クリスマス
季節外れですが、upできなかったので
今します(笑)
side溜
ううう…非常に悩んでます。
何をって?
和へのクリスマスプレゼントに、俺は猛烈に悩んでます。
「沙耶ちゃん、クリスマスはどうするの?」
「岩崎さん、独り身に嫌味ですか。」
「ち、違くて!」
「ふふっ わかってますよー、先輩へのプレゼントに悩んでるんですよね?」
「へっ⁉︎」
「わかりますよ、先輩が居なくなったのを見計らって私に言ってくるんですもん。」
クスクスと笑いながら、沙耶ちゃんは言った。
「岩崎さんから貰うものだったら、何でも嬉しいと思いますけどね?」
「そうかなぁ?」
「はい!」
…だとしても、何にしようか迷うわけで。
「え?クリスマスプレゼント?」
「うん。山ちゃんは何あげるのかなーって。
もう決まってる?」
「おうよ。」
「え⁉︎マジで⁉︎」
「うん。」
マジかーマジかーと頭を抱える俺に山ちゃんは笑いながら、アレだよ。と指をさした。
「あれ?」
「まだ未完成なんだけどさ、絵をプレゼントしようと思って。まぁ、櫻より先に見せるわけにはいかねぇけどさ。」
白い布にかかったそれは、見てもいいよ。
なんて言われても見られそうにない雰囲気があった。
それだけ、神聖な感じがしたんだ。
「櫻ちゃんの絵なの?」
「まぁな。俺しか知らない櫻だよ。」
優しい目をしながら、眺める。
「じゃあ、尚更見れないね!」
「ごめんな。」
「いやいやいや」
ありがとう、山ちゃん。
…だけど、絵は流石に無理だ俺。