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読了時間:約1分(200文字)

リセット【二百文字小説】

作者: 維川 千四号

 リセットしますか?

 【はい・いいえ】


 その文字だけが浮かんでいた。

 あれ? 俺、何でここに?


「死んだからですよ」


 どこからか響いた声が答えた。

 誰かは分からない。だけど不思議と納得した。

 そうだった。俺は引きこもり生活の末、風邪をこじらせ死んだんだ。


「で、リセットしますか? 全てを最初からやり直せますよ」


 答えは当然『はい』だ。今度は上手くやる。

 瞬間、俺の思考は途切れた。






「ま、今回もまたココに戻るんでしょうけどね」


 ぐるぐるぐるぐる。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 二百文字という条件で、なるほどな、と思わせるような文章を書いていると思いました。 『はい・いいえ』という観点から書くことは、なかなかないアイデアと感じました。 [気になる点] 二百文字とい…
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