フランスパン
家に帰りパソコンを起動する。
まだ、顔が熱い、昼休み以降頭がぼーっとしてしまい、授業が頭にはいらなかった。
チャットに入り、テトに話しかける。
(聞いてくれよテト!大ニュース)
(えーと・・・アンパン?)
(あぁ、名前変えたから分からなかったか、どう?新しい名前は)
以前テトに指摘されため変えたのだ。新しい名前はフランスパン。
(どうっていわれても・・・)
(俺分かったんだよ、確かにアンパンは、ちょっと古臭いよな、)
(それでフランスパンにしたの?)
(うん)
(・・・ねぇ、いいたいこと言っていい?)
(遠慮なく言ってくれ)
(そういう問題じゃねぇよ、何でパンシリーズ?何なのそれ、おまえの信念?)
(そこまで言わなくても・・・)
(だいたい、何でフランスパン?アンパンとそんなに変わんねーじゃん)
(すみません、もう許して下さい)
どうやらテトは、フランスパンも気に入らなかったらしい。美味しいのに・・・
(まぁいいや、別にあんたのセンスのなさは今に始まったことじゃないし、それで、なにがあったの?)
(あぁ、そうだった。聞いてくれ、実は今日ハンカチを渡しにいったんだ。その帰りに声をかけられて助けてくれたお礼に、喫茶店で何かおごりたいっていわれて明日行くことになったんだ)
(よかったじゃん)
(ただ、ここで問題です)
(また?)
(俺はなにを頼んで、なにを話せばいいのでしょう?)
(知るか!!別に好きなもの頼めば?)
(了解です大佐!)
こうして、初めての女子とのお茶会にいくことが決定した。