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おまけ


櫻side


「ね、どうだった⁇」


「大成功だったよ!」


「こっちも!」



キャッキャッと私たちは飛び跳ねる



和ちゃんの言っていた作戦、それはチョコレートで思いを伝えよう。

というものだった。



使ったお菓子の頭文字を五十音順に並べて

文字を読むと、文章になる。

ってものだったんだけど…




「たったの五文字だったから、すぐにわかったみたい。」


「私も。溜くん、こういうときに限って…」


「和ちゃんも、恥ずかしがり屋なのに よくやったよね。」


「たしかに すごく恥ずかしかったけど、あの五文字なら…なんとか」


「え!あの五文字は大丈夫なの?

結構ハードル高くない?」


「そ、かな?でも、大好きだよ、くらいなら…」


「え?」


「え?」






カコーン





どこかで ししおどしの音が聞こえる…






まの抜けた顔をした和ちゃんは

ニヤニヤとほおを上げ始めた。





「さーくらちゃんは、どんな五文字にしたのかなぁ〜?」


「し、知らない!!」






大好きだよ



漢字もOKだなんて思わなかった!




「ねーねー教えてよ〜」


「絶対教えない!」






今までで一番恥ずかしい、バレンタイン。



でも、少し、いやかなり、幸せなバレンタイン。














「あ、わかった!あいしてる、とか?」













やっぱり恥ずかしい!












fin.

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