if..もしも君なら何をした
これは、私がこれから書く小説の前日談です。
初投稿で拙いですがぜひ読んでください!!
「この世界は間違っている、国がプログラムの予測に心酔し、当然のように起こってないことを起こると信じ、無実の人を苦しめる。それは、非人道的でありそれを国が行うことは過去の独裁国家が行ってる事と同じではないか!! 皆、力を貸してくれこの間違った世界を我々が救うのだ!!」
「いい演説だったぜ、イスト、指揮が上がった」
「ありがとう、ディネ」
イストは反疑似地球組織ブロイの長である。今回の集会はブロイができてから初の作戦、プラットホーム04への襲撃前集会、その締めの演説を終え、今は襲撃の瞬間を待つ。
「スコラ、ボア、オズ、エピ、ニア話がある来い」
イストはそれぞれの隊長をテントへ呼んだ
「揃いました」
隊長が並ぶのを確認しディネが報告する
「ありがとう」
ディネに返しイストは続ける
「みんな、ありがとうやっとここまで来たな、最初は俺らだけだった、それがあんなにも多くの人を味方につけた。これがどれだけすごいことか、みんなの協力無しにはできなかったことだ」
イストが感謝の言葉を述べ、スコラが答える
「それもこれも、お前が始めたからだぜイスト お前があのくそコンピューターに予測されない特別な人間だから俺たちも捕まらずに入れる」
「特別な人間か、俺はそんな大層なもんじゃないけどな」
イストがどこか寂しいとも無感情ともとれる顔で答える
「時間だ」
ディネの声で全員の背筋が伸びる
「いくぞ」
襲撃が始まり、銃声の響く中、スコラの耳にイストとディネの会話が微かに届く
「あまり...ぶんでは...いな...だまし...」
「...あでもこれで...できる...えのもくてき...なイスト」
スコラはあまり聞き取れなかったがなにか胸騒ぎがした。