初めての仲間
神からの使命
気がつくと木々が広がる場所にいた
水の流れる音が聞こえ、木洩れが見える
弔「ここは…どこだ?」
突然の事で驚いていると頭の中に声が聞こえた
神『ここはね、君がいた世界とは違う別の世界だよ~!君にね、この世界でしてもらいたい事があるんだ!』
そう軽い口調で話しているのは神だ
弔「してもらいたい事?俺は何をするんだ?」
神『それはね…』
その刹那自分の周りの空気が変わった
神『君には…〘種族戦争〙を終わらせてほしいんだ』
そう神が言った
自分は感じた
神が言ったこの言葉に
悲しみなのか怒りなのか楽しみなのか
そんな分からないものを感じた
神『ま、僕はこの後用事があるから、後のことはガイドをつかせるからその娘に聞いてね~!じゃね!』
先程とは打って変わってとても陽気に話し終わって、頭の中で声が聞こえなくなった
???「あ、あの!」
頭の中ではなくすぐ後ろから女の子の声が聞こえた
そして後ろを振り返るとそこには
手のひらサイズの小さな妖精がいた
そしてその妖精はモジモジしながら
妖精「あ、あの…私ガイドを任されました、妖精です!」
緊張しているのだろうか、少し顔を赤らめていた
弔「あ、あぁ。よろしくな。君、名前はなんて言うんだ?」
そう聞くと、妖精の女の子は少し俯きがちで
妖精「わ、私…先程神様に創られたので、まだ名前はなくて…」
弔「そうだったのか…
そうだ、なら俺がつけてやろうか?名前」
そう言うと妖精の女の子は顔を上げ、とても驚いているような顔をしていた
妖精「よ、よろしいのですか?!」
彼女は驚いた様子だった
弔「あ、あぁ
そうだな……………………リア……なんてどうだ?
リトルフェアリーなら2文字とってみたんだが」
我ながらにネーミングセンスを疑うほどだった
妖精「……リア………とっても素敵です…」
彼女は顔をとても赤らめて答えた
その様を見ると…とても可愛らしかった
弔「それじゃあ、改めてよろしくな、リア!」
リア「はい!おにいちゃん!」
リアは満面の笑みでそう言った
一瞬固まってしまった
弔「お、おにいちゃん!?!?!?」
突然の事で思考が追いつかない
弔「おにいちゃんってどういうことだ?!」
そうリアに尋ねると
リア「先程、頭の中で神様がそう呼ぶようにと言われましたのでそう呼ばせていただきます!」
弔「あ、あ、あんの…………クソ神がぁ!!!!!!!」
こうして俺は《リア》と出会った
〘種族戦争〙とはなにか
リアから話されるその意味