プローブ(探査機)
4大魔法と 光 闇 無属性魔法。
貴方なら、 何魔法を取得しますか?
もし、 異世界に転生転移したら? チート力を 何個望みますか?
プローブ(探査機)
スピカは、 ドロシーを観察し ハヤトに報告した。 世界中に バラ撒かれたプローブは、 非常時の数に戻った。
ガクブルっ! スピカの 報告は、トンデモなかった。 テイソウの危機で 人としての、 尊厳の危機だった。
✧殲滅しますか?✧スピカは、ハヤトに問う。
✦ソレはダメだよ。 狙われただけだからね? ボクではない、 ターゲットを与えてくれる?
出来れば、 違う学校の方がいいな✦
✧了(解)!✧スピカは、嬉しい。 ハヤトを、生物学的雄として 狙ったドロシーに、制裁を下す命令を受けた!!!
✦業腹だけど、 一応姉上だし 穏便にね?✦ハヤトは、 優しすぎる…
✧モチロンデストモ・・・✧ほくそ笑むスピカ! シンギュラリティーAIなのに、 めちゃくちゃ人間的な表情? パールスカーレットの真珠は、 煌めきをました。
✦ドロシーは、 まかせるよ。 あとの報告はいらない。 スピカを信じてらからね? それより、 魔法大会の出場者の情報収集をお願いするよ。 ボク達のチームは、 初等科一年生だから ソレナリの成績をあげたいからね?✦優勝を狙って欲しいスピカは、 床に落ちそうになる!
✧優勝しないのですか?✧あくまでも、スピカは ハヤト最上主義なのだ。
✦この年齢で、 悪目立ちはよくないだろ?✦スピカだって、十分以上に合理的考えだとわかっているけど、何につけてもハヤトに負けて欲しくないのだ。
✧了(解)!✧
✦小休憩始まるかから また後で。✦
「5時間目が終わったぁっ! 眠るのをガマンすんの地獄だぁっ!」コタローは、机に突っ伏した。 バッチコーン!! コタローの頭に 容赦の全くない、 愛?の鞭が入る。
「痛ってーえっ! セーラ! そのパンフレット 鋼鉄製か? オレ死んじゃうぞ?」
「コタローは、 殺しても死にませんよ。 ハイこれが、 魔法大会のパンフレット! 熟読!」
「ウルサイ奴らだな。 ハヤト貰って来たぞ、 魔法大会の申込み書。」勇者のタマゴは、 仕事も早い。 デキる奴だ。
「ソレは、 ワタクシに。 アーサーは、 一応気が効きますね? プラス1点!」セーラさん? 何の点数付けですか?
「あんだよぉー? セーラ何の点数だよぉ?」
「熟読!! コタローは、 集中力欠いたので マイナス50点!」
(( ゲゲっ! ))ハヤトとアーサーは、瞬時に悟る! 突っ込むと 大爆発な案件だと! 二人は、 謎の点数は スルーすることにした。
「サツサと 熟読なさい!! ハヤトとアーサーは、 ここにサインしてね?」女の子に逆らって いい事などないのだ。 ハヤトとアーサーは、 素直にサインする。
チーム プチシュー・・・クジで当たった名前だ。 ハヤト(アクアマリン)、 アーサー(ビリーブ)、 セーラ(聖光)を かいくぐり、 ただ おやつに食べたいシュークリームを書いた、 コタローの案が アミダクジを、 当ててしまったのだ。 シカタもなし……。
チームリーダー コタロー・・・3人は絶句! コタローって、 最強なのか? 3人は、 頭を抱えた。
「本当に、リーダーはコタローでいいのかしら? 最終確認だけど?」セーラは、 しかめっ面で まだブツクサ言ってる。
「クジなんだから、 アキラメた方がいい。 もう 試合に向けて色々考えないとね?」ハヤトは、前向きだ。
「マズは、 お試しだからね! 勇者も まだ、 悪目立ちしたくないし、 コタローがリーダーでかまわないぜ?」アーサーも、 脳筋なりには 考えがあるみたい。
「プチシュー……、 まぁ、 良いケド……」セーラさんは、 やっぱり不満顔。
「熟読したぞ!! サインは何処にするんだ? 」セーラに、 教えてもらい サインするコタロー。 コレで、 魔法大会出場は 決定。
「6時間目の 授業終わったら、 第13訓練場に トブ(転移)するわよ! 勿論 チーム揃って。」四人は、 右手を重ねあって 上に掲げた。
「「「「 ぷーぅっ! 」」」」…何てしまらない……コタロー以外・見ていたクラス全員が 失笑した……。
✧ プチっ…… ✧ スピカも お怒り模様……
帝都魔法大学院には、 魔法訓練施設は 大小様々沢山ある。 執事イリアは、 チーム プチシューの為に、 第13訓練場を選んだ。 ハッキリいって、 ハヤトの貸し切りになっている。 セーラ達には、 秘密だが ハヤトの魔法訓練を、 公開しては行なえないからね。
「マズは、 個人の得意魔法を 順番にヤルわよ! 一周目 私から!」セーラは、 訓練場の マークの前に立つ。
「全ての光 あの的を穿てっ!!」魔法の呪文を練り上げたセーラは、 叫んだ。
光の矢が 見えない弓から、 発射されて 的の真ん中に刺さって消えた!
「フッ! 当然 命中よ!」セーラご機嫌だ。
「ファイヤーアローっ! バーンっ!」アーサーは、 ピストルを 打つように、 左手人差し指から、 ファイヤーアローで 的の真ん中を射抜く。
「勇者は、 的を外さないぜ?」当然とばかり、 のたまうアーサー。
「アクアビームっ!」一応、 ハヤトも詠唱はした。 無詠唱でイケるけど みんなに合わせた。 モチロン命中である。
「真ん中だぞぉっ! いっけぇっ!」コタローが叫ぶと。 的前の土が盛り上がり ランスとなり、 的の真ん中目掛け グニャリと曲がりながら、 的を粉砕した!
「オレ、 まだ、 力加減をコントロールできないんだぁ…テヘペロっ!」かわいいのかっ? コタローのテヘペロっ? 誰得?
「ゴツっ!!!(コタローへのゲンコツ) バカ!! フレンドファイヤーなんか、絶対許さないかなねっ?! 最初に、 そお云う大切な事は 説明しなさい!」セーラには、逆らうまいと 男3人は、 心のページにメモした。
「みんな初級魔法以上は マスターしているし、 光 火 水 土の それぞれ得意魔法がチームにあるのは、 とても有利よね? 風は? 誰か出来ない?」セーラは、 ワクワクしている。
「勇者の魔法は、 火 だと、 決まっているからなぁー。 澄まないけど、 俺はない。」
「オレも 土だけだなぁ…。 豊饒系は、 土魔法から ちょっとはイケるけどさぁ…。」コタローは 何気に、 出来る男の子か?
「ボクは、 風魔法できるよ。ちょっと待って…。」
「風よっ! 的を切り裂けっ!」ハヤトが振り抜いた右手から、 無数の風の刃が 的を切り裂いた。
「「「 !!! 」」」
「俺達、 優勝狙えるんじゃね?」アーサー他 3人は 確信する。
「いやいやいや、 先輩達は 何年も、 魔法のエビデンスから 訓練しているから、 優勝はムリゲーだよ? ボク達、 悪目立ちしない 先輩達や先生達、 観衆に受け入れられる 正当な演目を、 ヤルべきだよ。 優勝は、 セメテ初等科卒業の 4年生時だろうね?」ハヤトは、 本心を語る。
「そうね…。 魔法大会出場者は、 優勝を狙う4年生が大範だし 腕を披露したい、 一年生がぱらぱらいて ニ年生と三年生は様子見してるみたいだから。 ハヤトの考えは妥当よね? 悪目立ちして 出る杭は打たれるっていうのは、 絶対さけたいわね!」
「「「 賛成! 」」」 チームワークもバッチリだね!
「じゃあ、 武闘系じゃなくて 皆が楽しめる、 マジック系にする? 今夜、 それぞれ考えてきましょう?」セーラの鶴の一声で、 魔法訓練は終わった。
「腹減ったぁっ!」コタローは、 またまた デカいおにぎりを、 鞄から出しで パクりだす。 本当にデカいおにぎりだ。
「コタロー? 鞄の中には、 何を入れてるの?」セーラだけでなく、 ハヤトとアーサーも首を傾げている。
「毎日、 おにぎりと おにぎりと おにぎりを入れてくるぞ! あと、お茶もな! ソンナの当たり前じゃん!」
「「「 教科書は? 」」」
「ソンナの入れたら、 おにぎり入らないじゃんよ! 教科書なんざ、 教室に全部揃えておいてるぞ? お前ら まさか持ち歩いてるとか?」
「「「 宿題は? 」」」
「家に揃えた 教科書でやる。 古本屋で揃えた自慢の一揃えで、 先輩の要点チェックマークとかツイてて めっちゃ便利だぞ?」コタローは 胸を張る!
「「「 負けたぁっ…… 」」」3人は、 コタローに惨敗である。 ソンナ手があるとは……。
状況を観察していた執事イリアは、 早速、 古本屋の 正にお下がりの教科書一揃えを、 確保する決心をした。 モチロン、 アーサーとセーラも、 お下がりの教科書一揃えを ゲットするだろう。 コタローアナドレない……。
「コタローの鞄は、 まぁ どうでもいいわ…。 かえりましょ?」セーラは、 平静を装い 転移室を目指す。 男3人も いそいそと、あとを追う。
「「「 まぁまぁ有意義な訓練だったか? 」」」
「ヤッパ ちょっちオカシナ奴らなよなぁー?」
✧ オカシイのは、 コタローだ!✧
多分、スピカの感想が 一般的に正しいよ。 色々、 コタローは、 一般的ではナイ……確実に・・・・・
「今日の、 魔法訓練どう考える?」夕食時、 ハヤトは、 話題をふった。
「コタローって、 オモシロイ奴だな? 土のランスは、 誘導弾よろしく 的を粉砕したのかよ! そして、 クダンの教科書の考え方!! 最高じゃねーか!!!」絶賛するスコット!
「お下がりの教科書は、 首席卒業者の中から 最上のモノを 吟味して、 家用にしましょう。」執事イリアも、 肯定する。
「コタローって、 何気にオソロシい子だよね? 笑っちゃう位 天真爛漫なのに、 めちゃくちゃヤル事は、 エゲツないレベルって!!」
ワイワイと楽しい夕食だった。
✧チーム プチシュウに差し入れとして、アイテムBOX小つきの リュックサックを用意しました。 容量は、 6畳一間分で 時間停止機能と、 空間転移(行ったコトがある場所限定)機能付き。勿論 使用は個人限定です。匿名で、 学校宛てに贈っておきました。✧
✦ ソレは、 助かるよ。 アイテムBOXと 転移は、 コレからずーっと必要だからね。✦
✧コタローの、 柔軟過ぎる思考は スキルが関係しているのでしょう? 無意識に、 有効な様々な手段を講じるとは 全く、 並列処理だけでは 考えられません。 スピカも負けず 柔軟な考えを行ないます!!✧
✦ソコは、 適宜にお願いね? ヤリ過ぎると 変人まっしぐらダカラね?✦
✧了(解)!✧
✦冒険者の装備一式と、 食糧(料理品とおやつ)、 干し肉や黒パンも 10日分は入れて置いて? あーっ、 コタローには、 唐揚げとおにぎり多めでね? ふふふっ✦
✧ハヤトは、 やさしいです…✧ スピカは嬉しく考える
✦チームメイトだからね? ふふふっ、 大切な友達1号だから。✦
✙ ぶぶぶぶぶっ✙ ヤク1個の金のタマゴが 何か主張して、 ブルブルしている(笑)
「もう、寝よっ!」ハヤトは、 声にして 布団を被った。明日は、 演物の決定会議を チームで行うからね?
プローブ(探査機)は、 休まず観察対象から離れない。
読んでくださりありがとうございます。
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