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✡スピカ✡  作者: 小泉ハヤト
2/12

ドロシー VS セーラ の始まり

 登校2日目!! 

今日の目標は、友達を 少しつくりたいな! あまり目立たない程度で 教室の空気みたいになりたいよ。


  チェリーブロッサム



 帝都魔法大学初等科入学式は 桜満開の中行なわれた。ボクは、生まれつき魔法が使えた。何なら、歩けるようになる前に、安全に ふよふよ飛べた。そして、もう1つ 生まれつき持っているもの、パールスカーレットの真珠だ。ルビーのように煌めく真珠を 左手に、握って ブルームーンの夜夜明けに誕生したボク。


 スカーレットスピカ(真珠)は、いつも一緒にボクについてまわる守護神でもある。あらゆる物理攻撃や 精神攻撃、毒攻撃等状態異常から ボクを護ってくれる。日常的には、ポケットに入っているけど もしもの時は、ボクの頭上に 出現し、浮かぶ。ふふふっ…もう、結構有名かなぁー?


 あっ、話しが脱線… そう! 前世 日本で言う、小学校一年生に ボクはなれた!! 帝国では、どの学び舎でも 幼稚舎を除き、初等科4年、中等科4年 高等科4年があり、大学院は 納得行くまで研究研鑽し、卒業となる。

 平民等は、普通科学舎に学び また、運動能力や身体能力が高い者は、騎士士官学舎に通う。

 ボクは、将来 冒険者になり、魔法剣士を目指すので、帝都魔法大学初等科入学とあいなった。


 入学式は、前世日本とほぼほぼ同じだ。そして

一年生の教室での 初めてのホームルームも、簡単な自己紹介から 始まった。ふふふっ、廊下窓際の 机順なのも、同じだなー?


「… … …よろしくお願いします。」校庭側後ろから、2番目 つまり、ボクの前の男の子の自己紹介が終わり、ボクも つつがなく、自己紹介を終えた。


…、ウ~ン普通だ。何も問題は 起こらず、後は 帰るだけだ。テンプレ…ないのかー? それはソレで、寂しい。いやいやいや、サミシくなんかない! 平和がなによりです。 サッさと、帰ろ。



✡✡✡✡✡✡✩✡


 「ただいま!」校門の前で待ってくれていた、執事イリアに 声をかける。帝城までは 普通に歩くと、1時間はかかる。校門前の 雑貨店の、専用個室から 転移すれば、一瞬で 帝城内 森の中にある、別邸のリビングに帰還だ。

 一応 2階の自室で、制服から 部屋着に着替え、おやつを食べに リビングに戻る。

「今日は、アップルパイです。」と、冷たい果実水と渡してくれる 執事イリア。小さいく1人前の ホールパイは、料理長スコットの コダワリの一品で、アツアツなのだ。ボクは、冷めたアップルパイも好きだけど、アツアツのアップルパイは 大好きなのだ! 

「「「 いただきますっ! 」」」3人、同じ丸いテーブルで 仲良く食べる。執事イリアは コーヒー、料理長スコットは 紅茶だ。ボクの家族は、コレで全員。父上の皇帝は 帝城本丸に住んでいる(当たり前かぁ!)。ボクは 第11王子で、帝位継承には 程遠く、誕生より 特殊な男の子だったので、帝城敷地ない森の別邸で 静かに暮しているのだ。成人(15歳)して、社交界デビューまでは ボクの存在は、秘密にされている。初等科入学時は、魔境ダンジョン都市辺境伯の血縁者と なっている。王族の次に高位の貴族だ。イジメられる心配は ないだろう。 うん?ないよね? 今日のクラスメートの 自己紹介を、思い出しながら食べていたら 味わう間もなく、アップルパイは 消えてしまった! もっと味わって食べれば良かった! クスん…後悔先に立たず…。

「おかわりされますか?」料理長スコットが、気を利かす。

「いいえ、おやつは 適量食べるのがよいでしょう。」執事イリアが、ぴしゃりと おかわりを否定。

「そうだね、歯みがきして 少しお昼寝したら、勉強するよ。」ボクは、真ん丸体型には なりたくないし、おやつは 毎日食べられる。


 2階フロアは、ボクの部屋。前世東京の タワマンと、同じ設定?炊け ベットが、天蓋つきなんだ…。エンシェントドラゴンのブレスにも耐える シールドが付与してある。 大人3人は 寝れる大きさだよ。

 森の別邸は、隠蔽の魔法がかけてあり 森の中を歩いては、辿り着くことは出来ない。転位してくるしかない。ボクって 凄く護られてるんだけど? 何から護られテルンダロウ? 深く考えたら イケない事案だよネ… コワッ! スル~しよーっと・・・



✡✡✡✡✡✡✡


  登校2日目 教室


 「おはよー! オレは コタローくんだ! 友達1号よろしくなっ!」なんか めっちゃ元気な、柴犬みたいな ちっこい男の子が、右となりにいたぁー‥「ハヤトだよ、よろしくね?」

「オーっホホホ! ワタクシは 帝国、第17王女 ドロシーですわ! よろしくしてあげてよっ! オーホホホっ! 」全部の言葉に[ ! ]マークが付く、金髪縦ロール 末っ子王女!!確か ボクより、3日早く生まれた 第6側室の子どもだよ・・・別のクラスが 良かったのになー…トホホ…「あー、よろしくね?ハヤトだよ。」仕方なく、挨拶した。

「おはようございます。ハヤト君の前の席は、セーラの席です。ドロシーさん、もう 先生が来られます。自席に戻ってほしいです。」セーラさん、ドロシー王女に ハッキリ正論先制攻撃決まったね!

「あらあら 仕方ありませんわね? ワタクシ ハヤトに、確かめたいコトがありましたのに…真ぁ、今はコレ位で 勘弁してさしあげますわ!ごきげんよう!!」ツカツカと 去るドロシー… 何か ホッとしちなゃうな。

「ハヤト君、何て頼りないことですか?王女などの 学舎では、関係なくないですか? シャキッとしたらいかが?」セーラさん ボクにも 厳しい!!  って、ドロシー!教室から 出ていったぞ!!!?

「あいつ(モチロン ドロシー王女)、昨日 この教室には、いなかったぞ??」へっ?そうだったっけ???

「ドロシー王女は、確か 帝都魔法大学初等科ではなく、帝都普通大学初等科のハズ!何で わざわざ、ハヤト君に 挨拶しに来たのです?」

「いやいやいや 知らんし?(違う学校じゃん!良かったぁー)」ボクは、スっとぼけた。アンナのに関わったら、面倒くさいだけだ。最悪 事件が起こる。おおイヤだ。考えるだけで、イヤな予感しかしない……ココは、考えるのはヤメよう!スルーだ!スル~!大事なコトなので 2回言いました!!


 まだ、予鈴前なのに ドッと疲れた気がするぅ! 気のせいだ!ボクは、まだ元気なのだ!




 

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