ファミレスから出てみれば
主人公はモテキャラではありません。
モテている訳でもありません。
関西弁は主人公以外には犯罪的発言はしません。
主人公は関西弁に、からかわれているのです。
朝食を食べて、お腹一杯になった私達は、隠れ家に戻る為にファミレスを出た。
学校に行ってる筈の学生達が歩いているにも関わらず、誰も何も思わないのか、通行人の大人達に見向きもされない。
何だか不思議な感じ。
重美
「何で皆知らん顔してるんだろうね? 学生が学校にも行かずに堂々と町中を歩いてるっていうのに……」
紫音
「えみりんは知らないんだな。ゲームが開始された昨日から学校は閉鎖になったんだ」
重美
「ええっ?! ゲームの為に学校が閉鎖!? なんでそんな事に?」
紫織
「対象者をゲームに参加させる為よ。小学校,大学は閉鎖してないわよ」
重美
「そうなの? 中高生にとって今って大事な時期だよね? なのに休校しちゃって大丈夫なの?」
克己
「狩るか狩られるかの一大事に、暢気に学校で勉強なんかやっとれへんで」
重美
「そっか……それもそうだね? 手首切り落とされたら勉強どころじゃないもんね……」
紫音
「……まあ、それもあるかな? もっと大事なのは手首が無くなったらさ、えみりんと手も繋げなくなるって事だけど」
重美
「え?」
紫織
「そうよね~♪」
しのりん,しおりんが私の手を握って来た。
彼氏いない歴=年齢の私には何とも恥ずかしいシュチュエーション(?)だよ。
克己
「俺の許可なく重美の手、握るなや! 重美だって嫌がっとるやろ!」
紫織
「克己じゃないからいいのよ。克己が手を繋ぐと犯罪になるわよ。禁止よ、禁止!」
克己
「何で俺が禁止されなあかんねん! 犯罪になるかボケ!!」
重美
「んー……、セクハラとか痴漢に当たるんじゃないの?」
克己
「ちょっ、重美迄そんなこと言わんといてや! 俺、めっさ凹む──なんや?」
関西弁が言い終わらない内に、関西弁のスマホの着信が鳴った。




