

でも俺には無理だと、考えるとテトの言葉が蘇ってきた。結局いくら考えても分からないので寝ることにした。

ただ一つ分っていることは、明日香のことを考えると胸の鼓動が早くなるということだけだった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ