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1.8

ゆずとかえで(ふたり)の方から、異様な気配を感じたわたしは、錆びたロボットのように恐る恐る顔を向ける。


ゆずは、111点だった。

ゾロ目だ! ゾロ目だ、じゃない!

しかも綺麗な尻上がりの100点超え(さんけた)

ゆずの才能を踏まえたなら。

いったいこの先どこまで行ってしまうのだろう……。


ゆずは完璧超人なので、何でも得意だ。

少なくとも苦手なものは見たことがない。

能動的な性格ではないので、その一端を見ることもそれほどないが。


強いて言えば、新入生テストでは悠々と学年一位をとっていたな……。体力測定も全項目オール満点だとか……。

その力、世の為、人の為に使った方がいいのでは?


そして。

かえでは184だった。

うん……? 見間違いかな?


「おっと、自己ベストを更新してしまったね」

「どういうことなの!?!?」


え、まって、このなかで生き抜かなきゃいけないの、わたし……?


少し雑談という名の休憩を挟んで。

恐怖の第二ゲームが始まった。


わたしは懸命に足掻いたけれど。

99点のスコアを見上げながら、空想の煙草をふかしていた。

やれやれだぜ……、二回目でも三桁に行けないなんてな。


二回目は、ゆずがトップ。

171点。ギアのかかり方がバグってる……。

次点であおいが120点。

無邪気に喜んでる(かわいい)

ターキー(トリプルストライク)出してる(こわい)

やっぱり10本か0本しかない(こわい)


続いてりんが109点。

体力面でハンデだよね、部活終わりなら。

そして、かえでの105点。

波が激しいタイプらしい。わかる……(親近感)。


99点(わたしの運命とはいかに……!

次回、春原わたし 死す!

本番開始(デュエルスタンバイ


いや、死すじゃないけど!?

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