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幸せな時間





side櫻




コンクールが終わり、

個展開催に向けて私たちは今までにないくらい忙しくなった。






「和、この布なんか違うよね?」


「え、嘘!」


「ほんと。似てるけど触り心地とか若干違くない?」


「ほんとだ…笹倉さんに連絡取ってみるね。」


「よろしく。あと沙耶ちゃん。

ここの数字とここ、打ち間違いあったよ。」


「すみません!すぐ直します!」






岩崎くんもチームリーダーとして

まとめてくれてるし…安心かな。








「櫻ちゃん、山ちゃんのスケジュール組み終わった?」


「うん。とりあえず、2週間はこんな感じ。」




ピラッと決まったスケジュール表を岩崎くんに渡した





「ありがと。」




全員がスケジュールを確認していないと

この忙しい中を効率よく動けないから。






「じゃあ、打ち合わせに行ってくるね。」


「はーい、気をつけてね〜」






会場の人と打ち合わせを今日から

事細かに進めていく。



径くんの初個展が成功するために。











カチャ



「お、今から行くんか。」


「うん。作業は順調?」


「おぉ、とりあえず型作ってる。」


「そっか。じゃあ、行ってきます。」


「いってら。あ、櫻。」


「ん?」


「いい寄られても無視すんだぞ。」


「はいはい。」




出かけ間際、絶対径くんから言われること。



いい寄られるなんて、そんなことないんだけど。



径くんは断固として引かないから


とりあえず承諾しておいた。








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