偽世 神域 -過去から今へ-(前)
すいません!!
ちょっと番外編の方向をずらして闇鳥メンバーの過去を書きたいと思います!
勝手にすいません・・・
今回は隊長 偽世神域です。 前と後の2つにわけます
私は生まれながらにして両親と離れて暮らしている。 理由はわからない。
でも、私の唯一信頼できる存在のおかげで私は成長した。
その信頼できる人とは、私のおじいちゃん偽世 神我だ。昔の人にしてはとても珍しい名前だった。
私はおじいちゃんが大好きだった。 いつでもかまってくれて、いつでも笑い合ってくれる。でも、突然消えることがあった。 次の日にそのことを聞いても『呼んでくれたのかい? 聞こえなかったよ。 ごめんね』と申し訳なさそうな顏でそう言うと、すぐ違う話にそらされる。
―――――嘘だ。
何回かおじいちゃんのこのセリフを聞いているうちにそう思った。
そんな事が繰り返される日常のなか私は小学生になった。
そして、小学6年生のある日・・・
「お前のおじいちゃん上の人からの命令でヒト暗殺してるんだろ?」
と、クラスで近所の飯田風介に突然耳元でささやかれた。
「え・・・・?」
私は耳を疑った。 なにかの聞き間違いだと思った。 しかし、現実はそんなにあまくなかった。
「俺ん家の父さんから聞いたんだ~・・・。 子供ももしかすると危ないからお前には近づくなって言われたけどなんか面白そうだしさっ! お前のおじいちゃんの話聞かせてくれよ!」
とこっちを見て楽しそうに言う。
しかし、こっちはそれどころじゃない。 頭の中のおじいちゃんとの思い出がぐちゃぐちゃになった。
「嘘だ・・・。 嘘だ嘘だっ!! そんなわけ・・・・!!」
私は、学校を出た。 一刻も早くおじいちゃんが暗殺なんてしてない事を聞きだしたかった。
息をきらしながら家につく。
ガラガラ・・・
ドアを開けたその先にはおじいちゃんが掃除をしていた。
「どうしたんだ? 神域? もう学校終わったのかい?」
「・・・おじいちゃん!!! おじいちゃんが人殺してるなんて嘘だよね!?」
おじいちゃんは私の見てビックリしていた。 しばらくするとおじいちゃんは目をそらして
「誰から聞いたんだい・・・?」
「そんなことはいいのっ!! おじいちゃんは暗殺なんてしてないよね!?・・・してないって言ってよ!!」
「・・・ごめん。 おじいちゃんは上の人から言われてね・・・「嘘つきっ! おじいちゃんは・・・なんでもないって言ってたじゃん!!!」
私は、おじいちゃんの声で・・・<暗殺している>なんてフレーズは聞きたくなかった。
夢中で家を飛び出した。 こんなに泣いた事なんて今まであっただろうか・・・。
ふいてもふいてもこぼれる涙に
「止まれよ・・」
と、意味のない声をかけながら・・・。
すいません。
シリアスですね・・・。
誤字脱字あったらスイマセン。