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あの日の空に恋をして  作者: 夢木歩
4/6

短いです。

あの仮面舞踏会から三ヶ月。

夢のようだった・・・。


殿下と踊れた。

わたしのこと、覚えていなかったみたいだけど。

この瞳は特徴的だから、覚えていてくれたら、一発でわかるはずなのに。

この三ヶ月、一か月に一度、社交パーティーには参加したけど、アラン殿下がいらっしゃるパーティーではなかった。

別のパーティーで、コトリア様と一緒に踊る殿下を見たとこの前のお茶会でマリエールが言っていた。


気が滅入る。

でも、“次”の約束をしてもらえた。

いつのパーティーに殿下がいらっしゃるなんてわからないけど、きっと会える。

そんな気がする。










今日は、兄様とミリタリーお姉様と一緒に参加する王宮のパーティー。

兄様たちは婚約を発表して以来だから、一年ぶりくらいのパーティーじゃないかしら。




今日は若草色のドレス。

実はミリタリーお姉様が着ていたものをリメイクしてもらったの。

ミリタリーお姉様は背が高いから、もう着れなくなったドレスをいただいて。

私もお手伝いさせてもらって、けっこう自信作。


王宮のパーティーには貴族がほとんど参加する。

コトリア様ももちろんいるけど、私は私。

頑張るんだから。





「意気込みは素晴らしいんだけど、行動しないと」

「うぅ、わかっているの、わかっているんだけど。」

兄様たちと別れ、いつもの三人で壁の花。

視線の先はホールで踊るアラン殿下とコトリア様。

次に踊るのは私だと、群がり待つ令嬢たち。



「もういっそ、あの令嬢の群れにベリナも行って来たら?」

とんでもないことを言う。


「私はツリイデくんと踊ってくるわ。」

ルーシェは最近気に入った男の子が見つかったらしい。

今日も二度目のダンスを踊りに行くそうで。


「「いってらっしゃーい」」

マリエールと一緒に見送る。



「わたしたちも踊りに行こうか」

これでも誘ってくれる殿方はいるわけで。

うじうじしていても仕方ないし、軽く踊ってこよう。


ありがとうございました。

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