文章ルールを守るか守らないかについて言いたいことがある
文章のルールは色々と存在します
三点リーダー「…」は「……」のように二つ繋げる
段落の始めはひとつ下げる(字下げ)
などなどですね
これを守るか守らないかで色々と論争が起きている様なので、私からの意見を述べさせていただきたいと思います
結論からいくと『目的に応じて変えるべき』です
目的ってなぁに? と思った方。これから順を追ってそれをお話いたします
1:なぜルールはあるのか
2:新しい在り方『Web小説家』
3:目的に応じて変えるとは
1:なぜルールは存在するのか
これは簡単に言うならば『誤字、誤読を減らすため』です
例えば…なのですが、これは紙に書いていた時代、縦に点点点と打っていました
ところがこれを見た編集や出版会社が、三点リーダーではなくカタカナの『ミ』と間違えてしまったのです
結果、三点リーダーのほとんどをカタカナの『ミ』として印刷。本は出版されてしまいました
もちろん回収作業ですね
こうしてカタカナのミと間違えない様にと『三点リーダーは二回連続して打つ』というルールが出来ました
!の後に空白を空けるのも「l」(エル)や「し」「I」(アイ)との混同を避けるためです
ちなみに「~~~~」と「」の最後に句点を入れないというのは出版社独自のもので、日本で正式には「~~~~。」このように「」内でも文章の最後に句点を付けることになっています
これは出版業者が版を使って印刷していた時、少しでもインクや「。」の版を減らしたくて作り出したルールで、『正式な文章の書き方としては間違っています』
このように、今まで色々な失敗と試行錯誤の果てに、読者が決して読み違いをしないように、また、内容が読み手に伝わるようにするために、文章ルールとは作られて行ったのですね
2:新しい在り方『Web小説家』
文章ルールなのに、いきなりなんで小説家になんだこの野郎!
金返せごらぁと思った方
……儲け話ですよ? ふっふっふっ
世の中には書籍に頼らず、「文章をタダで読んでもらう」「動画をタダで見てもらう」ことで広告収益を稼ぐ『新しい在り方』の小説家というものが存在します
中国や韓国などでは既に行われている形ですね
まあ、これらの国では書籍がネット上に違法で氾濫してしまったため、本が売れずに出版社が立ち行かなくなってしまったからこういう方向に切り替えたといわれていますが、これは本件とは関係ありませんので置いておいてください
この新しい在り方を、既に日本でも実践されてらっしゃる方がいらっしゃいます
有名な方だと「イケハ〇大学」さんとかで、動画内でぶっちゃけておられましたが、月収は数百万円だそうですよ
それで、何故これが文章ルールと関係があるのかといいますと……媒体の違いにより適したルールは変わる、という事を言いたいのです
今現在、私は文章を一行ずつ開けております
その方が読みやすいからですね
また、字下げもしておりませんし、文章の最後に句点も打っておりません
それでも読めますよね
むしろ書籍のルールそのままで行く方が読みにくい可能性の方が高いでしょう
――以下は同じ文章を文章のルール通りに書いております――
文章ルールなのに、いきなりなんで小説家になんだこの野郎! 金返せごらぁと思った方。……儲け話ですよ? ふっふっふっ。
世の中には書籍に頼らず、「文章をタダで読んでもらう」「動画をタダで見てもらう」ことで広告収益を稼ぐ『新しい在り方』の小説家というものが存在します。中国や韓国などでは既に行われている形ですね。これらの国では書籍がネット上に違法で氾濫してしまったため、本が売れずに出版社が立ち行かなくなってしまったからこういう方向に切り替えたといわれていますが、これは本件とは関係ありませんので置いておいてください。
この新しい在り方を、既に日本でも実践されてらっしゃる方がいらっしゃいます。有名な方だと「イケハ〇大学」さんとかで、動画内でぶっちゃけておられましたが、月収は数百万円だそうですよ。
それで、何故これが文章ルールと関係があるのかといいますと……媒体の違いにより適したルールは変わる、という事を言いたいのです。
今現在、私は文章を一行ずつ開けておりますが、その方が読みやすいからですね。
――終わり――
スマホから見た場合、文字がだいぶ詰まって見えて、読む気を無くされる方が多いでしょう
この様に媒体によって文章のルールも変わっていくべきでしょう
3:目的に応じて変える
それでは結論です
文章のルールを守るのはどうすればいいのか
それは『書籍作家を目指す』か『Web小説家』を目指すかで変わって来ると思います
もしあなたが書籍作家を目指すのであれば、文章のルールは必ず守りましょう
真面目に働くことをモットーとしている会社に入って来た新入社員が、服はアロハ、髪は金髪、敬語は喋れない、唇ピアスにガムをくちゃくちゃ噛んでいたらどうでしょう
「帰れ」と言われて首ですよね
出版社は文章のルールを守って動いているのですから、ルールをきちんと守っている人を優先するに決まっています
ですからあなたがもし『書籍作家』を欠片でも狙っているのならば、文章ルールを絶対に破ってはいけません
逆にあなたが『Web小説家』を目指すのであれば、適した文章ルールを模索してみましょう
Web小説の文章ルールはまだきちんと定まっていません
是非あなたが作り上げていくべきでしょう
その際は、『決して自分の主観だけに頼らず』読者やほかの書き手と情報交換をして決めて行ってください
自分の主観だけでルールを決めるのは『身勝手』と言います
一番悪いのは『どっちも』という判断です
最悪ですのでそれは止めましょうね
Web小説は宣伝が命ですし、無料公開されているという事に意味があります
それを販売することを目指すなんていうのは真逆のことです
おひねり目的に販売するというのなら、そもそもおひねりとしてもらいましょう
Youtubeのスーパーチャットやノベプラなどで貰えますよ
とにかく何が何でも文章ルールを守る、というのは意味がありません
アナタがどういう未来を描いているのか、それによって文章ルールを選択するべきです
それでは書き手の皆様の未来に幸多からん事を祈って
ところで綺麗に締めたら最後なんか台無しにしたくなるの…
う〇ち!