表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編小説

ぼくが誘われてもカラオケに行かない理由

作者: 黒田明人

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくおねがいします。


ぼくは歌が下手だ。


だが音痴ではなく、単に歌の技量が拙いのだ。


ぼくがカラオケに行くと、決まってコーラスを付けたりする人が出る。


手拍子もあれば低音パートの場合もあるが、実は両極端な連中のせいで釣られてしまって音痴だと言われるのが嫌なのだ。


酒に酔って調子外れの手拍子とか迷惑だし、妙に歌の巧いのがまるで自慢のように別のパートをやったりする。


そういうのがやりたいなら自分の歌の番の時にすれば良いのに、どうしてだかぼくの歌の時だけそういう事をするんだ。


いかにプロが相手でも、どんなに上手な人がやったとしても、ぼくは釣られるので自分の歌のパートがおかしくなるんだ。


もちろんそれは両方のパートがやれるからこそだとは思うけど、だからこそ自分の歌は自分だけで歌いたいんだ。


高音パートを録音して低音パートを歌った事もあるけど、やっぱりそれでも音程がおかしくなるからもうどうしようもないのだろう。


結局、双方を共に録音して、ミキシングをして始めてまともな歌になる。


仲間とのカラオケでは楽しむのが一番なので、調子外れになったにしても音痴と言われたにしてもそれが一番ではないんだけど、それでもやっぱり妥協はしたくないと思うぼくがいる。


だからカラオケにはいかないんだ。


行くならひとりで、マイペースで。


心行くまで楽しみたい。


そうだな、明日辺り……。


ちなみにトラを描くとネコになるのです。

そんな奴がネズミを描けば……。

なので描きません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ