第九話 本土に行く
畑を広げることに成功した私は(真ん中に木があるけど)キャベツやジャガイモを育てることを決意、そのためには本土にあるカカシが必要(ついでに塩も欲しい)そう本土に行く必要がある
魔法使い「今日は本土に行くの・・帰って来るよね」
私は嵐に会いそうかもと不安になった
釣りの成果
コイ:60ポイント
アオウオ:200ポイント
ギンブナ:100ポイント
ナマズ:110ポイント
わくわくタウンで魚を出荷してそれなりの金額を手にした私はこれで本土に行けると安心した、何故って・・乗船チケット500ポイント・・格安だよ往復なのに、でも今の私は・・
ため息の一つでもつきながら私は船に乗った、船は高速船で数時間で本土に到着する。
本土には色々な施設が存在するが最初は牧場組合から行こう、動物課で動物を見に・・は当分先の話
預金課(実はポイントは預けることも引き出すことも可能)は預けたポイントもないし用がない
依頼窓口で依頼を受けろのが目的だ、依頼とは特定の出荷物を規定量収めると報酬としてポイントが貰える制度のことだ、報酬のやり取りに電話が必要なので私には無理だった
だからこうして直接依頼を受けに・・・電話がないと無理・・ダメだった
大人しく穀物課でカカシを買おう・・スプリンクラーがあるヤッター 1個6000ポイントああああああー・・大人しくカカシを買おう・・3200ポイントギリギリだ
いやホントにキツイ苦しい(唯一の救いは設置物は無料で開拓地に送られ魔法の袋に入るのでかさばらないこと)・・この後は大人しく帰らず・・映画館で上映中のタイトルを見たり・・塩を忘れてた、デパートに行こう。
デパートでは中に色々な店がある、例えば野菜や花の種を売っている花屋とか・・種類は豊富だが値段が高く・・今は寄らないでおこう
本屋は拠点とは段違いの本が置いてある(1600ポイントが最低ライン)
食堂には美味しい食べ物がたくさん・・定食が170ポイント、コーヒーが80ポイント・・ちょっとぐらい・・ダメだ我慢我慢、大量の塩が待っている。
塩の入手には2種類の方法がある、その一つが家具屋の調味料セット、砂糖・塩・酢・醤油・味噌の5点セットなんと5000ポイント・・無理・・お菓子作りにオーブンでも買おうかな、オーブン5000ポイント・・でも家具屋には憧れのテレビが・・10000ポイント・・悲しい、せめてフライパンでも2000ポイント・・
残る方法が食材屋で買う・・420ポイント・・えっ何でこんなに高いの? とても大量購入は無理で一個だけ買うのが精一杯だった・・本土の物価はとても高い・・
せっかくだからデパートで遊ぶことにした、このデパートは今は10階建てで階段のみで上り下りをするのではなくきちんとエレベーターがある(エスカレーターはない)吹き抜けもある頑丈な施設だ。
どこに行こうかな?買った塩は1ポイントで利用できるポイントロッカー(コインロッカーみたいなもの)に入れて
無料の場所は、案内板を見ながら・・像でも観に行こう
私は女神様の象を観に行った・・似てねぇ~実際に見た女神様とは全然違う・・アレ?本土の女神様は違う女神様なのかな?
あまりの別人ぶりに私はそう思うことにした
ステンドグラスの女神様も似てないし・・ギャラリー(壁に飾り付けてある無料の絵)にある女神様の絵も別人だった・・想像で作ったのかもしれないと私は人魚象を観ながら思った・・人魚とかいたっけこの世界?
でもライオン像は本物っぽい、開拓地にはいないよね・・
ショーウインドーで服を見ながらそろそろ服も・・オシャレとは無縁の生活・・目の毒だ去ろう
休憩所で一休みしながら考える・・果樹のことだ、そろそろ木の実が欲しい・・甘い物が食べたい・・そうだ観葉植物でも見よう・・ヤシの木を見つけた私は思う・・ココナッツ飲みたい・・
後一つ水族館もあるけど今日は帰ろう、ポイントもないし・・
今日は魔法の練習だけして・・サイコキネシスや傀儡魔法に重力魔法など
サイコキネシスでコップが持ち上がって落ちた
塩を手にして魚の塩漬け肉を作りたかったが・・塩が高価なので焼き魚の塩焼きがせいぜいか・・釣りをしてない・・そう言えば海釣りしてない・・異世界ならマグロぐらい釣れないかな・・明日は釣りだな・・
夕食は茹でたカブ(塩味)とお塩・・塩が美味しい
明日は今日よりいい日かも