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4.呪い

今回短いです。

「さて、色々と情報を貰ったところで本題に入りたいんだが、その敬語辞めないか?なんかむず痒い。」

「わかった。正直、さっきのは喋りづらくてかなわん」


 どうやらどっちも敬語は嫌らしく、意外とあっさり敬語を辞めてくれた。


「気を取り直して、本題に入るが何故病の治る果実が欲しいんだ?誰かが病に罹っているのか?場合によっては俺の光魔法で治せるかもしれん。」

「いや、病という訳ではないんだが、私の妹が呪いをかけられてな、いろんな奴に頼んだが呪いがレベル7で解呪は出来なかった」

「呪いだと?誰かにかけられたのか?」



 呪いとは、生まれた時からかかっているものと、誰かにかけられるものの二種類がある。その中でも1から10までのレベルがあり、レベルが高ければ高いほど効果も凶悪に尚且つ解呪も難しくなる。使用目的にもよるがレベルが5になれば死に至るものも出て来て、レベルが8は寝たきりになるものも多く精神にも異常が出て来るものもある。それにかかれば死ぬのも時間の問題だ。レベル9、10は、即効性がありかかったらほぼ間違いなく死ぬ……らしい。


 なぜらしいなのかというと、レベル9、10は掛けられる者も掛けられた者もおらず、誰も見たことがないからだ。だが、伝承や伝記に度々登場するためにあると言われている。因みにこれは全てシシカに教えてもらった。



「ああ、そうだ。」

「お前の妹も竜なんだろう?それがなんで呪いなんかをかけられたんだ、かけたのは誰なんだ?」


 そう、竜はこの世界で最強の一角なのだ。俺の様な神獣たちなら余裕だが、普通の魔物や人間なんかに呪いなんてかけられるはずがない。


「呪いを受けた経緯やどうやったかは知らんが、かけたのは死の大地の魔王だ」


 なるほど、魔王だとしたら納得だ。魔王の強さもピンからキリまであるが呪いをかけるぐらいは容易いだろう。


「死の大地ってどういう場所で、どういう魔王がやったんだ?」

「死の大地とは西の果てにある場所で、そこはアンデッドしか住んで居ない。そして、そこの魔王はアンデッドの最上位種のエルダーリッチだ」

「なるほど、それなら納得だな」


 アンデッドか、それも最上位種とは、それならそのレベルの呪いをドラゴンにかけることが出来ても不思議ではない。


「それじゃあ、早くその妹の所へ行こうぜ。案内してくれ」

「わかった、治せる可能性が有るのなら何にでも縋りたいからな」


 そして俺は、シーラに案内されながらシーラの妹の場所へと向かった。




最後まで見て頂きありがとうございました。

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